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太山寺

2021-05-13 20:01:45 | 神戸市西区
2021年5月13日、太山寺にお参りしました。前回2014年5月8日にお参りしました。コロナ禍で、中々旅行もできないので、近場で再度、新緑の中での空気を吸いに散策です。
パンフレットより「当寺は天台宗の寺院です。973年(天延元年)12月8日の年紀をもつ『播州太山寺縁起』には藤原鎌足公の子、定恵和尚の開山、716年(霊亀2年)公の孫である宇合(不比等の子)の建立と伝える。宇合が明石浦摩耶谷の温泉で療養中、夢の中に薬師如来が出現した。薬師如来は、ここより東北の地に定恵和尚結縁の地があり定恵和尚は願望を果たせず寂したと示現したところ、宇合はその教示に従い七堂伽藍を整備し薬師如来の尊像を安置したという。元正天皇(715~723在位)の勅願所として、歴代天皇をはじめ一般民衆にいたるまで広く信仰を集めた。
 1334年(建武中興)の時は、朝敵北条勢を討つため大塔宮護良親王の令旨を受けて、当寺衆徒のめざましい活躍があった。寺運は大いに栄え、この地方の一大法城として南北朝時代には支院41ケ坊・末寺8ケ寺・末社6ケ社を持ち僧兵も養っていたが、世相の有為転変や戦火によっての興亡・浮沈は著しく、現在は龍象院・遍照院・安養院・歓喜院の5ケ坊となっている。
 播磨の名刹として幾多の戦乱や時勢の波にもまれながら1300年の法燈を守り続けて来た太山寺は、今新たな歴史を歩もうとしている。」
神戸市西区伊川谷前開224
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仁王門(重要文化財)
「仁王門は、もともと重層の楼門であったが、上層部を撤去した時に大幅に改築、現在は入母屋造・本瓦葺・棟高8mの八脚門である。」









水子供養

水子地蔵









中門

手洗舎







香炉



本堂(国宝)
「創立は不祥、1285年(弘安8年)の火災で前身の建物が焼失し、その後復興にとりかかり永仁年間(1293~99)再建された。規模は柱真々間で正面20.82m、側面17.76mと大きい。仏教の大衆化に伴い新しい仏殿の形式が成立した初期の例としてこの本堂は、極めて重要な遺構といえる。」













三重塔(兵庫県指定文化財)
「心柱宝珠柱の銘と棟札から、1688年(貞享5年)の建立とされている。屋根は本瓦葺で相輪は型通り、水煙は火焔型である。各層四隅の尾垂木には邪鬼を置いている。色は各層で異なり、下から白、緑、褐色となっている。初層内部の須弥壇には、等身大の大日如来坐像及び四天王立像が安置されている。」

















阿弥陀堂
「現在の阿弥陀堂は、1688年(貞享5年)に再建されたものである。本来は、天台宗の修法である常行三昧の修行堂であったが、堂の本尊である阿弥陀如来に対する信仰が高まるにつれて、阿弥陀堂として人々の礼拝の対象となった。丈六の阿弥陀如来坐像(重要文化財・鎌倉初期)は、時代は150年ほど違うが、宇治の平等院鳳凰堂にある定朝作の阿弥陀如来坐像とほぼ同じ大きさ(約2.74m)・様式である。」









護摩堂
「建立は、江戸時代中期(17世紀後半)と推定される。方3間の建物で、屋根は本瓦の宝形造りである。大黒天・不動明王・毘沙門天が安置されている。」





釈迦堂
「建立年代は江戸時代後期。構造は宝形造りで釈迦・文殊・普賢の釈迦三尊仏が安置され、花祭りなどはこの堂で営まれる。」





羅漢堂
「建立年代は江戸時代後期。四天王・十六羅漢・釈迦の四大弟子象が安置され塗組天井には多くの草花が描かれている。」














太子堂



稲荷社

宝篋印塔



地蔵尊

鐘楼堂

銅鐘



閼伽井橋



奥の院・地蔵堂

奥の院・稲荷社







龍象院







十三重の塔

別院宝光坊

成就院







歓喜院







磨崖仏不動明王(神戸市指定史跡)
「鎌倉時代後期の弘安年間(1278~1288)作、兵庫県下最古の磨崖仏で、太山寺の東側を流れる伊川の主流約300mの左岸にあります。対岸の旧道から見る花崗岩の岩壁、幅4mほどの岩面がやや平坦になった部分に、上下236cm、左右135cmの舟形を彫りくぼみが作られ、その中に像高175cmの厚肉彫りの不動明王像が刻まれています。念怒相の不動明王立像は迦楼羅炎光背を背負い、両眼は見開き、牙は向かって左が上、右が下を向きます。右手に宝剣、左手に羂索を持つ。頭上に花冠、左肩へ垂れる弁髪、胸前には条帚を複雑に組み合わせ、臂釧、腕釧などの腕飾りをつけています。全体的に丁寧な彫りで、眉根は渦を巻き、両目には点眼を入れ、剣や索を握る親指や手のひらの表現も素晴らしく、保存も良好です。」

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