プロ野球選手名鑑

この時期になると毎年購入しているものに「プロ野球選手名鑑」がある。


これが今年の2014年度版。

プロ野球をTV観戦するときは必ず手元に置いてあり，
「へえ～，岐阜県出身か」とか
「あ，この人もPL出身だったのか，ということはあの選手の１年後輩？」とか
「ふーん，意外と年俸安いんだ」とか
「最近見ないと思っていたら，このチームに来ていたんだ」とか
「あれ？もう３７歳か，もっと若いのかと思っていた」とか
「なんでこの写真使うかねぇ」とか
全くどうでもいいことを知る貴重な資料源となる。

公式戦の全試合日程はもちろん，
全く見ないけど，ファームの全試合日程まで載っている。

意外に楽しいのが，解説者の情報。
あれだけ騒がれた大スターが今では地方の地味なラジオ解説者だったり，
もともとよく知らない選手がそれでも解説者として生計を立てていたり。

この仕事は本当に大変なんだと思う。
毎年，元有名選手何人かが解説者になるけど，
(例えば今年なら阪神の代打の神様，檜山進次郎とか）
昔からずっといる解説者が引退とかしない。
（例えばフォークの神様，杉下茂　８９歳！　とか）
おまけに地上波の野球放送は激減している。
完全に供給が需要を上回っている市場なのだ。



それはさておき。

プロ野球選手名鑑の楽しみはその歴史にもある。
毎年買っているから，
過去の名鑑を見て当時を懐かしむという楽しみ方もある。




これが１０年前，2004年の選手名鑑。

表紙の写真は

セ・リーグ
阪神：井川慶
中日：川上憲伸
巨人：高橋由伸
ヤクルト：宮本慎也
広島：黒田博樹
横浜：佐々木主浩

パ・リーグ
ダイエー：城島健司
西武：豊田清
近鉄：大村直之
ロッテ：小林雅英
日本ハム：新庄剛志
オリックス：谷佳知

黒田は今年もヤンキースで先発ローテーション。
すごいピッチャーだなあ。
高橋由伸，今年も頼むぞ。
谷佳知は今年からまたオリックス復帰，がんばって。
後ろの髪の毛がうっとおしかった井川も今はオリックス。
なんてこと書き出すと長くなって仕方ない。

さらに１０年さかのぼろう。



今から２０年前，1994年の選手名鑑。

表紙には入団２年目の松井秀喜と
入団８年目の清原和博。

片や国民栄誉賞，片や薬物疑惑。
う～ん，人生いろいろ。

この選手名鑑をいつごろから買いだしたのか，
よく覚えていないのだが，
手元にある一番古いのがこれ。



1987年版。
今から２７年前。

表紙は５人。
前年に新人で３割３０ホーマーを達成し，新人王に輝いた西武，清原。
大リーグから鳴り物入りでやってきた近鉄，オグリビー。全然ダメだった。
巨人は江川卓。当時は槇原も桑田も齋藤も西本も水野も鹿取もいて，投手王国ができはじめるころ。サンチェもいました。
前年度優勝の広島は北別府。ほっぺが赤い。炎のストッパー津田恒美も健在。衣笠も高橋慶彦も達川もいる。鳴高出身の川端順も。
この年ロッテから４対１のトレードで中日に移籍してきた落合博満。話題の中心だったなあ。髪の毛もある。


きりが無いのでもう止めよう。

結論。
これ１冊あれば野球好きと一晩飲めます。