俺の日々

まぁ日記みたいなものだな

臺灣菓子

2008年10月02日 | 喰いもの
なんか台湾の菓子を喰う。





パイナポーだってさ。
へー。

原材料を見てみる。
いま話題のメラミンは、どうか。



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成分:未漂白麺粉、未氣化純奶油、新鮮蛋
    台灣金鑽鳳梨、麦芽、糖、食鹽
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だってさ。
わりと分かるのが面白い。
漢字って、すげーな。
個々に意味があるんだもんな。

俺が外国人なら、
「ふざけんな、一個いっこ覚えてらんねーよ。」
とか思いそうだ。


・未漂白麺粉
→未漂白の小麦粉

・未氣化純奶油
→生っぽい、なんかの油。

・新鮮蛋
→たぶん新鮮な卵。

・台灣金鑽鳳梨
→たぶん台湾で採れた、なんかスゴいパイナポー。

・麦芽
→麦芽。

・糖
→たぶん砂糖

・食鹽
→字の部品も、位置的にも、たぶん食塩。


うーむ、乳成分っぽいのが見当たらないけど、なんか潜んでるのかな。
まぁひとまず喰う。




パイナポーな具が入った、湿った焼き菓子みたいな感じ。
へー。


雰囲気的に、なんらかの乳製品は入ってそうだけどな。
バターとか。


ちょいと調べてみる。

「未氣化純奶油」ってのが、いまいちわかんねーな。
まずはコレだな。

たぶん「未-氣化-純-奶油」で分けられそうなので、
「奶油」を調査。

■Wikipedia中文版(奶油の項目)■
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B6%E6%B2%B9

おぉ、
「奶油は乳製品の一つ」
みたいな出だしだぞ。
どうやらいわゆる「クリーム」とか「バター」の模様。
日本語版のリンク先は「クリーム」になってるな。
逆に日本語版の「バター」の項目から、中文版のリンクに飛んでみる。

■Wikipedia中文版(日本語版の「バター」項目にあたるページ)■
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E6%B2%B9

む、
「黄油、又は牛油、或いは奶油は・・・」
みたいな出だしだな。

つまり、「バター」も「クリーム」も「奶油」なんじゃねーか。
喰った感じからして、この場合の「奶油」ってのは、
いわゆる「バター」に相当する成分ということであろう。

でも「未氣化純奶油」だと、またなんかちげーのかな。
わかんねー。

と思ったら、偶然ちょうど台湾人を発見したので、
紙に書いて聞いてみた。

「・・・ワカリマセン。」

台湾人がワカラネーなら、日本人の俺がワカラネーのは仕様。
なにか手助けになるかと思って、
「黄油」ってのも書いてバターらしいことを伝えると、

「台湾と中国は違うから・・・。」

と、なんとも申し訳なさそうに。

もうバター決定でいいや。
未氣化純奶油はバターです。
決まり。

・・・と思ったら、台湾人も調べてくれたらしく、
「それはバターのことみたいです。」
と俺の決定にお墨付きを与えてくれた。

台湾人GJ。



他の成分も調べてみる。



「台灣金鑽鳳梨」ってのは、
「台灣-金鑽-鳳梨」に分けられそうだな。

「鳳梨」ってのを調査。

■Wikipedia中文版(鳳梨の項目)■
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B3%E6%A2%A8

「菠萝」ってのに転送されたけど、どうみてもパイナポー決定。

「金鑽」ってのも調査。
項目がねーな。
普通に検索。

「かなさな」っていう日本の単語が目立つ。
よくわからんが、金みたいにすげーってことで決定。

そもそも「鑽」って字、大鑽井盆地以外に見ることねーし。




「食鹽」っても調査。

■Wikipedia中文版(食鹽の項目)■
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E9%B9%BD

「食盐」ってのに転送。
どうみても繁体字と簡体字の違いなだけなので、食塩できまり。

日本における「塩」って字は、繁体字と簡体字の中間みたいな字だな。
漢字おもしれーな。
やっぱり韓国もある程度は漢字を復活させたほうがいいだろうなぁ。
大学生が「大韓民国」とか書けないらしいし・・・。

日本には漢字があってよかったな。
ひらがな、カタカナ、漢字、全部最強。
誰だよ、日本語を廃止してフランス語を国語にすべきとか言った野郎は。


つーか、菓子ひとつでここまでいろいろ漢字の勉強になるとは思わなかった。

でもすぐ忘れるんだけど。
つーか、そもそも日本じゃ使わねー漢字か・・・。

なら、忘れ許可で。