修理伝票を見るとメインディスプレイ、タッチパネル、FeliCaアンテナの故障が確認され、ディスプレイ部の修理、フロントケース交換、基板交換、リアケース交換が行われている。製造番号自体が変更されていないこともあり、ハードキーなど流用されたパーツもあるとは思うが、感覚としてはほぼ新品交換だ。
返却された端末を起動してみたところ工場出荷時の状態でインストールしたアプリ等は残っていなかった。基板が交換されているのだから当然とも言える。また、ソフトウェアは最新のものが適用されていてそれ以上でもそれ以下でもない。
今回の修理にかかった費用は税込みで5.250円。貯まっていたドコモポイント5,000ポイントを使って精算できた。
前回の記事でも書いたとおり、ドコモには「ケータイ補償 お届けサービス」という月額料金のかかる有償のサポートプログラムがあるのだが、ELUGA Xについてはこのサービスを契約していない。
今回の修理で適用されたのは 年会費無料のドコモプレミアクラブに入会していれば購入後3年間は保証対象外の破損・故障の修理代金が5,250円(税込み)を超える場合でも超過分の修理代金を払う必要はないという「修理代金安心サポート」だ。
「ケータイ補償お届けサービス」には、ドコモショップに足を運ばなくても電話1本で1~2日以内に自宅等に交換電話機(リフレッシュ品)が届けられるメリットがあり、もしその契約をしていれば11日(土)には手元に代替機が届いたのだろう。携帯電話の使い方や生活に占める位置づけは人それぞれであり、ケータイ補償保証サービスを無下に否定するつもりはないので念のため。
ELUGA Xを修理に出している間に、2013夏モデルが発表されいくつかの機種はすでに販売が開始されている。
夏モデルのELUGA P(P-03E)はスペックを見る限りディスプレイが4.7インチと筐体がコンパクトになっているが、その他の部分ではELUGA Xから正常進化している印象。ハードウェア的な差異はともかく、ソフトウェア面では可能な限りELUGA Xにもアップデートの形で最新のパナソニックUIを提供してもらえることを期待したい。
ELUGA XはAndroid OSのバージョンこそ4.1だが、トライバンドLTEやに対応していて、丸みを帯びた持ちやすいデザインも含めてまだまだ十分に戦えるスペックだ。取り扱いに注意しながら、今しばらくELUGA Xを楽しみたい。
【参考】
- ディスプレイ破損のGALAXY SIIIを「修理代金安心サポート」を活用して復活させた (2013/7/23)
- ELUGA Xの故障修理で各種電子マネーを再発行した (2013/5/19)
- ELUGA Xのディスプレイを割ってしまった (2013/5/10)