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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

相鉄フレッサ

2022-08-17 | 通訳ガイド/everyday life
数年前東京に乗り入れて有名になった相鉄線。そのグループが経営する相鉄フレッサというホテルはアルファベットでFresaと表されます。



スペイン語を勉強してきてfresaが英語のstrawberryつまり「いちご」だということを知りました。



でも相鉄のホテルの名前は一切いちごとは関係なさそう。気になって調べてみたら相鉄のホテルの「Fresa」は
FREsh:新鮮な
Sense:感覚、センス     
Amenity:快適さ
3つの英単語から成る造語なんだとか。



あと気になるのが公式ロゴには「Frésa」と"e"の上にアクセントマークがついていることです。これは調べても分かりませんでしたが、スペイン語のfresa(いちご)と区別するためか、何となくかっこいいから付けてみたのかが理由でしょうか。



以前、ツイッターで日本に住んでいる(または日本の事情に詳しい)外国人達が、この相鉄のホテルの名前をネタにして大ウケしていたのを見たことがあります(同様に警備会社のアルソック="ALWAYS-SECURITY-OK"も獲物にされていた)。



相鉄のような日本の一大企業が大真面目に"Frésa Inn"などと世にも不思議な名前を自身のホテルに冠したがよほど滑稽に感じたのでしょう。eの上のアクセントマークがより「シュールさ」を醸しだしているそうです。




日本語として定着した「マンション」もそうですが、うちの近所のこのアパートは堂々と"Manor House"と名乗っています。もし事情を知らない英語圏の人がこれを見たら「日本人は洗練されたジョークのセンスを持っているんだなあ」と逆に思われてしまうかもしれないですね(マナーハウスは普通、ヨーロッパのお城のような家のことを指します)。



通訳案内士一次試験まであと数日。ここまできたら開き直ってマイペースでいつもの勉強をするのが得策です。一次試験は「ウルトラクイズ」のようなもの。
分からなくて当たり前。知ってる問題が出ればラッキー!
↑これくらいの気持ちで気楽に構えてください!ご健闘をお祈りしています!




増上寺

2022-08-04 | 通訳ガイド/everyday life

安倍元首相の葬儀で賑わった芝の増上寺。コロナ前、通訳ガイドをやっていた時、正月三が日は明治神宮が混み過ぎるため代わりにこの増上寺にお客さんを連れてきていました。



第一の見どころは東京で最も古い木造建築であるこの山門、三解脱門です。



この門の名前は3つの煩悩、すなわち貪り、怒り、愚かさから、この門を潜り抜けることで解き放たれることからきています。



このことを英語で説明すると結構ウケてくれるのです。



3つの煩悩は
Three Wordly Sins
と私は言っています。

Greed
Anger(hatred)
Stupidity
を門を通過することによって捨てることができますよ〜

You could get rid of your greed, anger, and stupidity by crossing thru the gate.

毎年同じこと言ってましたが大体ここでドッと盛り上がります。



そして門をくぐるといろんな出店、そしてアメリカ18代大統領手植えの松(ヒマラヤ杉)の隣では日光猿軍団の猿回しが披露されています。



正月の人混みと華やかな活気であふれる境内に外国人のお客さんはやや圧倒されつつも大喜びしてくれたものです。




来年正月はお客さんと来れるかな?



ところで今年の全国通訳案内士の筆記試験は8月21日なんですね。もう2週間ちょっとしかないですが受験される方は最後の追い込み頑張ってください!






アイルランド

2022-07-20 | 通訳ガイド/everyday life
何週間か前、妻が愛用している折り畳めるニトリの鏡を、娘が踏んでしまい、鏡の一部にヒビが入ってしまいました。



ヒビは下の方の一部だけで顔を映し出す分にはそう支障はなさそうだったので、グルーガンを使って茶碗の金継ぎみたく直すことを提案したら「いや、捨てる」といいます。



で「勿体ないじゃん」と言ったら
「そういう問題じゃねえんだよ!鏡はオンナの命なんだよ!」
と半分キレ気味で言い返されてしまい、一瞬アセりました。



でも、なるほどと、妙に感心してしまい、同時に相変わらず女性の気持ちに鈍い自分をちょっと恥じ入りました。



そして昨日の仕事の帰り、いつもは通らない目黒通りを走っていたら、油面交差点の近くにできた新しいニトリを見て、妻の鏡のことを思い出しました。立ち寄ってみたら偶然にも全く同じ鏡がセール中で安くなっていて超ラッキーでした。



帰宅して鏡を渡すと、妻はとても嬉しそうでした。良かったです。




霞ヶ関〜永田町にかけてアイルランドの国旗が掲げられていました。ブログにも何度か取り上げてきましたが、この辺に外国の国旗が掲げられている時は、その国の要人が訪日していることを示しています。今回だと例えば「アイルランド 外務省」で検索をかけてみると、誰がいつからいつまで何の目的で来日しているのかが分かります。


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7月19日から21日まで、ミホル・マーティン・アイルランド首相(H.E. Mr. Micheál MARTIN, T.D., Taoiseach (Prime Minister of Ireland))が訪日します。

  1. この機会に、岸田文雄内閣総理大臣はマーティン首相と会談を行う予定です。
  2. マーティン首相の訪日により、基本的価値を共有する重要なパートナーであるアイルランドとの関係の更なる強化が期待されます。
[参考]
 マーティン首相は、首相としては今回が初来日。岸田総理大臣との初めての会談。
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と外務省のページにありました。ちなみに英語の名前のMr.の前に"H.E."とありますが、"His Excellency"の略になります。ちょっと馴染みがないかもしれませんが、普段英語を耳に入れていると意外にいろんな場面(映画、テレビ、小説、etc.)で出てきます。



最初のHisは女性の場合はもちろんHerになり、対面で直接語りかける際には"Your Excellency, ~~"となります。機会はないかもしれませんが、こういう地位の人に間違ってもファーストネームや"You"など呼びかけてはいけませんよね。



"excellency"は首相や大臣以外にも駐在大使に対しても使える敬称です。王室や皇室の場合はexcellencyの代わりにmajestyが適当です。女王陛下は"Her Majesty"。ちょっと位の低い王族にたいしては"highness"が使われます。



同じような使い方で映画やドラマなどでよく聞く"Your Honor"があります。これは裁判官などに対して使われる敬称ですね。



それから
H.E. Mr. Micheál MARTIN, T.D., Taoiseach
名前の後の"T.D."は
Teachta Dála 
の略語でアイルランド語で"a member of the lower chamber of the Parliament(下院議員かな?)"を意味するそうです。



最後の
Taoiseach
は首相を意味するアイルランド語みたいですね。



私のとってアイルランドといえば2019年のラグビーワールドカップの時に、たくさんのアイルランド人がツアーに参加してくれたので一気に身近な存在になったことです。



偶然ですがteenagerの頃、好きだったバンド、U2がアイルランド、ダブリン出身で、一体どんな国なんだろう?と興味があったことを覚えています。U2の最初の頃の歌は政治色が強いものが多かったのも印象に残っています。



当時(80年代)はIRA(Irish Republican Army・アイルランド共和軍)とか結構ニュースで取り上げられていましたよね。



アイルランドは私が死ぬ前に一度行ってみたい国の一つです。



馬上の人

2022-07-11 | 通訳ガイド/everyday life
ご無沙汰しています。



暑いですね。連日自転車で走っています。先日体重計にのったら59kgに減っていました。多分10代のとき以来の50kg台です。



多少の登り坂なら息切れしなくなったし、ランニングしていた時以上に体力がついたのかもしれないです。



先々週ですかね。最高裁判所の手前、三宅坂のところの信号を渡ろうとしたらお巡りさんに制止されました。


「間もなく上皇陛下がお通りになるので少しお待ち願えないでしょうか?あと申し訳ないのですが自転車から降りてお待ち頂けますか?」
と若いお巡りさん。



数分後、赤坂方面より白バイに先導された車列が現れました。そして三宅坂を左折し、多分半蔵門から皇居へ入られたのでしょう。



国道246号線の終点、三宅坂付近は道幅がすごく広いので反対側からは車のなかの様子は伺えることはできませんでしたが、ちょっとラッキーな出来事でした。



因みに、自転車から降りてくれと言われたのはセキュリティ上の理由からなのでしょうか?それとも自転車に跨っていることが非礼にあたるからという理由なのでしょうか?



昔の武士で言う「馬上」にあたるみたいな。。。




新しいスマホを買いました。初めての超広角レンズがついたスマホなので写真撮影が楽しいです。













皆様暑さに気をつけて






世界のガソリンの値段

2022-06-29 | 通訳ガイド/everyday life


先日、都内のガソリンスタンドの値段が表記してあるLEDディスプレイのリール(短い動画)をSNSに載せたらいろんな国の人達から沢山の反響がありました。



私が載せたのは都内でも比較的(圧倒的に)高い値段設定の港区のガソリンスタンドでした。レギュラー172円。



車を手放して久しい私にとってガソリン価格はあまり身近なものではなくなってしまいましたが、それでも172円というのは高いなあと半分驚きの意味を込めて載せたつもりだったのですが、返ってきたのは「安っ!!」という世界中の人たちからの声でした。



そして自分の住んでいる国のガソリン価格を教えてくれました。その中から主だったものを選んで各国(地域)のガソリン(regular unleaded 無鉛レギュラーガソリン)価格(/リットル)を安い順に並べてみました。



マレーシア 35円
ロシア(サンクトペテルブルク)87円
アメリカ・ミシガン州 178円
オーストラリア 182円
トルコ 222円
アメリカ・南カリフォルニア 213円
アイルランド 約300円
イギリス 302円
フランス(パリ)330円


なんと先進国の中では日本のガソリン価格は安い方だったのです。勿論今の円安の影響もありますが。



ヨーロッパは戦争の影響をもろに受けている印象ですね。ロシアの人からもコメントをいただいたのは意外でしたが、やはりガソリンは豊富にあるのか安いんですね。



それにしてもアメリカのガソリン価格がここまで高くなっていたのにはビックリです。



90年代の最初の頃、南カリフォルニアのガソリン価格はガロンで80セント位だった記憶があります。聞けば、他の物価も当時に比べ「何倍」も上がっているそうですが、特にガソリン価格の高騰は異常だというのがアメリカの人達の感覚みたいです。



いろんなものが高くなったと皆ボヤいてますが、他の先進国に比べたら日本の価格上昇はまだまだ優しいウチに入るようです。