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モバイルSuicaで静岡地区の乗車記録を刻んでみた

 このほど静岡市に出かける機会があり、モバイルSuicaで静岡地区の鉄道やバスに乗車したので、その結果を記録しておく。まずは前回のmanacaエリアでの乗車と同様に、Android版モバイルSuicaアプリに刻まれた利用記録を見てみよう。
静岡地区でのSF(電子マネー利用履歴)


 今回の目玉は、SUで始まる駅名が記録されている静岡鉄道(静鉄)だ。
 SU新静岡やSU新清水、SU長沼、SU草薙はいずれも静岡鉄道静岡清水線の駅であり、SUは「スルッとKANSAI」に由来する略称でPiTaPaエリアであることを示している。東海と関東に挟まれた静岡の地で関西圏を中心とするPiTaPaエリアが展開されているのは違和感があるが、静岡鉄道の自社ICカード「LuLuCa」エリアにおいては、2007年9月からPiTaPaの利用が可能になっている。ただし、LuLuCa自身は2013年3月からの交通系ICカード全国相互利用には含まれておらず、PiTaPaを含めた他のエリアでは利用できない仕様だ。
 新清水駅の自動改札機には「ピタッとふれてください」と優しい言葉で案内が表示されていたのが目を引いた。
静岡鉄道(静鉄)の1000系電車 静鉄新清水駅の自動改札機


 JCは言うまでもなくJR東海である。
 静岡県を東西に貫く東海道本線は、JR東日本との境界駅である熱海駅の1駅手前の函南駅まで全駅がTOICAエリアとして整備されている。その気になれば、函南駅から静岡、浜松、名古屋、岐阜、大垣を経由して関ヶ原駅まで1枚のICカードで乗り通すことが可能だ。運賃は5,250円、所要時間は約5時間と言ったところか。
 「SJL」と記されているのは、静岡鉄道のバス事業が分社化されたしずてつジャストラインのバスへの乗車記録だ。Webサイトで確認する限り、しずてつジャストラインのバスも主要な路線でICカードに対応している。また、市内の短距離乗車には100円均一区間が設定されているのも嬉しい。
313系で運行するJR東海の興津行普通電車 静鉄ジャストラインのバス


 静岡までのアプローチには東海道新幹線を利用したので、久しぶりにEX予約(エクスプレス予約)のお世話になることになった。
 EX予約はスマートフォン向けの画面が2011/7/23からモバイルSuicaのスマートフォン向けサービスと同時に提供されたことでようやくまともに利用できるようになった。

EX予約のスマートフォン向け画面 EX予約の列車選択画面


 モバイルSuicaで利用登録してあるEX-ICサービスからチケットを予約しておけば、在来線と同じようにスマートフォンを新幹線改札にかざすとチケットレスで新幹線に乗車できる。もっともEX予約においては「ICご利用票」が発券されるので厳密な意味では紙が存在するのが玉にキズではある。
ELUGA Xを東海道新幹線の自動改札にかざす モバイルSuicaとEX予約を連携


 静岡と言えば、ご当地マチキャラの「しみずきんちゃん」に出会える地でもある。
 私は2010年2月に出会っているので新たな配信はなかったのだが、せっかくなのでしみずきんちゃんをダウンロードし直してマチキャラに設定してみた。しゃべってキャラにこそ対応していないが、iモードケータイ同様にスマートフォンでもホーム画面全体を元気に動き回ってくれる。
ご当地マチキャラのしみずきんちゃん ホーム画面を走る回る、しみずきんちゃん


 そのまま、清水港まで足を伸ばして美味しい海の幸をいただいたのは別の話…。
清水港の魚市場で食べたマグロ丼


 見知らぬ土地で、JR線だけでなく私鉄やバスに至るまで普段使いのモバイルSuicaで乗り降りできることで行動範囲は大きく広がる。今後も機会を見つけて、乗車記録を刻みたい。


【参考】

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