アカヤシオの季節に
大持山~小持山~武甲山と
歩きました。
生川登山口8:50-妻坂峠9:40-大持山11:00-小持山11:50-(ランチ)-
シラジクボ13:05-13:45武甲山14:20-15:40一ノ鳥居15:55-17:15横瀬駅
4人( 山塔花さん、Yさん、夫 )
今回お誘いいただいた 「季節の風香」の山塔花さんとの出会いは、3年前の6月
中学の同級生だった夫とYさんとが、 秋田駒ヶ岳で40数年振りに バッタリしたときに遡ります。
その後、Yさんと同行されていた 山塔花さんが、偶然 「はなねこ山」を見つけてくださって
『 あぁ♪ あのときの・・・』 ということになったのですが
出会った場所が チングルマの咲き乱れる 馬場の小路(通称ムーミン谷)という
花好きにとっては最高のロケーションだったにもかかわらず
お互いに2人連れだったということ以外には、何も覚えていないという状況なのでした。
* * * * * * * * * *
最寄駅でYさんと、そして 芝桜見物で混雑する 西武秩父駅で 山塔花さんと待ち合わせて
武甲山の麓、一の鳥居までタクシーで入りました。
前日までの雨で水量の増した 生川の流れに、川沿いの新緑が映える 渓谷を見ながら
植林帯を少し登ると、若葉の輝く登山道になりました。
先頭を行く 花好きの山塔花さんが
次々に お花を見つけては、教えてくれます。
言われなければ 気づかなかった
初見(多分)の ニッコウネコノメソウには
最近、探究心が少し薄らいでいるかも と
早くも反省させられます。
ニッコウネコノメソウ/コガネネコノメソウ/トウゴクサバノオ
ミツバコンロンソウやヒトリシズカ、ハシリドコロなど
咲いている花はわずかでしたが、今日は何より 緑がきれいなのが嬉しい
登りついた 妻坂峠は
石仏が置かれた とても雰囲気のいいところでした。
山肌を削り取られ 無残な姿をさらしている 反対側が、信じられないくらいです。
小休止の後、自然林の急登を大持山へと向かいました。
途中で振り返り見る 武川岳は大きく
咲き残りの カタクリの花や
わずかに咲いている エイザンスミレを撮りながら登っていくと
大持山が見えてきました。
「アカヤシオの木が見えないなぁ・・・」
山塔花さんの 衝撃的な発言に 少しだけがっかりしたものの
緩やかになった登山道は 素敵な散歩道のようで、ここを歩くだけで充分満足できそうです。
頭上の透ける葉っぱや
姿を見せ始めたスミレたちを見ながら 進んで行くと
フモトスミレ/エイザンスミレ/ワチガイソウ
大持山と鳥首峠への分岐からは
登ってきた方向に、武川岳から伊豆ヶ岳
蕨山といえば、今朝 乗り換え駅でバッタリお会いした sanpo さんが向かわれたはず
アカヤシオが一花でも見られれば・・・との願いは、叶ったでしょうか
痩せ尾根を通り、わずかに登ると
西側に都県境尾根が見える山頂では
写真だけ撮って、小持山へ向かいます。
馬酔木の幼木が目立つ登山道には、アカヤシオが見られるようになりましたが
悲しいほどに花付きが悪く、また昨日までの雨のせいか、花が傷んでいました。
それでも
両神山が望める こんな展望地に咲いていたり
武甲山を背景に咲いていたりして
花は少ないながらも、アカヤシオをそれなりに楽しむことはできました。
そして、岩場を何度か通って小持山(1273m)へ着くと、ここが一番の花盛りでした。
青空に映えるピンク色
小持山の山頂も狭く、ランチはもう少し先にしましょうと、岩がちの道を下りましたが
シラジクボまでの登山道脇には、白いナガバノスミレサイシンがたくさん咲いていました。
山塔花さんによると、この辺りではほとんどが白花なのだそうです。
途中から出てきた 冷たい風を避けて 日溜りランチの後
鞍部のシラジクボ(1088m)へ
ここを右手に下れば、一の鳥居へ
左へ行けば、長者屋敷の頭へ出ますが
武甲山まで登る元気は、まだ残っていそうです。
お天気もいいことだし、登ってみましょうか。
お花も咲いているそうですし
登山道左手の 芽吹いて間もない カラマツの下には、バイケイソウ
そして、バイケイソウのそばで日向ぼっこしている この花
沢の近くや半日影で見ることの多い ニリンソウが花盛りでしたが
丈が短く、花は蕾からすぐに開き切ってしまうようで、ほとんどが平開状態でした。
この南面の登山道では、咲き広がる タチツボスミレとニリンソウに混じって
鮮やか色のフデリンドウが、ミツバツチグリが
フデリンドウ/タチツボスミレ、ミツバツチグリ
マルバスミレ、エイザンスミレ、そしてナガバノスミレサイシンまでもが 私を呼ぶので
ついついみなさんをお待たせしてしまいました。( 少しは遠慮してたんですが・・・ )
生川への分岐(現在通行止め)で
今日辿ってきた 大持山から小持山の稜線を眺めると
御嶽神社はまもなくでした。
山頂は神社の裏手で
金網の下には削り取られている山肌が見え
目を上げると秩父の街が望めました。
羊山の芝桜をズームアップしてみると
昨日までの雨に痛めつけられてしまったと、タクシー運転手さんに聞いた通り
残念な様子でした。
そして、山頂標横の石に刻まれた数字は
かつての山頂(1336m)、41m下に移された 三角点(二番目の山頂)
山頂標のある展望台 三番目の山頂(+9m、立入禁止柵内にある 最高地点)と
この山の苦難の歴史が刻まれているのだと 山塔花さんに教えられると
武甲山がいっそう哀れに思えてなりませんでした。
予定では ここからタクシーの手配をするつもりでしたが、なんと携帯は圏外です。
生川へ出て、途中から連絡しようということになり、表参道を下って行きます。
杉林の中を行くこの道は、変化がないものの よく踏まれて歩きやすく
途中の大杉を見上げ
不動滝にパワーをもらって
一の鳥居まで下りてきました。
( 狛犬さん、ただいま )
タクシーを呼んでも 渋滞で時間が読めないとわかり
横瀬駅まで歩くことになりました。
受難はさらに続き
乗り込んだ電車も混雑していて立ち通しでしたが
いつもより長時間歩き通せたことは
ちょっと嬉しい気分で
アカヤシオの花は少ないながら、たくさんのスミレや可憐な花に出会え
新緑につつまれた 気持ちの良い山行でした。
ヒナスミレ/ナガバノスミレサイシン/マルバスミレ
タチツボスミレ/ニリンソウ/ミツバコンロンソウ
誘ってくださった 山塔花さん、Yさん、楽しい一日をありがとうございました。
アカヤシオ、ことしはどこもあまりよくないようで残念でしたね。
でも、青空がとってもきれいで気持ちよさそう。
で、また、sanpoさんとバッタリだったのね!
はなねこさん、バッタリ度数高いですね~。
私は結局お天気あんまり良くないので
どこへも出かけない連休でした。
…って、いつもお休みなんですけどネ(^_-)
自分は11時頃には小持山にいましたので、ニアミスでした。
今年のアカヤシオは雨にたたられて残念でした。
でも、写真にも写っていますが、本当に妻坂峠付近の新緑は素晴らしかったですね。
やっぱり5月の山は楽しいです。
また、何かの機会にどこかの山でお会いできたらいいですね。
今年のヤシオは何処でも裏作の年のようです。
ヤシオツツジが今頃、この辺りで丁度見頃な山は、
やはり両神山辺りでしょうか。
ちょっとしたことですが ・・・
・ 「子持山」ではなく「小持山」です。「子持山」は群馬県の真ん中辺りに実在します。
・ 1304mは展望台の標高ではなく、立入禁止の柵内にある最高地点を指しているようです。
芽吹きの時期の山は清々しくてホントに気持ちよいですね。
今年はごこもアカヤシオは良くない感じですね。
これからツツジの本番だというのに、ちょっと気になります。
>ついついみなさんをお待たせしてしまいました。
スミレが出てくると...毎度のパターンではないですか^^;
そういう自分もまだまだスミレ行脚は続きます^^;
当地でもこれから、ミヤマ、コミヤマ、サクラ、シロ、キバナコマ、ウスバに
今年はヒメスミレサイシンもゲットしたいし、
さらに欲をいえばシロバナのサクラも・・・なぁんちゃって^^;
そうですね。
新緑が気持ち良くて、歌いたくなるような日でした。
アカヤシオはどこも悪いと聞いていたので
特別がっかりというわけではありませんでしたよ。
また来年行けばいいですものね。
sanpo さんにもバッタリして、いい日でした (^^)
ようこそ♪ コメントありがとうございます。
小持山に11時ということは、かなりの早出か
かなりのスピードで歩かれるか、どちらかですね。
妻坂峠は、すてきなところですね。
新緑がきれいで、のんびりお昼寝でもしたいくらいでした。
こんな日にお会いできたらよかったですね。
桧沢岳よりは、ずっとずっと花が少ないようです。
それでも、この時期にしか見られないアカヤシオなのですから
いいお天気の日に行けてよかったです (^-^)
私はまだ行ったことはありませんが
両神山にもアカヤシオが多いようですね。
いつか運転手さんをその気にさせて、行ってみたいと思います。
お世話になりました。
新緑の中を歩けて、気持ちのいい日でした。
アカヤシオのきれいなピンク色も見られましたしね(^-^)
小持山でしたね。あぁ・恥ずかし(^^;)。直しておきました。
1304mのほうは、これでいいでしょうか。
教え甲斐のない オバサンですみません。
またよろしくお願いしますね♪
あら、やっぱり突っ込まれちゃいましたね (^^;)
Hgさんやみなさんにもご迷惑をおかけしてましたね。
ゴメンナサイです。
ところで、奥多摩にヒメスミレサイシンがいるのですか?
ちょっと意外です。シロバナのサクラスミレは華やかでしょうね。
スミレもまだ続きがあって、忙しいですね。