花のある生活

花はあまり出てきませんが。

「非言語コミニュケーション」だけでは「言いたいこと」は伝わらない

2022-06-18 | 心理学
人間は、お互いに会話を交わすことでコミニュケーションを取ります。


心理学には「メラビアンの法則」というものがあり、会話の相手から受け取る情報は「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「言語情報7%」と言われています。

この結果からは、言葉による「言語情報」よりも、顔の表情・身振り手振りの「視覚情報」 声のトーン、言葉遣い・口調などの「聴覚情報」の方が、よりコミニュケーションに影響していることになります。

もちろん、その場の状況によっては、言葉による「言語情報」が重要な場面もあります。



だから、親しい間柄の気軽な雑談になると「会話の中身」が無くても成立するんですね。


非言語コミニュケーションの種類では、言いたいことがあるけどハッキリ言葉にしたくない時に「咳払いをすることで気づいてもらおう」とか、「ドアを叩きつけて閉める」などの行動で「自分の機嫌が悪いことを見せつけて気遣いを得ようとする」という例もあります。



「言葉」と「顔の表情・声のトーン」などが「矛盾するような態度」というのも、「自分の伝えたいこと」が相手に正確に伝わらなくなります。

NHKBSプレミアムのヒューマニエンス「家畜」の回で、「家畜」として飼われている動物も、「動いて」「止まって」など「飼い主の指示に従って動くことが出来る」ので、人間との高いコミニュケーション能力が育まれているのだそう。


実験で、馬に「飼い主の笑顔の写真」と「ほめる声色」「叱る声色」で名前を呼んでみたところ、「笑顔+ほめる声色」だと反応が無かったが、「笑顔+叱る声色」だと馬が驚くような仕草を見せた。

反対に「飼い主の怒りの表情の写真」と「ほめる声色」「叱る声色」で名前を呼んでみたところ、「怒り顔+叱る声色」だと反応が無かったが、「怒り顔+ほめる声色」だと馬が驚くような仕草を見せた。

馬が「飼い主の表情から想定される声色を判断している」ということで、「飼い主の表情」と「声色」が一致しないと「予想が違う」と違和感を感じる反応になるようです。


人間でも、このような状態は「違和感」を感じて、あまりいい気分がしないものです。

ケンカ腰に機嫌悪い態度で「好きだ!」と言われても、あまりうれしいと思いませんしね。



誤解されがちな「メラビアンの法則」 正しい意味と活用方法とは?

「相補交流」「交差交流」「裏面(りめん)交流」



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