ハンマーがふりおろされる、ような希ガス

客観は少数の確信犯が作るわけですよ

こりゃあんまりだ!社保庁の人事評価制度

2008-02-28 00:21:55 | 労働

そもそもね、『人事評価制度』ってものをわかってるのでしょうか?

一定期間内の実績を“客観的に”測定して、評価者が被評価者を、ランク付けする制度ですよ。

評価者(上司)が人事評価において陥りやすいエラーとして「ハロー効果http://www.kantokushi.or.jp/lsp/no608/608_02.html」が挙げられていますが、過去に懲戒を受けてるからといって、それが影響して、過去1年の仕事に対する評価を低めにつけるというのは、明らかに誤りだ。

* * *

だいたい、過去に処分を受けた職員で、なんとか、そのマイナスをとりもどそうと、必死になってがんばった人が、高評価を得たということでしょう。

それを単に「高評価だから、悪い」という主張をするのは、モチベーションのある職員の士気をくじくだけだ。

そもそも、そういうがんばって実績を上げた職員をけなすのは論理的におかしいね。(長妻議員がおかしいんか産経がおかしいんかは、この記事ではわからんけど)

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以下引用

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000076-san-soci

 
社保庁 問題職員また高評価 再生会議の提言無視
2月27日8時1分配信 産経新聞


 社会保険庁が昨秋行った職員の勤務評価で、国民年金保険料の不正免除・猶予問題などで過去に懲戒処分を受けた職員を上位の「S」や「A」評価としていたことが26日、社保庁が民主党の長妻昭衆院議員に提出した資料で分かった。

 社保庁は平成18年の勤務評価でも同様の甘い評価を行い、政府の「年金業務・組織再生会議」から「人事評価に問題がある」との指摘を受けていた。人事評価が改善されていないことが新たに判明したことで、社保庁解体後に年金業務を引き継ぐ「日本年金機構」の職員採用基準に大きな影響を与えそうだ。

 社保庁職員の勤務評価制度は能力主義を導入しており、収納率状況といった実績を評価する「実績評価」と普段の仕事ぶりをみる「能力評価」に分かれ、ボーナス額や昇給などを査定。ランクは上からS、A、B、C、Dの5段階。

 社保庁によると、実績評価(対象期間19年4~9月)では、国民年金保険料の不正免除・猶予問題や年金情報の「のぞき見」などで過去に懲戒処分を受けたにもかかわらずS評価を受けたのは2人、Aは15人。能力評価(18年10月~19年9月)ではSが2人、Aが14人いた。職員が懲戒処分を受けた時期はいずれも評価期間内ではなかった。

 社保庁解体後の「日本年金機構」の基本方針を検討する年金業務・組織再生会議は昨年10月、新機構の職員採用基準の中間報告で、新機構への移行では過去の処分歴を勘案して採用の可否を決める方針を打ち出した。

 ところが、処分を受けた職員が上位評価を受けていたことが判明、現在の社保庁の勤務評価制度を抜本的に改善するよう注文も付けていた。

 社保庁は「今回の勤務評価期間に懲戒処分を受けていたケースはない」として問題視しない考えだが、今回の勤務評価は再生会議の中間報告後に実施されており、提言を無視した形。再生会議は今後、社保庁の勤務評価に代わる基準づくりを求められそうだ。

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