
「遺体を取り扱う事業者や無縁改葬等の現状調査及び今後の方策検討に資する研究」で葬祭業者の状況が報告されているなかで、葬祭業者の直接的な法規制がなく業界団体に属さない事業者もあることが指摘され、今後の方策として遺体を取り扱う事業者について業界横断的な第三者による登録制度の検討を求めている。
ケアマネジャーも将来身寄りのない利用者の葬祭で巻き込まれるかもしれないので、葬祭業者のあり方にも無関心ではいられない。

「遺体を取り扱う事業者や無縁改葬等の現状調査及び今後の方策検討に資する研究」というレポートが厚生労働行政推進調査事業費補助金 厚生労働科学特別研究事業として出されている。これによると葬祭事業者が遺体の引き取り先はほとんど病院で自宅や特養は3割から0.1割だという。在宅での看取りが増えているのか、増えるのか、その動向はケアマネジャーの業務にも影響を与える。

一人暮らし高齢者が増えるのでケアマネジャーも一人暮らしの利用者を支援している。死亡したときの対応も知っておかないとケアマネジャーは対応になやむかもしれない。
いまのうちに身寄りがいないのか、いるのか、身寄りはご遺体を引き取る意向があるのかライフイベントのなかで確認しておくといい。

11月12日国立社会保障・人口問題研究所が65歳以上の高齢者で一人暮らしの割合が2050年には32道府県で20%を超えると推計を出した。一人暮らし高齢者を担当したケアマネジャーにとって亡くなったときの対応を考えておきたい。

介護に経産省ならでは視点で展開する施策open care projectの一環で行う家族謎解き体験「ただいまタイムループ」を13日から17日まで開催。これは家庭内で介護の話題を身近にして介護を「個人の課題」から「みんなの話題」へ転換することを目指すという。
こういう取組も高齢社会の対策に役立つと思う。

秋田県では、介護の仕事に対する正しいイメージを伝えるための動画として、「24時間観察ドキュメンタリー 介護のホンネ」を制作し、you tubeで公開している。
秋田県内の介護サービス事業所に30台の定点カメラを設置し、介護施設職員と利用者とのリアルな関わり、現役の介護職員の方から仕事に対する思いやメッセージなども収録されている。
ロングver
https://youtu.be/AqjzsZWCsqU
ショートver
https://youtu.be/Ol4zdEgmjrQ