呼び鈴機能でd-Watch Type Sheepから手の上に呼び出せる高性能AIを搭載した自立型スマートフォン「手のひらしつじくん」という設定で、主要機能を紹介するWebサイトも本格的に構築されている
画面をスクロールしていくと、これらはすべてひつじのしつじくんの考えているネタだったというオチだが、ここで終わらないのが今年のネタのスゴいところ。エイプリルフールに浮かれている兄に怒った妹のメイドのメイちゃんがお仕置きとして呪いをかけてしまう。どんな呪いなのかはしゃべってコンシェルを起動すれば確認できるようだ。
その前に、このページで見逃してはならないのは「メイちゃんは魔法と主張していますが、実際は呪いです。」という脚注だろう。その下にしれーっとしゃべってコンシェルの対応端末へのリンクというマジメな脚注があるのも味わい深い。なんだこのセンス（褒）。
ひつじのしつじくんの公式Twitterでも、しゃべってコンシェルでの問題発生を伝える中、アプリを起動すると「メイちゃんの呪いでしつじくんが人間の言葉を喋れなくなりました」と事態が明らかにされた。
この状態で、しゃべってコンシェルのひつじのしつじくんに「お名前は？」と尋ねてみると、画面の台詞表示は「ひつじのしつじと申します」で正しいのだが、音声は「メェ～」とリアルなひつじの鳴き声になってしまう。何を尋ねても声はメェ～、メェ～…。
そこで、キャラをメイドのメイちゃんに変更してみたら「えいやー☆メイはお兄ちゃんに人間の言葉を喋れなくなる呪いをかけましたー♪」と楽しげに告白してくれた。いやいやいや、早く呪いを解いて。
「ある言葉」をひつじのしつじくんにかけると呪いが解けるらしいので、とりあえず「もふもふ」を試してみる。
しかし、呪いが解けそうにはなるのだが元に戻るところまではいかない様子。次に「いつもありがとう」と感謝の言葉を伝えてみると、あれ？あっさり直っちゃった。…と思ったら、次の会話ですぐに呪いが戻ってしまう。
そういえばさっき見た「手のひらしつじくん」の機能説明の中に、「大好き」がエネルギー源と書いてあったことを思い出す。
そこで、呪いがかかったしゃべってコンシェルのひつじのしつじくんに「大好きだよ」と話しかけてみると、「なんだかムズムズします…。もしや呪いを解く鍵は"真実の愛"!?」と今までになかった反応をしてくれた。「本当に大好き」ともう一押ししてみると、言葉が戻った！ 真実の愛！ブラボー！
もっとも、この真実の愛もメイちゃんの呪いに負けちゃうわけだが…、それは別の話。
「真実の愛」は、ディズニー映画「アナと雪の女王」でのキーワードだけど、深読みするとiPhoneの魅力を真に体感できるのはドコモ、つまり真実の愛(i)はドコモのiPhoneですよ、というメッセージなのかも。
…さすがに考えすぎか。
普段しゃべってコンシェルは消音に設定して発話させていないのだが、このイベントは音声をONにしないと楽しむことは出来ない点には注意が必要だ。
…はっ！本当の狙いは、そこにあったのかもしれませんね。
【参考】
- 2016年ひつじのしつじくんのエイプリルフール企画は喫茶店 (2016/4/2)
- ひつじのしつじくんとメイドのメイちゃんが改名するエイプリルフール企画 (2014/4/1)
