循環器内科ではよくOnset to Baloon time、Door to Baloon timeといい、心筋梗塞において発症からカテーテルで閉塞した冠動脈を広げるまでの時間、病院到着からカテーテル治療までの時間を極力短くする努力が続けられています。発症後一時間以内にカテーテル治療できたかどうかで、救命率やその後の心機能などの予後に差が出る、ということで、循環器内科のドクターは横須賀市立うわまち病院でも24時間体制で病院内に待機しています。
心臓血管外科はどうか、というと、同じように特に急性大動脈解離や大動脈瘤破裂など、急いで治療しないと救命できない可能性がある疾患に対して出来るだけ早く手術室へ入室させ、人工心肺に乗せたり、大動脈遮断することが救命に大きく寄与することは間違いありません。しかし、循環器内科のカテーテル治療がカテーテル室と手伝いの少数のスタッフさえいれば治療が開始できるのに比較して、心臓血管外科の手術は麻酔科、看護師、臨床工学技士、心臓血管外科の複数のメンバーが必要であり、これらがそろわないと治療開始できません。スタッフの整った大病院でさえ、その分大がかりに手術室やメンバーの手配があるため帰って時間がかかることもあり、外科医がそろっているのに手術が開始できない、なんてことは良くあります。
横須賀市立うわまち病院の心臓血管外科チームは少人数ですがその分、小回りの効く組織体制になっており、緊急手術決定から手術室入室まで一時間以内のことが多いです。この待機している一時間の間に手術室のセッティングなどと平行して、患者さんの情報やオーダー入力、本人・ご家族への病状・治療に関する説明などを行っていきます。
それでOnset to Operation time, Door to Operation timeをどのくらい短い時間にするかが今後の課題ということになります。
心臓血管外科はどうか、というと、同じように特に急性大動脈解離や大動脈瘤破裂など、急いで治療しないと救命できない可能性がある疾患に対して出来るだけ早く手術室へ入室させ、人工心肺に乗せたり、大動脈遮断することが救命に大きく寄与することは間違いありません。しかし、循環器内科のカテーテル治療がカテーテル室と手伝いの少数のスタッフさえいれば治療が開始できるのに比較して、心臓血管外科の手術は麻酔科、看護師、臨床工学技士、心臓血管外科の複数のメンバーが必要であり、これらがそろわないと治療開始できません。スタッフの整った大病院でさえ、その分大がかりに手術室やメンバーの手配があるため帰って時間がかかることもあり、外科医がそろっているのに手術が開始できない、なんてことは良くあります。
横須賀市立うわまち病院の心臓血管外科チームは少人数ですがその分、小回りの効く組織体制になっており、緊急手術決定から手術室入室まで一時間以内のことが多いです。この待機している一時間の間に手術室のセッティングなどと平行して、患者さんの情報やオーダー入力、本人・ご家族への病状・治療に関する説明などを行っていきます。
それでOnset to Operation time, Door to Operation timeをどのくらい短い時間にするかが今後の課題ということになります。