先日亡くなった茨木のり子さんの詩集、久しぶりに手にしてパラパラ読みました。
「りゅうりぇんれんの物語」は高校生のころ読んで胸に深く刻まれた詩です。
茨木さんの詩を読むと、背筋にピンと芯が通る快感があるのとともに、自分の中のみにくいものや弱いところをも、まっすぐ見えてくる、そういう怖さが感じられます。
「茨木」というペンネームは「茨木童子」からとったそうです。
茨木童子といえば酒呑童子の舎弟で、渡辺綱に腕を切り落とされてしまう鬼の名です。
奪われた腕を取り戻そうとする、その執念が中世の軍記物語や御伽草子、歌舞伎などで描かれています。
茨木のり子さんは、その我執に心ひかれるものを感じたのだそうです。
失ったものを取り戻そうとする、「我執」。
思えば、「夢見る惑星」で「我」を捨てて生きていたイリスが、最後の最後で、舞姫シリンによって「我執」を目覚めさせ、爆死からあやうく逃れ去る、っていうのはカタルシスだったよなー、とか。
「鋼の錬金術師」のエドたちは「我執」からどっちの方向へ「抜ける」のか、それとも……なんて連想してるとたまりません。
茨木童子の話をしていても、エドのことを思わずにはいられないあたり、相変わらず「鋼」にハマっているわけですが。
そういえば、yahooでまたアニメ版「鋼」の1~9話無料配信やってますね!
知らずに職場でyahooのサイトを開いたとき息を呑んでしまった(笑)
ここでまた私のような遅咲きのファンが増えることを期待します。
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茨木さんの詩を読むと、背筋にピンと芯が通る快感があるのとともに、自分の中のみにくいものや弱いところをも、まっすぐ見えてくる、そういう怖さが感じられます。
「茨木」というペンネームは「茨木童子」からとったそうです。
茨木童子といえば酒呑童子の舎弟で、渡辺綱に腕を切り落とされてしまう鬼の名です。
奪われた腕を取り戻そうとする、その執念が中世の軍記物語や御伽草子、歌舞伎などで描かれています。
茨木のり子さんは、その我執に心ひかれるものを感じたのだそうです。
失ったものを取り戻そうとする、「我執」。
思えば、「夢見る惑星」で「我」を捨てて生きていたイリスが、最後の最後で、舞姫シリンによって「我執」を目覚めさせ、爆死からあやうく逃れ去る、っていうのはカタルシスだったよなー、とか。
「鋼の錬金術師」のエドたちは「我執」からどっちの方向へ「抜ける」のか、それとも……なんて連想してるとたまりません。
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