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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

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2021-06-30 | 通訳ガイド/everyday life
今週の日曜日は天気が怪しかったので屋根のある武蔵小山の商店街まで子供二人を連れて散歩を楽しみました。腰の調子が未だ微妙によろしくなく、下の息子が歩かない時はErgobaby(抱っこ紐)をおんぶ仕様にして背負っています。最初は一人でうまく出来ませんでしたが、今では慣れたものでどこでもすぐにおんぶできるようになりました。



武蔵小山商店街にある都心屈指の規模を誇るダイソーに寄った後、子供達が大好きなアイスクリームのお店へ。日本では「サーティワン」の名で親しまれていますが、本家アメリカでは”Baskin Robbins”と呼ばれているのは有名な話。「サーティワン」という名称は世界で日本と台湾のみ定着しています。



高校生の時、アメリカの高校に留学していた親友が夏休みに一時帰国していた時「アメリカではサーティワンのことをバスキンロビンズって言うんだぜ!」と得意気に教えてくれました。私も真似て「バスキン」「バスキン」とサーティワンのことをわざわざ呼んでいた時期があり、私の黒歴史の1ページに刻まれています🤪。



 “In 1945, two entrepreneurs named Burt Baskin and Irv Robbins started a new ice cream speciality shop in Southern California with a unique idea - serve a different flavor of ice cream for every day of the month, 31 flavors.
The brand was introduced to Japan in 1974 with the first store as FC at the National Azabu Supermarket, and has now expanded to nearly 1,200 stores, making Japan the 2nd largest market in the world for Baskin-Robbins.”
株式会社サーティワンジャパンの会長、キム氏の英文メッセージより抜粋



日本での創業は1973年。現在、FC、直営含め日本国内に1200店舗もあり、市場規模はアメリカに次いで世界で二番目を誇るのだそう(因みにアメリカの店舗数は約2700)。




例の六本木のアメリカ大使館宿舎の建物が良く見える場所を発見しました。手前の古い倉と合っていますね。深緑とのcontrastも美しいです。



I’ve learned that Japanese people tend to be cynical about COVID-19 vaccination through articles in foreign newspapers.  It seems like people are so skeptical about its efficacy and scared to death to get side effects.



ワクチン接種、一回目の予約が取れました。丁度二週間後です。日本では「食」に関してもうるさいですが、ワクチンも同様のようで(食べ物同様、直接体内にいれるものだからなのか?)接種したがらない人が他の先進国に比べ多いらしい。私の周りの知人にも頑なに受けたがらない人が何人もいるくらいだから実際にそうなのでしょう。迷信(superstition)好きな国民性に関係するのでしょうか🧐。
「コロナは怖いがワクチンも怖い」
とても興味深い現象だと思いました。




お台場の駄菓子屋

2021-06-21 | 通訳ガイド/everyday life


“Dagashiya(駄菓子屋)” refers to a 
small shop that sells cheap snacks and candies.  They are very popular among young children.  The prices of those snacks and the likes mostly ranged from 5 Yen to 20 Yen when I was a kid.  So we could buy a lot of them if we had one 100-yen coin in our pockets.

Though such stores were seen every corner throughout Japan during the Showa period, we hardly see them today.  Many adults, including myself, who grew up with Dagashiya must have blissful memories at their own favorite local shop.  So I felt sorry for my kids when we learned that our favorite Dagashiya shop had closed permanently.

I think kids can learn a lot of things at Dagashiya.  It is not only a shop for kids to squander their money.  Kids also can experience things like pondering before spending or calculating cash within a limited budget on their own.

So I always keep searching for another Dagashiya where I can take my children by bike or even by train.  I’d like them to have the same experience at Dagashiya I’d been through when I was their age.



今週の休みはお台場へ行ってきました。お目当てはDecksの4階にある駄菓子屋さん(純粋な駄菓子屋さんではなく昭和な雰囲気のテーマパーク的な階に入っているお店です)。上の娘が駄菓子屋大好きなんです(駄菓子屋が嫌いな子供はまずいないと信じたいですが)。



以前ブログに書いた田園調布の駄菓子屋さんは今年の初めに潰れてしまいました。その後、大岡山駅近くに良い雰囲気の駄菓子屋を見つけたのですがコロナでここ数ヶ月間閉めています(そのまま失くなってしまいませんように)。



私が子供の時、駄菓子屋で限られたお小遣いから、その日何にいくら使うか、小さなアタマで熟考したことは今でも鮮明に記憶に残っています。そしてその経験は後の人生できっと役立ったはず。子供達にも同じ経験をしてもらいたいです。なので新しい駄菓子屋さんを発見したらどんなに遠くても自転車や電車で行ける距離なら今後も連れて行ってあげたいと思っています。



父の日に娘から覚えたばかりのひらがなを駆使してそこそ長い文章の手紙を貰いました。感動して目頭が熱くなりました😭。写真は封筒に一緒に入っていたお手製「プラ板」。さっそくカバンに付けました。妻からも「手紙」と某有名ブランドのマスクを。こちらも早速今日付けています。お高いだけあって装着感と見た目が素晴らしいです。みんなありがとう。今の自分が在るのはみんなのお陰だよ❗️













インド人考

2021-06-18 | 通訳ガイド/everyday life
先日学んだ(暗記した)英単語
”haggle”

意味は
“to calmly argue with someone over the price of something”
(物の値段について誰かと「穏やかに」揉める)
で、synonym(同義語)に”bargain”がありました。



“bargain”は日本語でも「バーゲン」として定着して馴染み深い言葉。日本語では名詞として使われる一方、英語では動詞でも使われます。



今回”bargain”という単語に久しぶりに接し、通訳ガイドをやっていた頃の事を思い出しました。

“Can I bargain here?”
“What if I bargain for them?”
“Is it rude if I bargain?”
など

浅草寺の仲見世通りをお客さんと歩いていると、こんなことを良く聞かれました。本当によく聞かれました。2回に一回は聞かれた感覚。




いつぞやの仲見世通り



お買い物好きなフィリピン人やフィリピン系アメリカ人のお客さんが多かったですかね、こういったことを聞いてきたのは。傾向として英語圏の白人の方はあまり仲見世のような土産屋での買い物には興味はないようでした(出張で日本を訪れている人で週末にツアーに参加するような方の中にはご家族用にお土産を買われる人は結構いました)。



値段交渉で有名なインド人のお客さんからは意外にもそんな質問は出てこなかったと記憶しています。
(以下は半分ネタに聞こえるかも知れませんがほぼ事実)
彼らはそんなことを確かめなくてもどこでも値切るのでそもそも聞いてこない
多分、銀座の三越へ行っても取り敢えず値切るはず。
私自身も当日払いのツアー代金を値切ってきた人に何度も何度も遭遇しました。




何年か前の某旅行団体のセミナーに参加した時に配布された資料。大袈裟でなく、インドの方をお客様として、また、ビジネスの相手として接しなければならない時、最初は誰もが「圧倒」されると思います。

●日本人が考える「ここまでしたのだから当然〇〇だろう」というロジックは通用しない
●インド人は自分の要求を叶えるためには、たやすく諦めない。
●時間をかけることは厭わず、多方面から説得にかかる。

この3点は特に重要な点だと、自身の経験と照らし合わせ今でも心に刻んでいます。



同僚の通訳案内士の中にはインドの方にとても苦手意識を持っている人が多いですが、そういうものなんだと理解した上で、(気長に)接していくと、彼らの良い所ばかりが浮かび上がってきます。そして実は日本人にとって、とても付き合いやすい人達だということが分かってくるのです(私は新人の頃、インドの方が嫌で嫌で堪らない時期がありましたが、いつの間にかとても親しみが持てるようになった)。



追記
過去ブログの倉庫を探したら同じようなインド人のお客さんについて書いた記事が出てきました





crisps

2021-06-15 | 英語学習
おはようございます。
通勤時間(片道約1時間半・徒歩40分含む)はpodcast放送を聴いたり英語の本(The Lord of the Ringsは先日とうとう完読しました)を読んだりして過ごしているのは以前も書いた通りです。



お気に入りのLuke's English Podcastに並んで"voicy"のKazさんの放送も欠かさず聴いています。対談形式の短い放送です。英語の上手な日本人同士、日本に精通した英語nativeとの会話がとても面白いのでおすすめです。完全に英語のみの放送ではなく、後半少しだけ日本語でのやり取りが入ります。



6月11日放送のオーストラリア在住のKentiさん(愛知出身の日本人男性。素晴らしいオーストラリア訛りの英語を操る)との対談で、Kazさんが日本人にとって最も発音しずらい英単語は何か?と尋ね、Kentiさんは"crisps"を挙げてました。




crispsはアメリカでいうchips(ポテチ)のイギリス版。chips同様、通常sを付けて複数形で使われます(因みにイギリスでのchipsはfrench fries、日本で言うフライドポテトのことを指すらしい)。何が難しいかというと何とこの単語「s」込みで1 syllable、つまり1音節なんです(カタカナで表すと「クリスプス」。日本語にすると5音節❗️)。母音は1つ。あとは子音の塊。こんなのを一気に1音節で言ってしまわないといけないとは。



一見簡単そうですが、実際正しく発音しようとすると結構大変です。最後のsの前の"p"を「プ(pu)」って言ってしまいがちになります。pとsを繋げて一気に発声しないと全体が1音節内に収まりませんからね。




先週日曜日に行った東京ディズニーランド(の入口)。人気(ひとけ)がなかった。チケットは「ランド」の方が全然取れません。



夢見ヶ崎

2021-06-14 | 通訳ガイド/everyday life


I took my kids to a small zoo, Yumemigasaki Zoo in Kawasaki, on Sunday.  The zoo was free admission, situated on the top of a hill called Kase Yama in Saiwai Ward of Kawasaki.  It took us about 30 minutes from home to the area by bike.

I heard that there were several ways to the top of the small mountain, but it was a bit complicated to find them out when we were at the bottom of the hill.  Finally, I discovered a steep gradient, which must be one of the paths to the zoo.  I could barely pedal the bike on the steep slope with two kids on board. 




However, the zoo was not that small and cheap as I’d imagined.  Especially, I was astonished when we encountered zebras and penguins unexpectedly.  There was a big playground with some playground equipment for children too.

Surprisingly, famous Shinto shrines, like Kumano Shrine and Sengen Shrine, a Buddhist temple, and even a burial mound from the ancient period were adjacent to the zoo.  So even adults could enjoy being in this place, I thought.  I would definitely come back sometime.  Highly recommended!



妻が仕事に出掛ける日曜日は子供二人を連れて界隈を探索するのが恒例になりました。先週はディズニーランドの雰囲気味わいに舞浜に行き、モノレール(ディズニーリゾートライン)に乗った(+公式土産屋で異常に高いぬいぐるみを買わされた)後、東京駅で新幹線見物。今週は私の中で長年謎の存在であった、川崎市幸区にある動物園「夢見ヶ崎動物公園」に行ってきました。



この動物園、無料の小さな市営動物園なんですが、横浜の、同じく無料の野毛山動物園の影に隠れ、とても地味な存在だと聞いていました。おまけに最寄り駅(新川崎駅)からも遠い変な立地なので車のない私のような者には尚更無縁の場所でした。調べたら自転車で自宅から30分の距離。思い切って電動自転車に子供二人を載せて行ってみることにしました。



標高35mの加瀬山のてっぺんにこの動物園はあります。入口が分かりにくく、グーグルマップを何度も確かめました。やっと見つけた急な坂を電動自転車でなんとか上ると標高35mの小山ながらとても見晴らしがよく、晴れた日は展望台から富士山がきれいに見えるそうです。



動物園は想像していたより立派でした。シマウマやペンギンがいたのには正直驚きましたね。しかも動物との距離がやたら近いので結構迫力があり楽しめます。何故か神社やお寺もたくさん隣接してました(なんと古墳まで❗️)。歴史的にも名の知れた山なのでしょう。



珍しい名称「夢見ヶ崎」は室町の戦国武将、太田道灌がこの山に陣を敷いた時に見た「夢」に由来するのだとか。ところで、「夢見ヶ崎」の「ヶ」という字。日本語のカタカナのケの小文字的な存在なのではなく、もともとあてがわれていた「箇」という漢字が略されて、竹かんむりの「ヶ」のようなものが1つだけ取られたという説と、「箇」の異体字である「个」を崩して「ヶ」になったという二つの説が有力なんだとか。動物園とは関係ありませんが、こちらも長年の疑問(そんな大袈裟なものではないですが)だったものが解明されて良かったです。