はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

隣人トラブル

2013年01月05日 | 雑談
昨日のことです。
お昼過ぎに玄関のチャイムが鳴りました。
インターフォンで応えると、
「○○警察です。」
と言います。
インターフォン越しに見ると、確かに警察官の服装をしています。
「はい、何か?」
と言ったのですが、警察官はそれには答えず、私に玄関まで出て来いと言わんばかりでした。
仕方なく、インターフォンを切って、玄関まで行くことにしました。

私は若い頃からどうも警察は苦手で、我が家に尋ねられるとなると、特に心当たりはなくても敵対心のようなものが湧いてきます。

それに、相当昔のことですが、こんなことがありました。
お隣のご夫婦が留守の時、私の家に突然、警察の人がやってきました。
その人は、制服を着ていなかったので、警察官ではなくて、刑事だったのかもしれません。
私が玄関を開けると、その人は、いきなり片足でドアを挟み、ドアを閉められないようにしました。
そのしぐさだけでも、私は不気味だったし、不愉快でした。
「隣の家の親はどこでどうしてる?」
と聞いて来ました。
言い方は威圧的で横柄でした。
私は、お隣のことは何も聞いていなかったので、その時、留守にしているのかどうかも知りませんでした。
「何も知らない」と答え、「何かあったんですか?」
と聞くと、
「そんなことは、あんたには関係ない。聞いているのはこっちだ」
と言いました。
目つきが悪く、その人こそ犯罪者のように見えました。
私に聞いても収穫はないと思ったらしく、その刑事はすぐに帰って行きました。

夕方になって、お隣の人が帰ってきて、いきさつを聞きました。
その日は、子供たちを置いて、法事のために夫婦で奥さんの実家に行っていたそうです。
その間に息子さんが、近所の上級生と一緒にバイクを乗り回していたらしく、そのことで、警察に事情聴取を受けたとか。
子供たちは、乗り捨ててあったバイクを見つけて、遊んでしまったらしいのですが、そのバイクは盗難車だったらしい。
それで、警察が色めきたったというわけですが、実際のところは、二人の子供たちは、盗難には一切関与していないことがわかり、”注意”で終わったようです。
ご主人が警察に行った時も、あまりの警察の態度に憤慨していました。
ご主人は、
「あれは、警察じゃなくて、ヤクザだよ。」
と、言っていました。

そんなことがあったので、警察の訪問は、私にとっては、嫌なイメージがありました。
玄関を開けると、立っていた警察官は、
「ご主人はいらっしゃいますか?」
と言います。
「主人は、仕事で留守ですけど、何か?」
というと、
「Mさんですよね?先ほど、ご主人から通報があったんですよ。」
と言います。
「いや、ウチじゃないです。主人はいませんから。」
と言い、
「何かあったんですか?」
と聞くと
「お隣のバイクの音がうるさいという電話があったんですよ。」
と言います。
「それなら、他のMさんだと思いますよ。」
私は指をさしながら、
「あっちにも、こっちにもMさんがいるらしいですから。」
と言いました。
ここ2~3年の内に我が家の近辺は宅地開発が進み、どんどん新しい家が建ち、新しい人たちが移り住んで来ました。
最近の人は、引っ越してきても、特に挨拶にも来ないので、どこの家にどんな人が住んでいるのか、全くわからないのですが、道を歩きながら外の表札を見ると、我が家と同じ名前の表札を2軒見つけました。
なので、そのどちらかのMさんが警察に電話をしたんだろうと思いました。

その後、買い物のために駐車場へ行くと、その途中で数人の人だかりを見かけました。
その中には、さきほどの警察官もいました。
見ると、Mさんの家の隣の人たちが集まっているようです。
それぞれが、大きな声で、弁解めいたことを言っていました。
「夜はやっていない。」
とか、
「そんなに大きな音は出していない。」
などという声が聞こえて来ました。
通報した人は、そこにはいないらしく、通報された人たちが、警察官と話をしている感じでした。

確かにそこの家は、バイクをたくさん持っていて、大きな物置の中に、たくさんのバイクをしまっているのを見たことがあります。
お正月なので、それらのバイクを出して、バイク仲間が来て、それらのバイクのエンジンをかけたりしていたのかもしれません。
すぐ近くの家なのですが、我が家の構造からして、外の音は、ほとんど聞こえることはないので、わかりません。

通報した側と通報された側の並びの二軒は、家を購入し、引っ越してきた当初からトラブルがあったようです。
バイクの家が、車をお隣のMさんの家の前にかかるように駐車していたらしく、見るからに嫌味と取れるような感じで「no parking」というオーナメントがMさんの家の前にドカッと置かれています。
私は、それを見るたびに、あれは、お隣へのけん制だなと思っていました。
バイクの家の人は、愛想がよく、私が駐車場へ行く時、前を通ると、必ず挨拶をしてきます。
でも、通報したMさんは、一度も会ったことがないので、どんな人が住んでいるのか、どんな家族構成なのか、わかりません。
その日も、警察官と話をしているバイクの家の人たちとは対照的に、通報したはずのMさんは、家中の戸を閉めたまま、ひっそりとしていました。

まだこちらに越してきて、1年足らずの人たちなので、お隣同士で最初からずっとそんなトラブルを抱えているなんて、どうなんだろうと思いました。
借家ならまだしも、それぞれが購入した住宅なので、そう簡単に住む場所を替えるわけにもいかないと思います。
何も警察を呼ばなくても、直接話せば良いのにとも思いましたが、お隣であるが故に直接言うのも難しいのかなぁ。
他人事ながら、これ以上大きなトラブルにならなければ良いなと思います。

私はこの地に来てから、30年。
このトラブルの人たちと同じように、みな同じ時期にこの地に移り住んだ人たちばかりですが、周り中が良い人たちばかりで、全くトラブルもなく過ごせていることを改めて感謝しました。


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