廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

御殿場線廃線隧道①

2008-12-13 11:41:00 | 一般探索

旧東海道線/御殿場線、駿東郡小山町小山白岩 廃線隧道

 仕事で車を運転していて、某踏切を通過した際、一瞬、藪内にトンネルらしき物が見え、何だ?!と思い、戻って来て確認したところ、どうやら廃線トンネルの様だったので、後日探検して見る事にした。




 発見時、記録しておいた画像。
 こんな感じで見えていた。



 
 待ちに待った探検の日、快晴で気分は上々

 右側がJRの現役線、左側が廃線だ。




 レールはここを通っていた様だな。

 あの廃トンネルを探検するには、フェンスの脇を行くしかない様だ。





(逆方向)




 人一人通れる獣道が出来ていたが、直ぐに途絶え、雑草がモリモリ

 うへぇっ、この藪を掻き分けて行くのか..

 まだ10月半ばだから全然枯れてない




 ガサ、ガサ、ザク、ザク 草はわりと背が高い、変な虫とか落ちて来るなよ~

 うわあすげえな、穴とか注意しろよ。




 直ぐ隣が現役線だから、今電車が来たら乗客は俺達を不審者だと思うだろうな。

 近いから丸見えだね^^


 「ガーーーー」

 あれ?

 「ガーー、ガチャン、キッ、ガーー!」

 電車来ちゃったお!

 ほんとに電車来ちゃったお!

 あぶないおあぶないお!

 みっともないから隠れろ!

 近過ぎるから~。

 しゃがめしゃがめ!

 「バホッ!ガタンガタン!ガタンガタン!ガタンガタン!」

 おーちけ~!

 行った行った。




 これジャングルだよ!
 
 ほんと、蔓あるし。
 
 戦跡っぽいね。








 到着したぞ。
 
 この石壁凄いな、天井が落下して来ないかな?

 トンネルの表示、なんて書いてある?




 えーと、明治31年成(1898)だって!

 明治隧道だ、いいもの観れるぞ。




 入り口の天井を見てみろ、小さなレンガがきちんと貼り付けられている。

 柵を潜って中へ入ってみよう。




 左側の壁は、草が生えている。
 奥の白い点は、出口だ。




 トンネル内を出口へ向け観たところ、200mはあるな。




 右側の壁。

 けっこう綺麗だな。

 旧宇津ノ谷隧道みたいだな。




 今入って来た方向




 あの藪を掻き分けて来たのか(笑)




 さあ行ってみよう。

 トンネル内は真っ暗。
 遠くに出口が見える。




 所々に窪みがある、何だろう?照明を設置してあった場所?工具置き場?




 蝙蝠はいない。

 地面は若干湿った土で、多少凸凹しているが、石ころはなく、歩き易い。
 潜入者が殆どいないのか、ゴミもない。
 一箇所水溜りがあり、とにかく暗いから、足元を照らしていないと、ビシャッ!とやってしまう。




 隧道内は、冷えるイメージだが、ここは冷えていない。










 何かな?







 トンネル内にタイヤの跡、キャタピラ跡があった。

 今は出入り口双方が柵で塞がれ、藪になっていて車両は入って来られない。いつのものだろう?




 天井です。

 綺麗だね。










 到着です。




 振り返って観ます。




 外にでよう。




 右側の壁です。




 逆方向から観たところ。




 ススキが深く、行動範囲が狭い、写真を撮ろうとして、壁側の空きスペースを歩いたら、地面が湧き水でグチャグチャしていて、靴がハマリ汚れた。




 こっちも現役線が直ぐ隣にあるな。


 「カーーーー」

 あ、また来た?

 「ガーー、カタッカタン、カタッカタン、キッ」

 電車が来た。

 隠れよう。

 「バホッ!ガタンガタン!ガタンガタン!ガタンガタン!」




 「カタッカタン、カタッカタン、キッ、カーーー」

 行った行った。

 特に痕跡は見当たらないね。