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ELUGA Xでワイヤレス充電機能「おくだけ充電」を謳歌する

 ELUGA X(P-02E)の特長の1つが、ドコモのワイヤレス充電機能「おくだけ充電」に対応していることだ。
 おくだけ充電は、Wireless Power Consortium(WPC)の規格「Qi(チー)」に準拠したドコモのワイヤレス充電機能で、スマートフォンでは2011年8月に発売されたAQUOS PHONE f SH-13C以来、各社から対応モデルが数機種発売されている。また、海外ではNokiaがWindows Phone搭載のスマートフォンLumiaシリーズにQiを採用していることが知られている。

 ELUGA XのリアカバーにはQi対応の証となるロゴマークが配置されている。もちろんおくだけ充電に対応したワイヤレスチャージャーP02が標準添付されていて、手に入れたその日からELUGA Xをワイヤレスで充電することが可能だ。
 ワイヤレスチャージャーP02は、卓上ホルダP52にセットして充電しながらワンセグ放送やNOTTVなどを見ることが出来るよう設計されているが、外して単独で利用することができる。ただし、ELUGA Xを保護するカバー等を取り付けると、多くの場合は卓上ホルダに正しくセットできなくなることが想定される。
ELUGA Xのリアカバーにqi対応マーク 卓上ホルダP52にワイヤレスチャージャーP02をセット


 ワイヤレスチャージャーP02を単体で見ると薄型のスマートフォンといったところで、一見持ち運びも容易に思えるが、付属する電源アダプタは専用品で差し込み口がmicroUSBにはなっていない。通常のACアダプタと共用ができないことから、持ち運んで使うことはあまり現実的ではない。
ELUGA Xに付属するワイヤレスチャージャーP02 ワイヤレスチャージャーP02とELUGA Xの厚さ比較


 そのかわり(と書くべきか)電源アダプタのコード部分は1.8mもあって据え置きで配線するには自由な取り回しが可能で都合が良い。ひとつ欲を言えば差し込み口は端末の天面側の方がよかったとは思う。
 また、ELUGA Xの電池パック P29はQiに対応しておらず、電池パック単独で充電することはできないのであわせて記しておく。
ワイヤレスチャージャーP02の電源アダプタは専用品 電池パックP29はQiに非対応のため単独でのワイヤレス充電は不可


 ワイヤレスチャージャーP02による充電の方法は簡単で、端末を四隅の枠に合わせて置くと端末のQiマークとワイヤレスチャージャーP02の■マークが合い、数秒後に充電が開始される。むろん、外部接続端子のキャップを開けたり、本体を操作する必要は無い。使い始めて数日だが、充電状態からサッと手に取れる快感がやみつきになりつつある。
 ワイヤレスチャージャーP02本体には、チャージインフォメーションと名付けられたランプが1つだけ備えられていて充電時は青色に点灯する。このほか、充電異常時には約0.2秒間隔で早く点滅、端末の温度が高すぎたり低すぎたりする場合には約1秒間隔でゆっくり点滅する。
 ワイヤレスチャージャーP02表面の警告文 充電中はチャージインフォメーション青色に点灯 


 ELUGA Xの取扱説明書では、「外部接続端子からの水や粉塵の侵入を防ぐため、付属のワイヤレスチャージャーを使用して充電することをおすすめします。」と明確におくだけ充電の利用を推奨している。
 さらにELUGA Xは急速充電にも対応しており、1,800mAを出力するACアダプタ04を直挿しして約180分で満充電ができる。180分と聞くと長く感じるが、ドコモにおける急速充電は「本体の電池パックが低電圧状態から60分で1200mAh以上の電池容量を充電でき、かつ、従来品のACアダプタ 03と比較して125%以上の充電高速化が満たせること」が保証されており、平たく言えば、容量2,320mAhの電池パックP29を採用したELUGA Xを1時間で少なくとも50%までは充電できるということだ。心強い。
ACアダプタ04による急速充電に対応 ACアダプタ04は外部接続端子に接続する


 手間無く使える「おくだけ充電」をいつもの充電環境として提供し、さらに外部接続端子のキャップを開けての急速充電にも対応していることは、現時点でのELUGA Xの強みの1つと言えるだろう。


【参考】

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