人生でいちばん 勉強したのは小学校を卒業して中学へ入る前の春休みだったな。
「人生をリセットしよう」ってなことを、小学生なりの頭で考えてた。
ど田舎の山村は(例えです、村ではない…)、小学生にとっても世間が狭くて、息が詰まると感じてたんだよね。
けっこう人の顔色に敏感にならざるを得ないようなことがあって、もやもやしてたんだと思う。
中学「受験」なんてどこの世界の話?という環境で、だまってても行先は決まっていた。
それでも、中学に行けば「まったく新しい世界が始まる」と思った。
そんなようなことを、唯一の情報源『小学六年生』かなんかに書いてあったんだろう。
そして、教科書を読んだり、付録の問題集を毎日解いたような気がする。
「苦手科目克服!」などど、画用紙に書いて学習机に付いてる本棚に張ったりして。
本の好きだった私は、その頃ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』がお気に入りで、貧しい主人公が故郷を離れて全寮制の寄宿舎に入って苦学する描写に憧れた。
一人で過ごすこと、勉強し過ぎて軽い頭痛がする感覚、ほとんど泡立たなくなった古びた石鹸…かすかに香りがする感じ、洗いざらして繊維が固くなった手ぬぐいというかタオル、軽い空腹感、指先の冷たさ、集中していて、立ちあがった時の目の回る感じとか…
小学生らしくはないけれど、そのような物語の世界を追体験するようなつもりで、机に向かった。
‥‥中学に入る前までには、一応、苦手な科目は無くなっていたな。
今はじゃんじゃん あるけどね。
私の思春期は、早く始まって けっこう長く続いた……
勉強する習慣は、高校に入ってから消え失せた。
大学受験の時は、さすがに少し勉強したけど、小学6年生の春休みの比ではなかった。
この1年間、卒業後20年以上経ってからの再びの勤労社会人大学生生活は体力配分・時間配分に苦労したけど、やっぱり小学6年生の春休みほどの集中は出来てなかったな。
若い(幼い)って、素晴らしいのかも。。。。。
明日から4月。
私と同じように、リセットする気でいる必死な13才もいるだろうね。
こどもだからといって、何も考えていないかといえば、そうではないね。
「人生をリセットしよう」ってなことを、小学生なりの頭で考えてた。
ど田舎の山村は(例えです、村ではない…)、小学生にとっても世間が狭くて、息が詰まると感じてたんだよね。
けっこう人の顔色に敏感にならざるを得ないようなことがあって、もやもやしてたんだと思う。
中学「受験」なんてどこの世界の話?という環境で、だまってても行先は決まっていた。
それでも、中学に行けば「まったく新しい世界が始まる」と思った。
そんなようなことを、唯一の情報源『小学六年生』かなんかに書いてあったんだろう。
そして、教科書を読んだり、付録の問題集を毎日解いたような気がする。
「苦手科目克服!」などど、画用紙に書いて学習机に付いてる本棚に張ったりして。
本の好きだった私は、その頃ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』がお気に入りで、貧しい主人公が故郷を離れて全寮制の寄宿舎に入って苦学する描写に憧れた。
一人で過ごすこと、勉強し過ぎて軽い頭痛がする感覚、ほとんど泡立たなくなった古びた石鹸…かすかに香りがする感じ、洗いざらして繊維が固くなった手ぬぐいというかタオル、軽い空腹感、指先の冷たさ、集中していて、立ちあがった時の目の回る感じとか…
小学生らしくはないけれど、そのような物語の世界を追体験するようなつもりで、机に向かった。
‥‥中学に入る前までには、一応、苦手な科目は無くなっていたな。
今はじゃんじゃん あるけどね。
私の思春期は、早く始まって けっこう長く続いた……
勉強する習慣は、高校に入ってから消え失せた。
大学受験の時は、さすがに少し勉強したけど、小学6年生の春休みの比ではなかった。
この1年間、卒業後20年以上経ってからの再びの勤労社会人大学生生活は体力配分・時間配分に苦労したけど、やっぱり小学6年生の春休みほどの集中は出来てなかったな。
若い(幼い)って、素晴らしいのかも。。。。。
明日から4月。
私と同じように、リセットする気でいる必死な13才もいるだろうね。
こどもだからといって、何も考えていないかといえば、そうではないね。