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ノーベル生理学・医学賞に米ハーバード大学のウィリアム・ケーリンらの3氏に

2019-10-08 | 学問
 本年(2019年)もノーベル賞が発表される時期となった。
  ノーベル賞の発表日程(すべて日本時間)
  生理学・医学賞 10月7日(月)
  物理学賞 10月8日(火)18:45
  化学賞 10月9日(水)18:45
  文学賞 10月10日(木)20:00
  平和賞 10月11日(金)18:00
  経済学賞 10月14日(月)18:45
 スウェーデンのカロリンスカ研究所は、本年(2019年)のノーベル生理学・医学賞を米ハーバード大学教授のウィリアム・ケーリン博士、英オックスフォード大学教授のピーター・ラトクリフ博士、米ジョンズホプキンズ大学教授のグレック・セメンザ博士の3名に贈ると発表した(10月7日)。
 業績は、「細胞が低酸素を検知し応答する仕組みの発見」。貧血や心血管疾患、がんなど多くの病気に関わり、治療法の開発にもつながった。
 セメンザ(Gregg Leonard Semenza)
 1956年、米国生まれ。ペンシルベニア大で医学博士号取得後、小児科医となる。1999年からジョンズ・ホプキンス大教授
 高地など酸素の薄い環境では、生物は酸素を運ぶ赤血球を増やすホルモンを分泌するなどして生き延びようとしている。セメンザ氏は細胞内でその指令を出すたんぱく質「HIF」を発見した。
 ケリン(William G. Kaelin)、ラトクリフ(Peter J. Ratcliffe)
 ケリン
 1957年、米国生まれ。デューク大で医学博士号取得。腫瘍内科医。2002年からハーバード大医学部教授
 ラトクリフ
 1954年、英国生まれ。ケンブリッジ大で医学博士号。腎臓内科医。オックスフォード大教授、フランシス・クリック研究所臨床研究ディレクター。
 ケリン氏とラトクリフ氏は酸素が足りている平常時に「HIF」を分解する酵素を見つけた。
 「HIF」は、平常時は細胞内で常に作られては消えているが、低酸素状態になると細胞をそのストレスから解放するために働き出す。研究成果は医療に応用される。慢性腎不全の人は赤血球を増やすホルモンをうまく作れず貧血になる。そこで「HIF」を活性化してホルモンを十分に分泌させる貧血治療薬が開発され、日本でも9月に承認された。

 今日は一日曇り、朝は小雨だった。
 田圃は稲刈りが終わった所が多い。その圃場の水路で、花が咲いている”ミゾソバ”を見つけた。”ミゾソバ”は湿った水辺に生え、群生する。
 ”ミゾソバ”の花は、ピンク色の小さな米粒の様な花で枝先に密集して咲く。花の花弁に見えるものは他のタデ科植物と同様に萼(ガク)である。
 名(ミゾソバ:溝蕎麦)の由来は、生える場所が溝や湿地で、草の姿がソバ(蕎麦)に似ているから。その他に、花の蕾が金平糖(こんぺいとう)のようだから”コンペイトウグサ”とか、葉の形が牛の顔形に似ているから”ウシノヒタイ”とも呼ばれる。
 ミゾソバ(溝蕎麦)
 別名:牛の額(うしのひたい)、金平糖草(こんぺいとうぐさ)
 タデ科イヌタデ属
 一年草
 湿気のある川辺・田の畔などに生える
 開花時期は8月~10月
 花は枝先に淡紅色が混じる白い小花(3~4mm)が密集して咲く
 果実は3~4mmの3稜のある卵球形のそう果


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