ハンマーがふりおろされる、ような希ガス

客観は少数の確信犯が作るわけですよ

「夕凪の街 桜の国」、「長い道」

2005-12-01 00:00:00 | マンガ

以前、こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」をご紹介しました。ハンマーがふりおろされる、ような希ガス:夕凪の街 桜の国


で、私も布教に勤めているわけで、この本を、知り合いの女の子に贈ったのですよ、この感動を分かち合ってほしいと思いまして。しかし、なんとですよ、このプレゼントに対するリアクションは


「ありがとうでも私『マンガ』ってうまれてこの方読んだことが無いのよ・・・」


というものでして・・・・うーんまずマンガ読んだことが無いというのが信じられんのだが・・・


実際ぱらぱらめくりだして、「これってどっちからどっちに読んでいけばいいの?」とか、「セリフと絵はどっちを先に読めばいいの?」と彼女は言うので、アレこりゃ本当だなと思いました。


マンガを読みなれていないと、このマンガでのさまざまな手法とか(突然被爆直後の背景がフラッシュバックしたり、紙ふぶきが桜の花びらに変わる中で現在から過去に場面が推移したり、といった)わかりづらいだろうなぁ


「まぁ繰り返し3回くらい読めばわかるんじゃない?」とアドバイスしたんですが


うん、でもまぁ、しょうがない。でも、俺が感動したことと言うのを、身近な人と分かち合えないというのはちょっとツライ正直。

皆さんどう思われますか?(コメント求む・・)

* * *


あ、あと「こっこさん」「長い道」も買いましたよ。自分は、ぶっちゃけ今まで「ほのぼのファミリーもの」ってバカにしていたんですよ。やはりマンガは非日常性のエンターテイメントだろうと(まぁ長い道も非日常的といえばそうなんだけど)。


いやでも特に「長い道」を読んで見ると、登場人物の心の機微を表現するさまざまな表現、実験的な手法ができるものだなぁと、あらためて見直しました。


ただ単に「道」にと言うキャラに萌えてるというわけではない。(「こっこさん」では「ちくりん」が萌えるんよ。と率直に言えるが・・)


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