落語

落語が好きだ。

寝るときには必ず落語を聴きながら眠りにつく。
これは大学の頃からの習慣でもう３０年以上続いている。
だから逆に落語がないとどうやって寝ればいいのかわからなくなる。

まずはカセットテープだった。
すり切れるほど聴いていたのは柳家小三治の「付き馬」だった。
（その小三治師匠が先月人間国宝に認定されてびっくり！）

図書館で落語のカセットを借りてきてダビングしたり，
ＣＤやラジオからカセットに録音したり，
でカセットは１００本ぐらいあったかなあ。

その次はＣＤ。
全集や単発を購入したり，
ＣＤ付きの隔月刊落語本（また発売してほしい！）を定期購入したり，
１００均でも購入したり，
借りてきたのを焼いたり，
そんなこんなで２００枚はあると思う。

それでも毎晩聴いていると別の物が聴きたくなる。
でもそんなにどんどんＣＤを購入できない。

なんかいい方法ないかな～と思っていたところに
神様からの贈り物のように届いたのが，
YouTubeだった。

YouTubeには無尽蔵なぐらい落語がＵＰされている。

どうしてなのかよくわからないけど，
日本中の心優しい落語ファンが，
僕のために
古今東西（東西と言っても江戸と上方ね）の噺をＵＰしてくれている。

もちろんそれは知っていたのだが，
「YouTubeをスマホで聴きながら寝る」という方法に気づいたのは
つい先月のことなのだ。

この方法があったのか！
うれしくなってベッドで３ｃｍばかり身体が浮いた。

人類の発展の歴史には
農業革命，産業革命，ＩＴ革命が欠かせないのだが，
僕にとってこれはもう落語革命。

一生懸命カセットを巻き戻したり，
裏表を入れ替えたり，
ＣＤを探し求めたり，
ＣＤに録音したりしていたのは何だったのか。

最近は寝る前の落語タイムが楽しみで仕方ない。
そこはあたしの寝床です！