はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

尊敬できる人

2021年04月04日 | 雑談
昨日は書道教室でした。
見出し画像は、書道教室へ行く途中の道で見たタンポポです。

書道を始めてから1年が過ぎ、現在は「特級」になりました。
これをクリアすると次は「初段」になります。
いつ頃クリアできるかわかりませんが、筆で書くことが楽しいので、これからも続けていけそうだなと思っています。

教室の中で一番の新人の私なので、今まで自分が座る席が定まらず、早めに行って場所を取ってしまうといつもその席に座っている人の迷惑になると思い、わざわざ遅めに行って空いている席に座るということを繰り返していましたが、今年になってから徐々に自分が座る席が固定してきて、今では自他ともに認める「自分の席」ができました。

私の席のすぐ後ろに座っている人がKさんと言って、とても気さくな人です。
書道をしながら独り言を言ったり、うまくいかないと大きなため息をついたりします。
席が前後しているせいもあり、私にもよく話しかけてくれます。
書道教室の人は、大人も子供もあまり私と会話してくれる人はなく、私の相手をしてくれるのは、そのKさんと先日ブログに書いたテツ君だけです。
そうそう、昨日もコミセンの玄関でテツ君と会い、
「おはようございます。」
とあいさつしてもらいました。
その時私は、テツ君の存在に全く気付いていなかったので、テツ君から「おはよう」と言ってもらって、初めてそこにテツ君がいるのに気づきました。
もちろん、私もニコニコしながら元気に「おはようございます!」と返しました。
たったそれだけのことですが、その日の書道教室は、より楽しくなったように思いました。
他の子と会ったとしても、そんな風に挨拶してくれることはないと思うからです。

話は反れましたが、私の後ろの席のKさんのことです。
毎回会うことで、徐々に話をするようになり、Kさんが今の教室に通い始めてから3年になることを知りました。
そして、今までに8つも習い事をしていたというのも知りました。
何を習っていたのか、全部は聞いていませんが、現在力を入れているのは、書道と俳句だと言っていました。
「俳句、一緒にやりませんか?」
と誘われましたが、私にはとてもできそうにないと思いました。
そして驚いたのが、Kさんが現在92歳になるということでした。
私は目を丸くして
「若いですね~。とてもそんな年には見えません」
と言いました。
「いやいや・・」
とKさんは言っていましたが、それはお世辞でもなんでもなく、本当にそんなお年には見えません。
80歳は過ぎているかなと思っていましたが、まさか90歳を過ぎているとは思いませんでした。
歩き方、話し方、すべての動作において、しっかりしています。
先生がよく、「お年にしては、力強い字」とKさんの書いたものを評していますが、大きなしっかりした字を書きます。
逆にいつも大きすぎて、太すぎて、注意を受けているくらいです。
たまに娘さんの愚痴をこぼしたりしていますが、それはどこの家庭でもあるようなことで、私は「あるあるだな」と思って笑って聞いています。

昨日、書いたものを添削してもらうのにKさんと小学生の女の子とテツ君が並んでいました。
Kさんは、女の子の書いたものを見て「上手ね~」と、話しかけていましたが、例によって女の子は、ろくに返事もしませんでした。
私なら、そこでめげてしまって話しかけるのを止めてしまうのですが、Kさんは、そんなことは意に介さず、次々と話しかけていました。
それでも女の子の反応はイマイチでしたが、一緒に並んでいたテツ君が、代わりに答えていました。
さすが、テツ君だと思いました。
そしてKさんもさすがだなと思いました。

今までも書道教室で親しみやすい大人はKさんだけと思っていましたが、年齢を聞いてますますKさんのことをすごい人だなと思うようになりました。
初めて尊敬できる人に出会ったと思いました。

私は、そんな高齢まで生きられるかどうかわかりませんが、Kさんのように、はつらつと生きられたらいいなと思っています。



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