馬の学校便り by専修学校 優駿学園

日本で唯一の馬の専修学校 優駿学園の
ニュースです。

厩務員試験

2007-11-27 | 学校の様子
先日11月22日にJRA競馬学校厩務員課程の1次試験が行われました。
本校3年生ももちろん受験しております。
会場には、様々な牧場から来ている方々。
そんな人たちを見て、3年生も少し緊張気味。
普段はワイワイ騒ぎながら授業を進めていくのですが、
見るからに緊張した面持ちで試験会場に向かいました。

体重がギリギリの学生もいましたが、何とかクリアし、受験してきました。
普段からしっかり座学も受けていますので出来は上々のようです。

卒業生も何人か受験しており、出来は?と尋ねると
「ばっちりです!」と応えてくれました。

結果は12月中旬に発表されます。
その後、2次試験があり、いよいよ厩務員課程に入学、半年間厩務員課程で勉強した後、実際にトレーニングセンターで厩務員として活躍することになります。

今年もたくさんの本校の学生が厩務員試験に合格し、将来競馬場でその姿を見ることが出来ることを楽しみにしています。

BTC・日高育成牧場見学

2007-11-12 | 学校の様子

 11月8日に浦河町にあるBTCとJRA日高育成牧場の見学に行って来ました。この施設はJRAが「世界に通用する強い馬作り」を目的に作った施設で、一般の牧場に開放されている施設です。施設の中には最長2,400mの芝坂路や、直線1,000メートルの屋内ウッドチップ馬場など、様々な施設があり、多くの馬が毎日調教しています。

 

 小高い丘に上がり全景を見ながら施設の説明をしていただきました。あまりの広大さに生徒たちも驚いていたようですが、真剣に各施設の説明を聞いていました。
 その後、各施設に移動し見学して行きました。砂の馬場、芝の馬場、ウッドチップの馬場、屋内、屋外、様々なコースがあり、どのコースも幅がゆったりとってあり、とても広い施設でした。特に、屋内の直線1,000mウッドチップコースは日本でも最大級の施設で生徒も将来このような施設で調教してみたいと話していました。

 

 屋内馬場では実際にコースに入って足元の感覚を体験してみました。埃が立たないようにしっかりと散水したり、毎日の調整が大変だと言う話も聞かせてくれました。
 また、芝の馬場でもコースに入らせていただき説明をしていただきました。

 

 午後からはJRA日高育成牧場で研究施設の見学です。まずはトレッドミル。人で言うランニングマシンです。常に同じスピード、同じ負荷をかけながら運動が出来るので、馬の運動能力の個体差を確認することが出来ます。また、同じ場所に馬がい続けるので、運動を継続しながら血液を採取したりも出来るそうです。ここの施設でどのような研究をしているかも説明していただきました。
 手術室ではどんな手術を行っているのか、どのように手術を行っているのかも説明していただきました。
 



 最後にこの写真、実際に種牡馬だった馬の骨格標本です。この標本を使って様々なクイズを出していただきながら説明をしていただきました。
 
 今回は初めて調教施設を見学してきました。今までも、競馬観戦、セリの見学などはしておりましたが、実際に自分が携わるであろう「調教」の現場、施設を見れたことで生徒の気持ちにはしっかりと目標が出来てきたのではないかと思います。