いつもの悪い先輩が「今週の美味しんぼは遺憾だ!」というので、久しぶりにスピリッツ読んでみたら「ワールドカップには負けたけどがんばれニッポン!!」みたいな内容。
まぁ、たわいも無い内容だとは思うんですが、雁屋先生のような政治意識の高い漫画原作者が、無自覚にナショナリズムを礼賛するとは、どうしちゃったの?というのが率直な感想。
私もナショナリズムをまるごと否定するつもりは無いのです。帝国主義(あるいはスターリン主義)の支配構造を崩すためのたたかいに被支配化の国民が結束するためのナショナリズムは必要だと思う。
まぁただ先進国の日本ではナショナリズムといっても、せいぜい“劣等民族をバカにすれば、我々日本民族は優越感を得る”というレベルのものだしねぇ・・それも侵略戦争の正当化や先進国が途上国を搾取することの正当化につかわれるのがオチ。
雁屋先生にはワールドカップやらオリンピックやらでふりまかれるナショナリズムの欺瞞を書いてほしかったのですが、料理と関係ないから美味しんぼじゃ無理だろうけど、マンガ「日本人と天皇」のコンビでどうかな!?
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ナショナリズムとは関係ないけど、スピリッツには「対米従属をやめてアジアの連帯を!」と熱く語ってた漫画があったよね。いつの間にか終わってたなぁ・・・
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後で小熊英二の「民主と愛国」あたりを読み返そうかな。浅羽道明の「ナショナリズム」あたりも
仕事が忙しくなり、読めない期間が出来ると(本当に不思議なのですが)イライラして我慢できなくなるのですね。
(読みたくて)仕事中ずっと大好きな連載の続きが気になり、ダメだと思っても落ち着かないのです。
私は、大人になってこんな何かの中毒みたいになるのは社会人として的確でないと半年(なぜか)耐え、今はほとんど読まなくなりました。
書き込みしていただいたので私も書き込みいたします。
さっき上記の文を作ってたら変なボタンを押してUPされてしまいました。
付け足しです。
美味しんぼ、読みたくなって後でブックオフにでも行って見ようと思います
雁屋先生のような政治意識の高い漫画原作者が、無自覚にナショナリズムを礼賛するとは、どうしちゃったの?というのが率直な感想。
へえ。美味しんぼは美味しいものを食べまくってるだけでないのですね。