dear bambino

2005年7月に生まれた息子bambiと、私の「好きなものたち」のお話。

若草の頃

2006-04-13 18:28:56 | music
ジメジメした中にも、暖かさを感じる空気。
雨上がりの、もわっとした空気に、
土や草の匂いを感じると、
まさに、カヒミさんの『若草の頃』な今日この頃。

-虫が笑う 土にとける

お買い物の途中、草に止まっている虫を見つけて、
このフレーズをふと思い出しました。

ここ数日の、すっきりしないお天気のように、
どんよりした気分が続いていた毎日。
物事が、自分の思うようにいかなくて、
必死になればなるほど、空回り。
でも・・・

-悲しみの雨が今 虹に変わる
  闇は消える 草が揺れる

バックで鳴るギターに慰められ、チェロの音に癒され、
心の闇も少しは消えてくれただろうか。

カヒミさんの音楽は、いつも自分を取り戻すきっかけをくれます。
それだけ、彼女の存在は私にとって大きいのです。

『Les Demoiselles de Rochefort』

2006-02-07 23:34:47 | music
久々に音楽の話を少々。
それも映画音楽です。

『ロシュフォールの恋人たち』
ジャック・ドゥミ監督作品のサウンドトラック。
音楽はミッシェル・ルグランが担当。

ドゥミ&ルグランと言えば、
カンヌでグランプリをとった『シェルブールの雨傘』で有名なコンビ。
どちらも、主演はカトリーヌ・ドヌーヴという、
60年代のフランス映画では最高の組み合わせなのでは。

軽快ながら、層の厚みのあるジャズ。
ストリングスとピアノの絡む音が、本当に素晴らしい。
映画自体がミュージカルになっているので、
音楽のみでも楽しめる作品。

ミュージカルなだけあって、セリフは全部歌。
だから歌は、あえてキャストとは別の歌手に歌わせるという、
大胆な手法を使っている。
でも、「双児姉妹の歌」なんかを聴いてると、
まさしくジャケットの画そのもののイメージです。

冒頭の曲「キャラバンの到着」は、
某自動車メーカーのCMに使われていたこともあって、
一時期はテレビでよく耳にしましたね。

私が初めてこの曲を知ったのは、
もう十数年前のラジオ『Martians go home』。
懐かしいな。フリッパーズギター。
当時、2人がぼそぼそと話す声に耳を傾け、
流れた曲をあてもなく探したものでした。
彼らがルグランを好んでいたのは、後から知った事実で、
私がドゥミ監督を好きになったのとは、全くの偶然。
こんなところで繋がるなんて!
思わずニヤリ、です。

WHEN YOU CLOSE YOUR EYES

2005-09-07 21:46:02 | music
bambiを寝かせる時、
ゆらゆらしながら鼻歌まじりに歌ってます。

カヒミ・カリィさんの『WHEN YOU CLOSE YOUR EYES』

子守唄、なんてよくわからないし、
歌を歌うのも上手じゃないけど、
もともとこの曲は大好きだったし、
歌詞もなんとなく、bambiに歌ってあげるのに向いてる気がして。

曲自体は、カヒミさんのささやくような声と、
ギターとハーモニカのシンプルな音で、
しっとりと聴きたい曲。

When you close your eyes
I am close to you
Don't forget it cast a spell over you
We don't need a fairytale
We'll jump over the rainbow

When you close your eyes
Our feeling begin to growing everyday!

When you close your eyes
You will find our love
When you kissed me
The miracle has happened
Hou many little stars falling over you and me?

When you close your eyes
We'll certainly catch ourselves, someday!

La la la la...

大好きなひと-Kahimi Karie

2005-07-03 17:04:18 | music
カヒミ・カリィという人を知ったのは、高校生の時。
もう10年以上も前のこと。

フランス語や英語の歌詞を、ささやくような細々とした声で歌う彼女の曲は、
最初、あまりに声が小さくて、印象に残るものではなかったけど、
その存在は、なぜかとても気になるものでした。
どちらかというと、珍しい名前や整った顔立ち、
そんな音楽以外の部分に惹かれたのかもしれない。

でも、『girly』というCDを買い、何度か聴いてるうちに、
その細々とした声が好きになっていました。
好き嫌いって感覚的なものだから、何で好きになったのかは正直よく覚えてないけれど、
私の感覚も、なかなか間違ってなかったんだな。
次第に曲だけでなく、カヒミ・カリィその人に憧れを持つように。

そうなってくると、頭の単純な私は、彼女の真似を始めるわけです。
音楽はもちろん、ファッションや髪型、お化粧品までいろんな影響を受けました。
(x-girlなんて、まさにその代表みたいなもの。)
今も、少なからず影響は受けているけれど、
ある程度、自分の中で消化できるようにもなりました。
私も年を取ったってことね。

彼女の音楽は、常に変化してきているように思います。
変化を恐れないその姿勢こそ、私は影響を受けるべきなのかも。

I can be anything I wanna be (『ELASTIC GIRL』)

そう言えるには、まだ時間がかかりそうだけど。
今までも、これからも、彼女の存在は欠かせません。

FANTASMA

2005-06-06 18:37:31 | music
今日は朝からいいお天気。なので、早速お洗濯。

日中は、テレビをつけると何も手がつかなくなってしまうので、
テレビではなく音楽をかけて家事をします。
最近はめったにCDを買わなくなったので、聴くのは大体昔買ったもの。

今日は夏っぽいのが聴きたいと思ったので、corneliusの『FANTASMA』。
これが夏向けのCDかどうかはわからないけど、
発売されたのが97年の8月だし(もう8年前!)、
このアルバムを一番よく聴いてた時期が、短大時代の夏休みだったので、
(ハマったのは、買ってしばらく経ってからだったのね)
私の中では、なんとなく夏のイメージのあるCDです。

当時は、毎日のようにバイトをしてたなぁ。
朝っぱらから開店準備をしたり、1日に2度シフトが入ったり、
学生時代は、鬼のようにバイト、バイトの人生でした。
その割にはちっとも儲からなかった気が。
そんなことを思い出しながら、今となってはのどかにお洗濯。

それにしても、小山田くんの音楽はいつ聴いても新鮮。
corneliusのアルバムの中でも、『FANTASMA』は盛りだくさんな感じで、
「MONKEY」なんて、おもちゃみたいで面白い。そしてかっこいい。
海外で評価されているのも納得。