車で流していたところ、山裾にかなり廃れた感じの鉄柵門が設置されているのが目に止まった。
柵の周りは、雑草が生い茂り、蔓が柵に絡まっていた。
柵より上方を見ると、草ボウボウになった道路が真っ直ぐ山の上の方へと続いていた。
道に立ったところ、左右の木々が迫り出していて、立って前進出来ないので、匍匐前進で上がって行った。
数十メートル上がると、トンネルの様な遺構があった。
地下駐車場の様だ。
奥に建物への出入り口跡があった。
ここからは上がれないので、石垣を這いあがり頭上へ出た。
山の上なので下界の景色が良い。
しかしここはススキ野原が広がっていた。解体跡だった。
雑草に埋もれていた階段を見つけ、上がってみると、遊歩道跡があった。
植物に覆われ、辛うじて道だった事が分かる。
付近に生臭い臭いが漂っていて、動物の死骸でもあるのかと思っていたら、側に巨大化したサボテンがダラっともたれていた。
これが大きくて、何だか動き出しそうで気持ちが悪かった。
「しかしサボテンて、こんな変な臭いがするのか?腐りかけてるのか?」
側には、椰子の木の様な、大きな木が植えてあった。
「リゾートホテルだったんだな」
*捨て写真だったが、何となく勿体ないと思い、書いてみたが、これだけの内容にも関わらず、同業者にはウケたという(笑)
2012/06/02
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