はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

オオテマリの叫び

2015年11月19日 | ガーデニング
我が家の花壇にオオテマリの木があります。
7年半前に、植えたものです。

植えて、3~4年くらい経った頃から花を咲かせるようになりましたが、花の数が少なく、3~4個程度の花が咲くだけです。
あまり木が大きくなってしまうと困るので、枝を切ってしまうからかもしれません。

このオオテマリ、虫もつきやすい。
春先は、いつも小さな毛虫のような虫がついて、葉っぱが穴だらけになります。
しかも、今年は、全く花が咲きませんでした。
虫がつくし、花も咲かない、背ばかり伸びてうっとうしいなと思いました。

夏が終わり、何となく花壇を眺めていた時、
「このオオテマリ、切っちゃおうかな?と思ってるの。だって、花も咲かないし、虫はつくし、面倒だわ。」
と主人に言いました。
どうせなら、根こそぎ取ってしまおうと思ったので、力仕事は主人に頼むしかありません。
植木には全く興味を示さない主人は、私が「切って」と頼めば、さっさと躊躇なく、切ってくれます。
ところが、その時、主人に用事ができて、オオテマリを切ることなく、日にちが過ぎて行きました。

9月の終わりごろ、オオテマリの辺りに白いものが見えました。
「何だろう?」
と思ったら、花のようなものが見えます。
「えっ?」
と思って、そばに行ってみると、オオテマリの花でした。





「ええっ?!秋なのに???」

おおてまりの開花時期は、普通は春です。
それなのに、秋に花が咲きました。
しかも、今までになく大量に咲いています。

花は、春先の花に比べて、乱雑というか、整っていない感じがしますが、間違いなくおおてまりの花です。

花の大きさがまちまちなので、乱雑な感じがします。


中には、こんな感じに咲いているものもあります。
白くなりきれない花なのか、緑色や茶色の状態のまま、花の形になっています。



びっくりしました。
そして、この花は、一ヶ月以上もこの状態のままでした。
もしかしたら、アジサイと同じで、ガクなのかなぁとも思いました。
毎年ほぼ葉っぱだけのオオテマリが、季節はずれに花を咲かせました。
私と主人の会話を聞いていたからかなと思いました。
「虫ばかりついて、花を咲かせないから切ってしまおう」
それを聞いて、慌てて花を咲かせたのかなと思いました。
「花を咲かせるから、お願い、切らないで!」
とオオテマリは叫んでいるのかもしれないと思いました。

そういえば、今の家を建てるとき、玄関脇にあった金木犀が、今までほとんど花をつけることがなかったのに、切る寸前に、大量に花を咲かせたことがありました。
あの時は、工事の関係で、どうしても切らなければならなかったのですが、あまりに大量に花をつけたので、何とか子供を残そうと、急いで挿し木をしたのですが、何せ10月の終わりで、やはり挿し木は上手く行きませんでした。
そのまま金木犀はなくなってしまったのですが、植物も、私たちの会話を聞いているのかもしれないと、その時も思いました。

「ごめん、ごめん、もう切らないよ」
と、オオテマリに言いました。

やはり、木はやたらに切れないなぁと思った出来事でした。


最新の画像もっと見る