日本海軍横須賀鎮守府第一特攻戦隊沼津第15突撃隊江ノ浦本部土肥回天特攻基地跡
”人間魚雷回天”の発射基地跡
大東亜戦争末期、この岬の周りに回天の出撃基地が建設されていた。
付近には、回天の組み立て工場もあった模様。
崖に無理くり設置した様なコンクリート造りの石段がある..
潮が引いている時間帯に来たので、容易に行けたが、午後2時過ぎになったら、潮が満ちていて、渡れなくなった。(笑)
崖崩れで半分埋もれてしまっている。
コンクリート造りで、相当年月が経っていそうだが、当時の物か?
分かり辛いが、右側の崖に壕がある。
隣に微妙な穴があり、確認してみる、埋めたのか埋もれたのか、奥があったのか、ただの岩の窪みなのか定かではない..
おっと!あぶない、腐って踏み板がなくなっている。
電信室ないしは、爆薬保管庫
海面から大分高差があり、回天格納庫にしては小さ過ぎるので、関係壕だったのだろう。
先程の石段との位置関係から、当該壕への階段だったのかもしれない。
入口は、湾曲型ではなく四角い。
ここも物置きにされていた様だ。
短い壕だなぁ
30m位か
爆薬保管壕にしては、クランクしていなく真っ直ぐなので、やはり部屋的なものだったのかもしれない。
今回は三名で来ているので、他にも穴がないか手分けして探索したが、見当たらず。
町に戻り、長く住んでいそうな方々に聞き込みもしてみたが、皆「土肥金山なら知ってるが、海軍の穴は知らないなあ、私ら70才代なんで、若くて分からないよ。」と言う。その内「山の方に穴があったなぁ」と教えてくれた方がいて、行ってみたら、全然知らないローカルな鉱山の穴を案内された(笑)暑くて、側の神社でしばし休憩する。
「取り敢えずお腹減りましたね、近くの食堂で食事摂りますか」
一人がウッカリ、ビールを入れてしまったので、探検できなくなってしまい、後日再訪することにし、撤収した。(笑)
Mr.NAKAMURA「当、通り岬の周りに特攻基地が造られた様ですね、今は観光化、ホテルの建設等で、壕は殆ど消失している様です、昔は回天関係の壕と居住壕等があった様ですね、居住壕は未完成で終戦になったとか。嘗ての岬の遊歩道は、今は廃道となっていて、土砂崩れが起きていて歩けない状態になっています、大変危険なので入らないでください。あ、天正金山?の管理人さんがかなり穴に詳しいので、私に紹介されたと言って尋ねれば、色々教えてくれますよ!?(笑)」
”岬の先端に回天の格納壕が残っていて、入口をオイルフェンスで囲ってある(水に浸かっている壕の目様)陸からは行くことが出来ず、船でしか行かれない”とのこと。
後日、別メンバーで、先端を目指して挑んでみたが、やはり遊歩道は直ぐに消失しており、海へ落ちたら大変なので、断念し、今度は崖沿いをアタックしてみたが、岩にしがみ着きながら進む状況で、いつ波に浚われるか分からなく、見る見るうちに潮も満ちて来ていて、こりゃ危ねえわとなり、断念、調査終了にした。(笑)
「ちなみにこんな所なのに結構人と会うんですよね、何しに来ているのか分かりませんが、潜って海底を熱心に見ていたり、潜水の練習なんでしょうか..」
2016/06/26
special thanks to
Izu-shi city hall Social Education Division Ms.NAKAMURA!