東京星人のたわごと

千葉都民を卒業した自堕落なオイラの日々をつらつらと・・・

マルレーネ・デュマス展 MOT

2007-07-03 00:37:46 | 楽しむ
オイラん家から一番近い美術館が
MOTこと東京都現代美術館。
ここは作品同士の感覚に余裕があって
お客さんもギュウギュウじゃないのがヨイ。

場所的に周りが商業地でないことと
展示物が現代美術館だけあって多少奇抜、
つまりNYCのMOMAとかと同じ系統なことで
内容の割にカナリ穴場なハコとなってる感じ。

1日(日)までやってたマルレーネ・デュマス展は
値段で行くのを決めた展覧会。
正規料金だと1300円とか取られるトコロ、
チケットショップで400円で招待券ゲット。
しかも常設展も見れた大変お得な買い物。

とは言えど、実際この方よく知らなかったりして。
資料によると53年の南アフリカ生まれで
彼女の作品がオークション史上最高額で落札されたことがあるとか。

絵の系統で言うと・・・印象派???であってるんやろか。
ボカシの技術が優れた絵描きの方で
モチーフは専ら人間、ときおりエッチ。
水墨画、とか水彩画のごとき輪郭をハッキリさせない絵が多し。
ハッキリさせてる方も相当巧かったけど。

今回の展覧会のメインとなった作品は「ブロークン・ホワイト」
という、女性の横顔・・・ベッドで横たわって顔だけ横向きなの。
この作品、モデルさんを描いたモノじゃなくて
写真を起こした作品で、元の画は日本人カメラマン・アラーキーこと
荒木経惟氏のバストショット・ヌードがモチーフ。
ゆくゆくはこの作品も後生に残る作品になるんかも。

ついでで見てきたのが「トーキョーワンダーウォール公募2007」。
規格とか良くわかんなかったけど、都庁の壁にはめるアートの大会。
写真を見せる訳じゃないけどパソコンテクを駆使したアートや
飛び出る絵、造形物もありで多種多彩。
いかにも現代アートっぽくてボーっと見るにはいい感じかも。

さらにお得だったのは常設展も観覧可能だったところ。
こっちの方が本家現代アートって色彩全開で
アンディ・ウォホールや会田誠さんなんかもあって
目を見張るシロモノ多数。

そして特別公開作品として天才・岡本太郎画伯の
「明日の神話」が公開中。

ここだけ写真撮影可能。
とにかくデケェ。縦5.5M×横30Mの巨大作品。
当たり前なんだけど、ただデカイだけじゃなくて
この作品にはコノ大きさが必要ってくらい
大きさと内容のバランスが◎
画伯の作品はほぼ1年の公開期間とあってまだまだ展示が続くらしい。

あとMOTでは今月21日からはスタジオ・ジブリの絵職人
男鹿和雄展が開催される模様。
トトロとかもののけ姫の背景画の原画を公開されるそうで
三鷹に行き慣れた親子連れ-ジャリで賑わいそうな予感。

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