はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

勘九郎、永眠

2020年06月06日 | 勘九郎
昨日の明け方、勘九郎は静かに息を引き取りました。

ずっとブログをお休みしていたので、勘九郎の事も書かないままにしてしまうつもりでしたが、クマとハイジと勘九郎の事を発信したいと思って始めたブログなので、勘九郎の最期の事を書かなければ・・・と思いました。

コロナ禍の中、私や家族は元気で過ごしていましたが、勘九郎は相変わらずお腹の心配がつきない日々が続いていました。
下痢をしたり軟便だったり、朝気が付くと嘔吐の跡があったりで、気が抜ける日はあまりありませんでした。

5月の半ば過ぎ、突然、タール状の便をしました。
ネットで調べると、タール状の便の場合は、大腸ではなく、小腸か、あるいは胃や十二指腸などからの出血が考えられると書かれていました。
夜中に嘔吐もあったのですが、吐しゃ物の中に血液は混じっていなかったので、たぶん小腸からの出血だろうと思いました。
ぐったりしていて、何も食べませんでしたが、自分で水を飲みに行くので、水分の補給は大丈夫そうでした。
それで、一日様子を見る事にしました。

まる一日絶食した翌日は、だいぶ調子が良さそうでした。
自分で移動して、大好きなクマの抱き枕の上で眠っていました。


その後は、あっという間に回復して、それまで毎日のように軟便に悩まされていた私ですが、お腹の心配をすることもなく安定した日々を送っていました。

ところが、今月3日、勘九郎の呼吸が異常に早いことに気づきました。
一日中、見ていたのですが、呼吸の速さは変わりませんでした。
でも、食欲は普通で、いつも通りの量をきれいに食べました。

翌4日、早朝から勘九郎がウロウロしているのに気づきました。
いつもは、私とはなが早起きで、勘九郎は主人と一緒に後からのんびり起きてくるのですが、その日は勘九郎が私より先に起きていました。
それで、勘九郎をリビングへ連れて行きました。
私は、いつも通り、ウォーキングへ出かけてしまったのですが、後から主人が起きてきて、はなと勘九郎を散歩に連れて行ったようです。
勘九郎は、いつも通りに散歩をして、ほんの少しだけれど良い便をしたそうです。
でも、いつもは散歩から帰ると、ひとしきり水を飲むのですが、その日は全く水を口にせずに、水のそばに連れて行っても、全く水を飲もうとしません。
もちろん、食事にも一切手を付けることはありませんでした。
今までもたまにそういう事があったのですが、ワンワンカロリーという流動食を与えるとそれだけは飲んでいたので、その日も飲ませてみようとしましたが、においを嗅ぐだけで、飲もうとはしませんでした。
これは、尋常ではないと思い、点滴をすることにしました。
病院へ行くことも考えましたが、病院までは時間がかかるので、かえって体力を消耗してしまうと思い、様子を見る事にしました。

勘九郎は甘酒が好きです。
点滴をとても嫌がるので、「飲む点滴」と言われる甘酒は犬にとってどうなんだろうと思い、ネットで調べてみたところ、犬にも大丈夫と書かれていたので、あまり食べない日は、甘酒に犬用の牛乳を混ぜて飲ませていました。
その日のお昼にその甘酒と牛乳をやってみたところ、きれいに飲み干しました。
点滴の効果もあったのかもしれませんが、少し元気が出てきたように思いました。
呼吸も普通に戻ったようでした。

でも、午後からは再び呼吸が早くなりました。
午前中と違ったのは、自分で水を飲みに行くようになり、流動食を与えるとそれもきれいに飲み干しました。
その後、夕食時に何か食べたそうにしているように思ったので、犬用のビスケットを少し与えると、噛みにくそうにしながら、何個か食べていました。
大丈夫そうだなと思いました。
また、翌日から、柔らかいフードと流動食を混ぜたものから食べさせてみようと思いました。

夜、寝る時は、いつも私が勘九郎を抱いて寝室へ連れて行きます。
4日の夜もいつものように勘九郎を連れて行くと、勘九郎は何度か起き上がって、いつものように自分の寝床を作っていました。

5日の朝、目を覚ました私は、なんとなく勘九郎の様子を見てみました。
いつもは、勘九郎が寝ているのが当たり前で、私は、起きるとすぐに部屋を出てしまうのですが、何故か昨日は、勘九郎の身体を触ってみました。
すると、勘九郎が息をしていないのに気づきました。
まだ身体は暖かかったので、気のせいかと思い、何度か確かめてみましたが、全く呼吸をしていないのがわかりました。
急いで主人と息子を起こして、勘九郎が息をしていないことを知らせました。

それから、娘にメールして、お世話になっている山梨の動物病院の先生にも連絡しました。
ペットの葬儀場にも連絡しました。
昨日は、葬儀場がいっぱいで予約できなかったので、勘九郎の葬儀は今日になりました。

午後になって、仕事を終えた娘が飛んできました。
そして、夕方には再度娘と孫たちがやってきました。

勘九郎は、いつもの自分のベッドで眠っています。

息をしていない勘九郎ですが、まるで眠っているようです。
いまにもお腹が動いて呼吸の音がしてきそうです。

勘九郎は、8月に17歳になるはずだったので、それまでは何とか騙し騙し生きているだろうと思っていました。
あまりに突然でしたが、全く苦しむ様子はなく、本当に穏やかな死でした。
本人にとっては、理想的な最期だったと思います。
でも、残された私には後悔が残ります。
まさか、こんなに早く逝ってしまうと思わなかったので、もっと勘九郎に触ってやれば良かったとか、もっとナデナデしてやれば良かったと思います。

昨日は、今日の葬儀に使う勘九郎の写真を探しました。
勘九郎は写真写りが悪くて、目の場所がわからなかったり、眠っている写真ばかりで、なかなか使えそうな写真がありません。


半日探して、やっと1枚見つけました。

3年前の写真です。
これを今日の葬儀に使おうと思っています。

穏やかで可愛い性格の勘九郎は、最期まで穏やかでした。

最新の画像もっと見る