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ELUGA Xの伝言メモ機能とマナーモードを眺めてみる

 この1年、LG製のOptimus LTE(L-01D)とサムスン製のGALAXY SIII(SC-06D)を利用してきた中での不満点の1つは伝言メモ機能がないことだった。簡易留守録機能である伝言メモは、シャープ製のスマートフォンでは早くから搭載されていたものの、他の国内メーカー製の端末ではようやく最近になって標準的に対応するようになってきたところだ。
 全部入りを謳うELUGA Xには当然に伝言メモ機能が搭載されている。

 とはいうものの、この伝言メモ機能の設定は非常に見つけにくい。
 探してみると、設定メニューの「通話設定」の中に「伝言メモ」はあった。

「設定」の「通話設定」を開くと 「伝言メモ」の設定がある


 伝言メモの設定メニューは、保存された伝言メモの一覧表示する「伝言メモリスト」を含めて4項目。
 標準設定では、マナーモードのON/OFFに連動して伝言メモが起動することになっていた。

「伝言メモ」の設定メニュー 初期設定では「マナーモード連動」


 応答メッセージはプリセットが3種類と標準的。自分でメッセージを録音することも可能だ。「応答時間設定」では、着信してから応答メッセージが再生されるまでの時間を0秒から120秒の範囲で設定できる

応答メッセージはユーザー設定を含めて4種類 着信してから応答メッセージが再生されるまでの時間は設定可能


 さぁ、実際に伝言メモが録音される様子を見てみよう。
 伝言メモ設定中に着信すると応答メッセージが再生される。この画面は、英語の応答メッセージを選択していたとしても応答メッセージの種類にかかわらず同一だ。
 応答メッセージの終了後、録音が開始される。1件あたりの最長録音可能時間は比較的短い20秒間に固定されていて変更できない。最大録音件数は20件となっている。

伝言メモ機能の応答メッセージ再生の様子 伝言メモ再生中


 伝言メモが録音され通話が終了すると、通知エリアに「伝言メモあり」を示すアイコンが表示された。通知パネルを開くと、未確認メモの件数と最終着信時間が確認できる。

通知エリアに伝言メモのアイコンが出現 通知パネルを開くと伝言メモリストへのリンク


 「伝言メモリスト」では、発信者(電話帳登録名)と着信時間を確認できる。また、すでに再生し内容を確認した伝言メモはチェックマークのついたアイコンに変更された。
 伝言メモ再生画面は応答メッセージ再生の画面と同じイラストだが、画面のデザインは異なっている。通話中の画面と統一感がある方がよかったのではないか。

伝言メモリスト。内容確認済みの伝言メモはアイコンが変化する 伝言メモ再生中の画面


 こうしてELUGA Xの伝言メモ機能が動作する様子を確認してみたが、2つほど気になることがあった。
 1つは録音された伝言メモをロングタップして発信者に折り返し発信をする際に、「音声発信」を選択するとすぐに発信動作が始まることだ。なんらかの確認画面を経由する方がよいのではないだろうか。
 もう1つは、ドコモ電話アプリの着信履歴には一切伝言メモの有無が表示されないことだ。スマートフォンの世界では、提供者の異なる別のアプリである事情を理解しないわけではないが、録音された大事な伝言メモを見落とさないためにも着信履歴画面に伝言メモの有無が表示されると便利だと感じた。

伝言メモリストからの音声発信は確認画面を経由しないので要注意 着信履歴画面に伝言メモの有無は表示されない


 関連して、ELUGA Xのマナーモードについても触れておく。
 マナーモードへの切り替えは、通知パネルや電源ボタンを押して表示される「携帯電話オプション」のほか、側面の音量▼ボタンを1秒以上押下して切り替えることができる。なお、ELUGA Xにおいてもマナーモードを設定中も音楽や動画、ゲーム、ワンセグ等の音声は再生されるため、十分に注意が必要だ。

側面の音量▼ボタン長押しでもマナーモード切り替えが可能 マナーモード中でもメディア音量は鳴動する仕様


 自分の場合、伝言メモ機能が実際に役に立つ場面はそれこそ年に数回あるかないかだ。しかし、あるとないとでは安心感が大きく違う。
 以前のエントリーにも書いたが、応答メッセージが再生される間に電話に出られるようになることもあるだろうし、電話に出られないときに発信者側が呼び出しを諦める目安にもなるだろう。実際にメッセージが録音されないとしても有用な機能だと感じている。ELUGA Xへの機種変更で1年ぶりに手元にこの機能が帰ってきたことを心強く感じている。


【参考】

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