東京オリンピックが開会予定だった 7月の 4連休は
コロナ感染者が急増していることに加え、お天気もいまいち
否応なしに stay home の我が家です。
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今日は 思いついて
冷凍しておいたクサギの実で 布を染めてみることにしました。
葉に悪臭があることから クサギ(臭木)
でも、夏になると臭いは薄れ
白い花が咲くと、芳香を漂わせるようになります。
そして 秋には、カラフルな実が。
クサギの実が 青色の染色材になると 知って以来
いつかやってみたいと思いつつも
その実は 簡単には 手に入らなかったのでしたが
昨年、台風で折れてしまったクサギの枝に実がついているのを見つけ
採って冷凍しておきました。
冷凍前
解凍するとシワシワ、でも 問題ないとのこと
計ってみると、クサギの実は 約 40g
これを 水 300cc と一緒に鍋にいれて 20分煮だし
二重にした晒で濾すと、濃い青緑色の液体ができました。
(晒の代わりに、今夏は出番のない 豆絞りを使用)
さらに、濾した実をつぶして 水300ccを入れて
同じように 20分煮込んで作った 二番絞りを加えた液に
白いガーゼのハンカチを投入
弱火で 20分煮た後
色が出なくなるまで 何度かすすぐと
こんな色になりました。
これを陰干しすれば 完了
綺麗な ブルーに染まりました。
実を濾すのに使用した豆絞りは
ハンカチを染めた後、残った液を薄めて煮だしたところ
ほのかにブルーがかった色に染まりました。
クサギの実は、タンパク処理や 媒染をしなくても 木綿が染まります。
洗濯を繰り返すうちに 色は薄れていくようですが
お手軽なのがいいですね。
実を採るときにはすでにこんなことをしようと
計画してたんですね?!
素敵なブルーに染まりましたね~
とっても涼し気♪
以前、葉や果実は食用になると聞いていたので
恐る恐る青い実を口に入れたら、渋くて食用不可
でした。
でも、実はなかなか集まらないし
何を染めたら楽しいか思いつかなくて冷凍しておきました。
雨続きで暇だからとりあえずやってみたら、考えていたよりも濃く仕上がりました。
楽しかったです。
じつは、これで夏用マスクを作ろうかなと思ったのですが
葉は食用になるとあちこちに出ていますが、実については全く触れられていなくて・・。
サクラスミレさんのおかげで、渋くても、有毒ではないことがわかりました。
ありがとうございました。
今回の記事の表題にしようかとも考えたのですよ。
人が集まらなかったのですか・・。
やってみたら絶対楽しいと思うのに、イベント開催は難しいものですね。
絹を染めるとエメラルドグリーンになるのですね。
今度、実が集まったら、ぜひやってみたいです。
葉は臨済宗妙心寺派の精進料理に使われるということで採ってきて食べたことがありあす。
湯通しすると匂いも消えて食べられますよ。味は味付けが上手ならいけるといったところでしょうか?また食べるかというと私は食べません・・・
私は キノコで自家中毒を起こして以来、どうも慎重すぎるきらいがあって
クサギにかぎらず、食べられると聞いてもなかなか試してみませんでしたが
お花や実を見ただけで その植物のことを知ったつもりになってはいけませんね。
若葉が手に入ったら、一度 食べてみようかなと思います。
って驚いたら、なるほど冷凍しておいたんですか。
名案ですね。
でも、そもそも沢山手に入らなくてはね。
私は5粒ほどしか採れなかったので、
毛糸一本分にしかなりませんでした。
ロクショウグサレキンはだいぶ溜まったので、
そろそろ試してみようかな。
昔、市販の染料でいくつか染めたことがありましたが
植物で染めるのは、なんだかとても優しい色になる気がします。
綺麗なブルー、これでマスク?(^^;)