nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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介護事業のビジネスモデルは

2008-01-15 10:58:04 | 経営
先週地元で経済団体の賀詞交歓会があり、席上、金融関係者の方と話ができた。
当社もお世話になっているので最近の当社の報告とか事業目的とか話させていただいた。
その際、金融関係者の話で「介護業界ではビジネスモデルはありませんね」という一言。
外部の人のほうがよく見ている、本質を見抜いていると感じた。
介護事業はいまだにビジネスとして確立していないということだろう、外部の人間しかも金融関係者の意見であることに傾聴する必要がる。
1、制度の規制が大部分をしめる
2、売上の要素・種類と数量と価格が法定
3、経費に関わる人件費が制度に左右される
4、人材確保のうち教育は資格に依存
5、資格付与は制度に依存
6、業務内容は制度で規定
これらの意味するとことは売上は制度によって規定されていること、経費のうち70%から80%を占める人件費が規定されていること、人材の教育研修は制度で行われる一方費用負担はないこと、業務内容も規定されていることを意味している。
このような事業内容でどこに収益源を求めるのか。
以上の項目を理解した上でしかも収益追求の手段を持たないとビジネスモデルとは言えない。
金融関係者もそこを見ての発言で、制度の履行と企業としての利益追求という2面を実行する企業体を実現することが、ビジネスモデルの1つの姿を提示する。

当社ではケアマネジメントを確立する会社です。当社で働くケアマネジャーには専門職としての自覚を求めます。その表現として給与体系は専門職に対応したものであり、ケアマネジャーの業務の成果を反映させる仕組みにして、ケアマネジャーがケアマネジメントに専念できるように体制を整備している。
この専門職としての待遇を整備することが人件費を適正な水準にする方法で、経費を適正に維持することがまず介護事業における収益確保の前提。
次に他の経費の中身を吟味し、不要な経費は省く。たとえば当社では車両は保持いていません、都市部でお客様の自宅へ事業者の事務所に行くのに自動車が必要でしょうか。
都市部であれば公共交通が整備されているので自動車での移動は必ずしも必要とは考えない。
社員に運転させるリスク(車両購入・リース・ガソリン代・保険・駐車料金・事故発生リスク)を考慮すると自動車を保持する理由はどこにあるのか解答がない。

介護事業では売りは決定です、変数ではありません。売上でなければどこに収益の源があるのか、経費以外にないでしょう。
しかも経費を単に引き締めるのでは社員のモチベーションが下がり、モラルの低下、反社会的行為の発生という事態が考えらるので、経費を適正に保つ、経費を引き締めるには理由に基づく引締めであることが必要でしょう。

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