ぐだぐだくらぶ

ぐだぐだと日常を過ごす同級生たちによる
目的はないが夢はあるかもしれない雑記
「ぐだぐだ写真館」、始めました

終章 変わらない世界変わる未来

2010年06月12日 18時12分27秒 | 小説
最後です。
だいたい終わりが見えてきましたが、最後まで付き合っていただけたら幸いです。

全体を通した感想、文章の良し悪し、ストーリーのわかりやすさなどコメント欄へ
次回の執筆の参考とします。



こちらに気づいたなにか
どうやら肉と骨は残らず腹の中へ収まったようだ


無我夢中で落ちていたなにかを腰に巻きつける

そのとき、不安もあった
しかし、おれにもできるという根拠のない自信もあった

光の壁が現れる
暗い夜道に光るそれは明るいなにかが自分が近づいてくるように思えた

光がおれを包む
不思議と違和感がない
温かく自分を包む服のような

「おれならできる!」
今までの不安が消え、おれは自信に満ち溢れた

冷静に辺りを見渡す

ひとけはない

人でないものとおれの自転車がひとつずつあるだけ

こちらになにかが向かってくる
単純な直線的な動き
簡単によけることができた

なにかがこちらを振り向く

なにかを注意深く観察する
頭らしきところからはホースのようなものが何本も生え地面まで垂れている
体は人に比べると大きい
手のようなものが2本あり、長い爪がある
足は2本、短い尾が生えている
そして体全体にはいくつものトゲ

そしてこんどは自分の体を確認する
体全体を鎧のようなものが包み、
顔にはヘルメット
しかし視界はいつもと変わらない

またやつが攻撃を仕掛けてくる
またも同じ、頭からの突進

「わかりやすいんだよ!!」こんどは迎えうつ
突っ込んでくる頭に右ストレート
硬いアタマだった
しかし痛くはない
どうやら鎧は衝撃を吸収してくれるようだ

敵が後ろにこける

起き上がろうとしているところに蹴りをいれる

敵が距離をとった
どうやらダメージはちゃんと受けているようだ

やり方はすべて知ってくる
いや、光の壁がおれを包みこんだときに情報がすべて入ってきたようだ

太ももにあるホルスターから拳銃を引き抜き、撃つ
みごと着弾した
この鎧のおかげかもしれない
そのまま撃ち続ける

敵がひるむ

隙を狙い拳銃を変形させ右足に取り付け、さらに肩についていた棒状の剣をそこに取り付ける

巻きつけた装置のボタンを押す
エネルギーが右足にためられる
カウントが始まった


敵がこちらに向かってくる
しかしダメージが相当深いようだ


おれは動かない


敵は動かないことを挑発と思ったようだ


やっと距離が縮まってきた
銃の乱射で結構後退していたようだ


距離が縮まる
さすがに俺も構える


回し蹴り
しかしただの回し蹴りではない
カウント0と同時に足に取り付けていた剣の刃の部分が伸び、相手を切り裂く

一瞬の静けさ

なにかは燃えて灰になった


もとのひとけのない暗い夜道


ふと気づいた、オレはヒーローだと
幼いころのヒーローになりたいという夢が叶った
あの悪と戦う正義のヒーローに

そう思うと無意識に笑いがこみ上げた



次の日朝、あの道を通るとなにも残っていなかった
どうやら灰は風で飛んでいったようだ

いつものひとけのない道がそこにはあった

変わらない景色、変わらない毎日

しかし、その日からおれは確実に変わった


to be finished

全三章終了

いかがだったでしょうか?

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
急展開って大事 (キョッピー)
2010-06-12 18:35:40
結末が読めてたんで驚きも緊張感もなし
1から2はそこそこ急展開だったが

最後の締め方は俺は個人的に好き
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Unknown (ザウバー)
2010-06-12 18:47:28
普通に面白かったよ

続編に期待。
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雑務係へ (ルーイ)
2010-06-12 19:22:53
ぐだwikiのリンクをお願いします
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まだ最初だしね。 (イーチャン)
2010-06-12 19:34:36
おもったより文章は悪くなかった。
次回作は何か有名作品を基に書いてよ。
例えば、
のび太君の立場から「ドラえもん」を書く、
鋼の錬金術師のスピンアウトを妄想で書く、
どうぶつの森のとたけけの物語を書く、
「我輩は虎である」ってパロディ書く、
とかさ。別にそうじゃなくてもいいけど。
要は文章読んでてだるくないよう絵とかあると分かりやすいかな。
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 (イーチャン)
2010-06-12 19:35:47
最終行「要は」っておかしいな。
文章作ってるうちに消し忘れたんだ。
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早速か (キョッピー)
2010-06-12 19:46:55
はいはいわかりましたよ・・・
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考え方次第 (ライ)
2010-06-12 22:00:12
次回は絶対ロボットもの
それに他の作品のマネみたいなことはたぶんしない
なんか本編と違ってきそうだから
それに登場人物の気持ちは作者にしかわからないからね

ちなみに絵は描きませんというより描けません
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KWGはボツですか (ルーイ)
2010-06-12 22:24:37
>登場人物の気持ちは作者にしかわからないからね

・・・それじゃダメだろ
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Unknown (ライ)
2010-06-13 01:55:30
いや、ストーリーの中でだよ

例えば、あるマンガの脇役を主人公にしたやつを書いたとしてそいつが急に寝返ったときにどうするかってこと

それに人にとってはキャラに対する思い入れが違うしね。

ちなみにあれの続編です。
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Unknown (ホロ)
2010-06-13 12:30:19
やっぱり変身だったんだ。
面白かったと思う。
個人的には「我輩は虎である」が気になるんだけど。
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