「最強のふたり」と「ぼくたちのムッシュ・ラザール」

　最強のふたり

監督・・・エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ


出演・・・フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ、クロティルド・モレ、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ


★フランソワ・クリュゼasフィリップ・・・ 不慮の事故で全身麻痺になった大富豪

★オマール・シーasドリス・・・スラム出身の黒人青年


内容・・・車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、

実話を基にしたヒューマン・コメディー。

年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。

感想・・・良かった。

重い内容なのに、感傷的にならずに観れました。

異質のもの同士が、ぶつかり合いながらも次第に友情をはぐくんでく心が暖かくなる映画。

映画解説どおり、笑いと感動を与えてくれる良質なコメディーでした。


　ぼくたちのムッシュ・ラザール

監督・・・フィリップ・ファラルドー

出演・・・フェラグ、ソフィー・ネリッセ、エミリアン・ネロン

★モハメッド・フェラッグasバシール・ラザール・・・アルジェリア出身の中年男性（新任教師）

★ソフィー・ネリッセasアリス・・・教室で担任の女性教師の首つり死体を見た生徒

★エミリアン・ネロンasシモン・・・教室で担任の女性教師の首つり死体を発見した生徒


内容・・・ある小学校で女教師が首を吊って自死する事件が起き、

代用教員として採用されたアルジェリア移民の彼は、生徒たちと真摯に向き合う。


感想・・・映画は、衝撃のシーンから始まりケア対策に追われる学校側と、

間近に＜死＞と直面し、激しい動揺を抑えきれない子供たちの間で、

ラザールも密かに苦悩しながらも子どもたちと誠意を持って向き合う、

こう言う教育を受けるべきだと思った。決して分かりやすい映画ではないが、良かった。