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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

英語学習の特効薬

2024-06-27 | 通訳ガイド/everyday life

「英語学習とハゲ、あとデブに特効薬はない」

 

 

これは確実に言えます。

 

 

ちょうど一ヶ月走って、恐る恐る体重計に乗ったところ1kgちょっと減っていました。

 

 

最近は2日に一回ですが、あれだけ走って「これだけ?」というのが正直な感想です。

 

 

ちなみに食生活は変えていません。

 

 

食べる量やアルコールを減らせばもっと減ったと思いますが、ランニングだけでどのくらい体重が落とせるのか知りたかったのであえて減らしませんでした。

 

 

また3ヶ月後くらいにご報告できればと思います。

 

 

英語学習はコロナ禍の2020年秋頃に本格的に始めたので、かなり時間が経過しています。

 

 

自分でも英語の上達は実感しています。

 

 

お金はほとんどかけていません。

 

 

買ったのは単語の本を3冊、文法書が2冊、英語喉の本くらい。

 

 

あとiPhoneのBookアプリで購入した英語の小説が10冊くらいです。

 

 

お金はかけませんでしたが、その分時間はかけました。

 

 

三年以上、盆も正月も旅行中も、コロナにかかった時も、富士ツアーが3連チャンだった時も、毎朝早く起きて最低1日1時間半は英語(今はスペイン語も含めて)の勉強に費やしてきました。

 

 

三年も続けているとルーチンが決まってきます。

 

 

1. 単語の書き取り(二年かけて覚えた比較的高難度の単語3000語から)100語・約15分

2. スペイン語の単語の書き取り(今まで覚えた単語1400語から)200〜300語・約20分

3. Duolingoのスペイン語アプリ学習・約30分

4. 英字新聞朗読・約20分

5. 英語で日記を書く(journalアプリやSNS)・約20分

 

 

これに加え通勤時間や寝る前に英語のポッドキャストを聴くのに30分〜1時間くらい、英語の小説を同じく30分〜1時間くらいかけて読んでいます。

 

 

アウトプットは毎日のように現場でお客さんと、オフィスにいる時は電話で問い合わせてくる人と英語で話しています。

 

 

どうやって上達を「実感」できたかというと、

 

 

自分が英語を電話やバス車内でマイクを持っている時など、自分の発声、発音を味わいながら(確認しながら)喋れるようになってきたことがひとつ。

 

 

落ち着いて喋れるようになり、口発音になりそうになったら補正をかける余裕ができてきました。

 

 

外国人のお客さんに「あなたはどこの国の人?」と聞かれることもコロナ以前はなかったです。

 

 

以前はせいぜい"Your English is good! Where did you learn it?"くらいでした。

 

 

音節を意識し流れるように喋る。

 

 

そして、せこせこせず、堂々と偉そうにして喋る。

 

 

三年間、日本のテレビも本もほとんど見ずに英語に浸っていると、英語という言語の他に英語圏の文化、英語圏の人々の思考も学べたように思います。

 

 

特にスペイン語を学習するにあたり、日本語の教材は一切使わず、英語でスペイン語を勉強しています。

 

 

日本語で書かれたスペイン語の教本や文法書を図書館で手に取ったこともありましたが、意味不明な文法用語に振り回されそうでしたし、どうせならそういった文法用語も英語で覚えた方が一石二鳥だと思ったからです。

 

 

スペイン語を英語で学習してきて感じたのは、西洋言語の類似性です。

 

 

そして改めて日本語とそれらが全然違うものなんだと痛感しました。

 

 

それは文法、発音、文字の違いなんかよりもっと根本的な文化背景の違いといっていいでしょう。

 

 

簡単な例でいえば

 

 

Good morning.

 

 

スペイン語だと"Buenos días."

 

 

どちらも日本語に訳すと「良い朝(日)」です。

 

 

でも日本語だとGood morningは「おはよう」または「おはようございます」ということになります。

 

 

本来、日本語のおはようは「朝早くからご苦労様です」的な文章を短く表現したものです。

 

 

決して英語やスペイン語のように「良い朝を!」「いい朝ですね!」的なニュアンスではない。

 

 

これらごく当たり前な挨拶ですら、よく考えてみると全然違う。

 

 

バスツアーでランチタイムにレストランに行きます。

 

 

お客さんに、日本では食べる前に「いただきます」と言うんですよ、と教え「いただきます」に潜む意味を説明すると、とても感心してくれます。

 

 

そんな時「じゃあ日本では"Enjoy your meal!"はどういうの?」って聞かれることが何度かありました。(日本ではあまり馴染みないですが、西洋ではよく使われるっぽい)

 

 

スペイン語でも"¡Buen provecho!"と英語に全く同じように対応するフレーズがあることを学びました。

 

 

でも考えてみたら日本語にはない。

 

 

もちろん「どうぞ、めしあがれ!」みたいに言おうとすれば言えますが、日常ではそんなこと言う習慣、文化がありません。

 

 

スペイン語を英語で勉強してきたなかで、我々日本人がこれほどまでに英語学習に長年苦しんできたのは、もしかしたらこの部分にあるのではないか?と思えてきました。

 

 

「この日本語は英語ではなんていう?」

 

 

逆もそうですが、そんなことを気にするあまり、肝心なことを見落としてきてしまった。

 

 

暴論かもしれませんが、英語を学ぶのに日本語は一切必要ない。むしろ足枷になってしまう。

 

 

英語でドラマ、映画、ニュースを観て、英語だけのポッドキャストを聴き、英語の新聞と本を読み、英語圏の人と毎日英語で喋ることを最低2年から3年、毎日続ける。

 

 

私のような凡人でも効果があったくらいなので間違いない英語習得法だと思います。

 

 

冒頭書いたランニングも同じだと思います。

 

 

今は5km走るのも苦しいです。こんなに苦しい思いして毎朝走っても減った体重はたったの1キロ。見た目は一ヶ月前と全く変わらず。

 

 

でも私の英語学習と同じように、これから半年、一年続けていったら結果が出ることは薄々感じています。

 

 

もし英語と真剣に向き合って一年やっても上達が感じられない人がいましたら、もうちょっとの辛抱ですよ!そしてついでに英語圏の文化と人々の考え方を身につける訓練をしてみたらきっときっと結果がまっていると思います。

 

 

お互い頑張りましょう。

 

 

三嶋大社にいた鹿たち

 


Shogun

2024-06-12 | 通訳ガイド/everyday life



2021年1月に腰を痛めてから(ヘルニアと診断される)ご無沙汰していたrunningを先日再開しました。



5月末から始めてすでに10回以上走っています。



上の画像はナイキのRunアプリ。今日の記録です。



3.01は距離ですがKmではなくmileで設定しています。



理由は以前にも書いたような気がしますが、マイルだとキロメートルの約1.64倍くらいになり、何となくスケールが大きいから?でしたっけ。



現在、週5位、早朝3マイル(約5キロ)30分のペースで走っています。



徐々にペースをあげていき2021年の一月頃のペース、5マイル・40分位に戻せるよう頑張っていきたいです。



通訳ガイドの仕事はだいぶ落ち着いてきて、6月は週に2回くらいですかね。



残りはオフィスにいたり外周りしたり、比較的好きにやらせていただいています。



最近やったことと言えば、有料チャンネルのディズニー+で"Shogun"を観たことですかね。



月1000円のサブスクです。全話観た後、解約しました。



面白い面白くないは別にして通訳案内士なら絶対に観ておいた方がいいです。



日本に来るような外国人旅行者のお客さんは大体このShowを観ているように思います。



最近バスツアーの時、皇居に行ったり、富士ツアーでも江戸城や皇居について話す時に、必ず「Shogun観たことある人!」って聞いています。



毎回毎回かなりの人が手を上げます。



それくらい人気みたいです。



なので皇居について話す時は劇中のShogunの話も交えたり、「あれはToranagaが完成させたお城なんですよ」などと言うととても反応が良いのです。



まだの方は是非観ることをおすすめします。