カフェバー・ハーフタイム

above us only sky 人の上にあるのは空だけ みんな平等って意味だろ ジョン? 

報道が伝えるものは何だ?

2005-09-22 23:10:59 | Weblog
日本時間の22日午前7時、ロサンゼルス近郊の
バ-バンク空港を離陸しニューヨークへ向かう
予定だったジェットブルー航空292便の前輪が
横向きになったまま格納できなくなった。
パイロットは急降下や急旋回によって加わる
物理的な力を利用してなんとか前輪を機体に
収めようとしたが成功せず、ロスアンゼルスに
緊急着陸することになった。
この緊急事態の模様は全米でCNNなどにより
生放送され、万一にそなえ空港には多数の消防
車、救急車が待機した。
緊張に包まれた空港に前輪にトラブルを抱えた
まま乗客乗員146人を乗せたエアバス320が
着陸態勢に入る。
パイロットのテクニックで、まず後輪が着地し
やがて曲がったままの前輪が。。。
触れた瞬間から摩擦により白煙が、やがて炎が
あがリ、大丈夫か?という不安が広がったが
機体は徐々にスピードを落とし、無事に停止した。
機内は焼けたゴムの匂いが充満したそうだが
停止と共に歓声があがり、全員が無事に機外に
出ることが出来た。

このニュースを夕刊で読みながら安堵と共に、
ある疑問を感じてしまった。
離陸から着陸までが3時間20分?
燃料は?そんなに消費してないのでは?
ロスからニューヨークなら乗り継ぎ便でも約6時間だ。
直行便でも5時間以上はかかるだろう。
前輪が曲がったままの状態で着陸して、まだ燃料が
大量に残っているのでは?と無事に着陸しているの
にもかかわらず不安になった。
朝日、日経の夕刊には燃料を消費するためロス上空
を旋回し、そのあと離陸した空港ではなく、滑走路の
長いロスアンゼルス国際空港に向かったという。
「そんな燃料まだあるだろ!もし胴体着陸で、燃料に
引火でもしたらどうなった?」と半分怒りながら
続いて毎日の夕刊を読んで安心した。
そこには「~胴体着陸の可能性もあり機体を軽くし
事故時の爆発炎上を防ぐ目的で、太平洋上で燃料の
投棄を試みる一方、約3時間に渡り上空を旋回し
燃料を消費し午後6時19分、着陸に成功した。」
なんとまあ100点満点の記事だろう!
これこそ安心させる報道ではないかい?
その便に「もし家族や大事な人が乗っていたら?
胴体着陸の可能性と聞けば、当然引火の可能性の
ある燃料はどうなった?」と思うのが普通ではない
だろうか。
無事だったから?紙面の都合で?文字数を減らした?
理由はわからない。けれども「もしその機内に。。」
という読み手の気持ちは常に想像してほしいものだ。

午後10時になった。NHKではハリケーン「リタ」が
トップニュースだ。続いて台風17号が今後は発達し、
数日後には関東に接近のニュース。そして292便。
航空評論家のコメントも含めながら5分にわたって
放送。男性の乗客のコメントと映像が良かったな。
「彼女に別れの言葉をビデオに残しちゃったよ」
と苦笑していたけど、そのビデオ、きっと2人で見れ
ばもっと愛情が膨らんで、もっとハッピーになれるに
違いない。
活字はテレビを越えられないのかな?
そんなことはないはずだ。
どちらも人間が送り手にはかわりないんだからさ。


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「きっかけは~オリのなか!?」

2005-09-22 12:45:04 | Weblog
クロアチアの動物園でも「ヒト」を展示。
ロンドンでは8人の男女が檻の中に入って、それを
来園者に見せることで「人間もまた動物なんだという」
メッセージだったけど、クロアチアの首都にあるザグ
レブ動物園の場合は来園者が自由に檻のなかに入り
中から外の様子を眺める趣向になっているんだな。
つまりロンドンのケースをあなたも体験できる!
ってわけ。
でも本当に伝えたいメッセージは別にあるみたいだ。

16日から始まった来園者が出入り自由なこの檻は
「ホモサピエンス」と名づけてあるものが2つあってね
ひとつは「善人」の檻になっているんだ。
ここには天然の素材を使った内装で、椅子は竹、テーブ
ルは木でフルーツが盛ってある。
もうひとつの檻は善人の反対だから「悪・ホモサピエンス」
ってことで素材は自然に害を与えるものばかりになってる。
そして、その檻には中に鏡がおいてあるわけ、そうするとさ
つい鏡を見ちゃうよね。で、そこには
「地球で最も危険な動物」って説明書が書いてあるわけ!
キャハハ!笑えるねぇ~

善人の檻には地球の環境保護についての冊子がおかれて
悪人の檻のほうには環境が破壊される様子をあらわして
いるんだって。
動物園のアニク園長は「檻のなかに入って、動物たちの
視点を体験してもらいたい。しかし本当にみなさんに
伝えたいのは環境破壊問題の事、この展示を通じて、
私たち人間と地球の未来について考えてもらいたい」と
話してる。
なるほど~。

ロンドン動物園では人間も動物っていう問いかけだった
けど、ザグレブでは「檻」に入ってみるっていう好奇心を
利用し、さらに2つの檻を善人と悪人にして、そこでは
動物愛護ではなく、環境破壊問題に持っていったのは
いいねー。
悪人の部屋の鏡なんていいセンスだなぁ
「愛・地球博」には行ってないけど、きっとこういうこと
やってたのかな?
日本にはほぼ全国に動物園ってありそうだし、ロンドンと
ザグレブの展示を参考に「ただそこで動物の生態を知らせ
るだけ」でなく、子供をつれて来園する大人、大人同士に
環境について押しつけるのではなく、自然に考えてしまう
ように持って行く方法は効果あるよね。

こういうのは小さなイベントでも使えそうだね。
テレビ局なんかがタレントを使って盛り上げるっていうのは
日本では使えそうな手だよね。
まだ寒くなる前だし、動物園や自治体が、秋のイベントで
とりあげたらどうかな?
そのときは悪人の鏡は姿見を横にしたような、細長いのに
しておいてほしいなぁ。それも長ーいのね。
それで、檻ではさ係員とか居てね、一度に10人ぐらいが
見るようにするわけだ。
でも、それもいいけど、なんか、のぞきこんだら鏡があって
そこに「環境破壊するヒト?」って書いてあるのもイイな!
いや、こういうときはクビをふらせるよりも
「地球で最も頼りになるヒトのひとり?」っていうのが
いいかもしれんなぁ・・・
子供や大事なヒトの前では「ウンウン」っていえるでしょ!
なんかこういうの考えるのスキなのかなオレは?


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