まだ少しは 紅葉が見られるかもしれない と
南側の秋山から 倉岳山と高畑山に登りました。
穏やかな晩秋の一日でした。
浜沢8:25-(寄り道)-立野峠9:40-10:10倉岳山10:25-穴路峠10:45-
11:25高畑山12:15-穴路峠12:45-車道に出る13:25-13:50浜沢
3人(夫、mie さん)
ここは確か自然林だったはず と、同じコースを歩いた 4年前の春を思い起こし
残りの紅葉と冠雪の秀麗富士を見ようと 出かけてきました。
朝8時過ぎの上野原市秋山地区浜沢集落は
気温0度。まだ凍っていました。
浜沢バス停のそばの駐車スペースに車を止めて歩き始めますが
ここには 矢平山の登山案内が掲げられているだけで、倉岳山の文字はありません。
橋を渡って行くと『立野峠』の表示が見え、その先に薬師堂と大ケヤキがありました。
天然記念物の 浜沢の大ケヤキ は、幹周り8m
きれいに色づいたモミジを従えて
なかなかの風格です。
大ケヤキから歩き出してすぐの分岐で、先頭を行く夫が民家へ続く道を登ってしまい
ちょうど庭先にいられた その家のご主人に挨拶すると
この付近の山には、熊やイノシシ、シカもサルもいる と、話し出されました。
今年は ウリ坊を2匹捕まえたけれど 山へ放してやった とか
同じ 畑を荒らす動物でも、イノシシは南瓜4個食べればお腹いっぱいになって帰るが
サルは帰りがけにお土産まで持っていく とか 話がなかなか尽きません。
最後に、「近頃 熊が出没しているから気を付けて」 と見送られて
ようやく登山開始となりました。
始めは植林帯を登っていきますが、朝の光が差し込んでいるので 暗くはありません。
わずかに登ると自然林になり、まぶしい黄葉に包みこまれました。
黄金色のトンネルをくぐり抜けて
振りかえると
見えているのは 細野山あたりでしょうか。
高い梢に残りの紅葉を仰ぎ見ながら歩いて
立野峠に到着しました。
この立野峠から倉岳山、さらには高畑山まで
北側はほぼ植林で 南側は自然林という稜線を 歩いていきます。
倉岳山への登りでも
日射し はポカポカ、紅葉 はきれい、木々の間からは富士山 の白い頭が見え
足取りも自然と軽くなります。(そのわりには時間がかかりましたが・・・ )
倉岳山に到着しました。
北側には、大菩薩や中央線沿線の山々、奥多摩が
南側の木の間からは富士山が見えますが
枝が伸びてしまっていて、眺めは今一つです。
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右手に高畑山を見ながら穴路峠へ下って
わずかに登りかえした天神山からは、北側がよく見えていました。
こんなに急だったかしらと思いつつ
岩まじりの道を 休み休み登っていきます。
到着した高畑山には20人近くが休憩中でした。
高畑山~倉岳山は、駅から駅へと歩ける 人気のコースだそうです。
こちらも木が伸びてしまい、眺望は今一つ
おまけに富士山には雲がかかってきました。
《十二単を着ているような富士山》 だそうです。
雅な 女性的な 姿ですね。
暖かな日差しのなかで ゆっくりランチ休憩したあとは
地図に岩稜帯と書かれている 大桑山方面へ行ってみたいと思っていたのですが
明日も予定が入っていることだしと、あっさり下ることになりました。
帰り道は いつもちょっぴり寂しい・・・。
穏やかな おだやかな昼下がり
紅葉という大仕事を終え、高い梢に 茶色くなった葉を残した木々は
冷たい木枯らしに身を固くして耐える日々を目前にして
ほんのひととき 安らいでいるようにも見えました。
穴路峠へ下りたち、南側へ下っていきます。
穴路峠(上が倉岳山、左が鳥沢方面)/南側
下り始めは自然林でしたが
峠からほんのわずかのところで、頭上に鮮やかな色彩を見せた後
登山道は 植林帯に突入してしまいました。
私のこの先の記憶は、『何だか歩きにくい変な道だった』 なのですが・・・。
奥多摩並みの見事な杉林の先で
川の中を歩くという 『エレー道』になります。
(・・・・・ うん、うん、ここは覚えている)
(振り返って撮っています)
その『エレー道』の看板がくくりつけられている、旧秋山村の道標です。
描かれた虫たちが可愛い。 セミはマイクを持っています。
青くて丸いデザインは、かつての村章でしょうか。
突然 舗装道路になり、数分で車道に出ると、ここには倉岳山の表示がありました。
冬桜(?)の咲く のどかな風景の中、車道をぶらぶら歩いて 浜沢に戻りました。
冬桜/つるやさんの「王の入まんじゅう」 @150
駐車場所で出会った男性は、秋山二十六夜山へ登ってきたそうです。
帰り道の車窓から見える山々には 色づいた斜面が多く見られましたので
一週間前には さぞ素晴らしい彩だったことでしょう。
ほとんど歩いていないこの付近へも、また出かけて行こうと思いました。
大月近辺の山は高川山くらいしか登ったことが無いのですが、
なかなか感じの良い山ですね。この辺りの山からは富士が
見えると言うのが羨ましい!!。
このあたりは駐車場がないので未踏の地域です。
行ってみたいとは思いますが、なかなか足が向いて
いません。でも、きれいな富士山を見に行くのはいいなと
思いました。
地元のおじさんとお話ししたりするの好きです。
あまり長いのは・・・ですが。それも旅の楽しみの一つですね。
下りの寂しさ、わかります。
この冬にはこのあたりにも出没してみようかな。
(。-_-)ん?
桜も・・・・春もかぁ・・・・
あぁ・・・・山へ 行きたいなぁ
・・・( ̄。 ̄ )ボソ...
中央沿線の秋山山稜は、電車派には非常に便利な山で、特に富士山が見える倉岳山~高畑山は人気の山ですが、
駅から歩くので、どうしても北側ルートばかりになってしまいます。
無生野のバスも、登山に使えるのは朝・夕1便ずつなので、
はなねこさんの歩かれたルートはとても興味がありました。
明るくて、日当たりもいいので紅葉もとってもきれい。
連休最終日でも、このルートは静かで良さそうですね~
北側ルートは植林が多いので、私もいつかこちらから行ってみようと思います。
以前はもっと眺望が良かったそうです。
高川山ほどではありませんが
この十二単を着た富士山も私は気に入っています。
このあたりは低山でも富士山が見えるのが嬉しいです。
インレッドさんも遠征にお出かけください。(^-^)
これからの季節、低山はいいですね。
駐車場所ですが、この浜沢バス停横に7、8台は止められそうです。
この先を無生野方向に向かってすぐ左側の
二十六夜山登山口のあたりにも数台止まっていました。
この日は農家のご主人ともたくさん話をしましたが
登山途中で出会った地元の男性とも話が弾み、面白かったですよ。
こんなふれあいも低山の楽しみですよね。(^-^)
季節の移ろいは、あっという間ですね。
もう冬になってしまいました。
ROCKYさんは今は我慢のときみたいですが
早く山へ行かれるようになるといいですね。
浜沢からのルートは、自然林でよかったですよ。
本当は、上野原からのバスで浜沢から登って
帰りは高畑山から駅へ下りたかったのですが
車で行くことになり、しかも短時間で戻りたかったので、このルートでした。
九鬼山へつなげるのもいいし、矢平山方面へも歩きたいし
いろいろ考えると楽しいですね。
21日は高川山ではなくこちらへ行こうかという案もあったのです。
鳥沢から梁川のコースは何度か歩いているので止めたのですが
上野原から浜沢というルートはこのときは思い浮かびませんでした。
こんど行ってみよ~♪
まだこんなに紅葉が残っているのですね!
はなねこさんは、花にしても紅葉にしてもタイミングを読むのが上手ですね~
私なんか、追っかけばかりなので「一週間は早ければ…^^;」のパターンばかりです。
とはいえ、山はいつ登っても気持ちがいいものですね!