■ルームミラーをカメラ化する
ジェイド ハイブリッド RSの契約時に同時購入したオプションの中で、ナビに次いで満足度が高いアイテムを紹介したい。
アドバンスドルームミラーは、市民権を得つつあるスマートルームミラー、言い換えればカメラ式のルームミラーである。今回選択したのは、ホンダアクセスの純正品で取付アタッチメントと合わせて税別78,000円。
システムのPOWER ONで電源が入り、自動的にリアウインドウに設置された後方を映す専用カメラの映像を表示する。装着は標準ルームミラーとの取り替え式。
■圧倒的にクリアな後方視界を手に入れる
アドバンスドルームミラーのメリットは、標準のルームミラーよりも視野角が広く明るく見えることだ。夜間は特に明るく写るし、降雨時であっても支障なく後方が確認できるのは心強い。また、後席や荷室が映らないため車両の長さが気にならないのは事前に想像できなかった利点である。
反面、後席に乳幼児を乗せるようなシチュエーションでは、後席が映らないことがデメリットになりうるので、この点には留意が必要だ。レバー型の切り替えスイッチでミラーの角度を変えれば、一般的な鏡と同じミラーモードになるが、運転中に頻繁に切り替えるのは現実的ではないだろう。
■発展途上だが広くオススメしたい
カメラは130万画素で目を見張るような美しい映像ではないが、後続車のナンバーが読み取れる程度の十分な精細さは備えている。また、取扱説明書によると、手ぶれ補正ならぬ映像揺れ補正機能が搭載されているとのこと。
右下にある3つのボタンは、映像を調整するための設定画面の操作用ボタンで、明るさや映像の表示位置、色合いなどが変更できる。切り替えスイッチの上にあるのは、ミラーモード時に機能する自動防眩機能用の感光センサーだ。
サードパーティ製に目を移せば、ドライブレコーダー等の機能を有した低価格の同種製品も販売されているが、3年間又は走行距離60,000kmまでの保証という安心感を優先して今回はホンダアクセスの純正品を選択した。
アドバンスドルームミラー用のカメラとは別に、ナビ装着用スペシャルパッケージに含まれるリアワイドカメラが装着されているので、結果としてリヤにカメラが２基付いていることになるが、こうした混乱もやがて整理されていくだろう。
これまでのところ、後席や荷室が映らない以外にさしたるデメリットは見当たらず、満足度は相当に高い。多くのドライバーにお勧めしたい製品である。
【参考】
- ジェイド ハイブリッド RSに決めた (2019/2/20)
