お気楽極楽 つばさのたわごとのつづき

管理人つばさの徒然なるままのたわごとを連ねた日記でございます。

1月17日

2004年01月17日 | Weblog
阪神大震災からもう9年が経ちました。
この日がまたやってきました・・・私と近しい人達はご存知ですが、私にとって大きな日でした。
21歳の私には抱えきれない感情が押し寄せ、そして自分が理解できないくらい、無感情な日々でした。
あれから9年。この日を音楽の中で向かえております。
あの頃仕事が私を助けてくれました、だから今も仕事をしているのかもしれません。
THE BACK HORNのSHIBUYA-AXでのワンマン、GOING UNDER GROUNDの渋谷公会堂。
私が今ここにいる幸せで涙が止まりませんでした。
ただたんにこんな大事な時期に一緒に仕事ができただけかもしれないけど、一歩一歩大きくなってきて当初目標としていた会場だと本人から聞いていたステージに立つ彼らの姿は本当に大きなものでした。
どんなことがあっても持ってるもの全部はなくなってはいなかった。と気付いた時、仕事というものがハッキリ見えてきました。
今日、二つのバンドのマネージャーさんから最高の褒め言葉を頂けたのです。「仕事をしていて優しさを感じる事ができる、だから愛されるんですよ○○さんは、仕事を一緒にしている人に。」
仕事をする人間として優しさは決していいものではありません、強いところが勝つし、儲かるし。でも私は強く強引には仕事ができるタイプではありません。
波風たてたくないし、お互い気持ちよく機嫌よく(笑)仕事をしたい。これって人付き合いの基本ですよね。私の仕事は人付き合いの延長にあると思っているせいかもしれません。
おごりですが、ここまで一緒にやれた嬉しさを噛み締め、そしてまた気を引き締めてやっていこうと思う。

神戸在住の友人からメールが届きました、その子は妹を震災で亡くした友人です。それでも神戸を離れずに向き合う事で消化してきた人です。
自分がまだ神戸にいる事が信じられないけれど、ここから逃げ出したくない。そう書いてありました。
私は逃げました、この時期に神戸には行けないのです。だから彼女の強さが響く言葉でした。

強くて優しい人になりたい。そう思った1月17日でした。