4月22日~5月5日まで「国宝瑞龍寺ライトアップ 春の特別夜間拝観「光彩陸離(こうさいりくり)」が開催されているので行ってきた。
曹洞宗高岡山瑞龍寺は、加賀藩2代藩主前田利長公の菩提を弔うため、3代藩主利常公によって建立された。
国宝に指定されている建造物は山門・仏殿・法堂で、総門・禅堂・大庫裏・大茶堂・回廊三棟が重要文化財に指定されている。
入場する時間までには、まだ早い時間に出かけて行ったので瑞龍寺周辺を散策。
瑞龍寺と前田利長公の墓所をつなぐ八丁道には利長公の銅像があり、利長公の墓所は武将の中では日本最大なのだそう。
瑞龍寺の東司(とうす)跡に置かれている烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)像。
県有形文化財に指定されている本尊の像は現在、法堂に祭られている。
「東司」とは現代のトイレのことで、烏枢沙摩明王は禅宗寺院の東司に祭られていることが多いが、瑞龍寺の東司が火災で焼失してしまったので法堂に安置されることになった。
烏枢沙摩明王は、東司の守護神で不浄を転じて清浄とすると言われ、病気平癒・学力向上・子宝・安産成就にご利益があるとされている。
県内初展示の高さ約3メートルのアート作品「ジャイアントフラワー」が大茶堂に展示されている。
段々と日が暮れてきて、仏殿の前では美濃和紙で作られたオブジェによる明かりアート展。
山門の前もライトアップされ、次々に色が変わりとてもキレイ。
久々に行ってきてよかったわ。
ソメイヨシノも満開になったし、次の花見は呉羽山公園へ。
車で展望台付近まで上がれるので、展望台周辺を散策。
桜と立山連峰と、富山の街並みとが一望できるのがいいわね。
呉羽山公園に来る途中、桜のキレイな広場があったので山を下りて行ってみた。
菜の花も満開で、これもキレイ。
ここの広場の名称が「呉羽山公園都市緑化植物園」といって、ここも「呉羽山公園」の一部なんだね。
呉羽山を含む呉羽丘陵は範囲が広くて、県道を挟んでファミリーパークのある付近にまで及ぶ。
山の上に上がって展望台から眺めてもいいし、山から下りてふもとの広場でくつろぐのもいいわね。
ここ一週間ぐらい気温の高い日が続いて、27日は富山で最高気温が28.3度と、まるで初夏のような気温の日で早咲きの桜も満開。
桜を見に来る人もたくさん来ていて、思い思いに写真を撮ったりして良い時間を過ごしている。
一転、30日は、あられも降ってきて冬に逆戻りしたかのような寒さ。
穏やかな春が来るといいね。
「ダブルバインド」とは「二重の」「拘束」という意味をつなげて作った言葉で、命令する側の「複数の矛盾する命令」から、命令される側が「どう行動すればいいのか」分からなくなる状態。
グレゴリー・ベイトソンが統合失調症の患者を研究している時に、ある一定の傾向があることに気づき発見された。
「ダブルバインド」 3つの掟
第1次禁止令 命令に従わないことを禁じる 「~をしてはいけない」という禁止令。 具体的に「何をしてはいけないのか」は、あいまいにしておくのが特徴。
第2次禁止令 異議申し立てを禁じる 相手が反論しようとすると「あなたのことを思って言っている」と、指示に従わないことを禁じ、さらに反論することも禁じる。
第3次禁止令 関係から逃げることを禁じる 「親子関係」「職場の上下関係」などの「固定された関係」から逃げることを禁じる。
「ダブルバインド」が発生しやすい関係性は、「親子関係」や「職場の上司・部下」「先輩・後輩」など、いわゆる「主従関係」「上下関係」に多い傾向で、当事者間には全く自覚がない場合が多い。
発生しやすい要因としては、上記の関係性の中から、意識的にも無意識的にも「相手の思考・行動をコントロールしたい」という欲求が存在するからだと思われる。
相手側が「上の人間」の言われるまま無条件に従ってしまい、「これは無理」などと自己主張できない人だと「矛盾する命令」をすべて抱え込み、達成しなければならないと思い込んでしまい、暴力や自傷行為など「精神的な問題」に発展する場合もあります。
例えば「会社の上司・部下」の関係性だと、
上司A ちょっと、こっちの仕事やってくれないか?
部下B はい、すぐ行きます!
上司A おい! 何でこっちの仕事しているんだ!
部下B え?? さっき、こっちの仕事手伝えって・・・。
上司A 言い訳するんじゃない!! 自分の仕事に戻れ!!
部下B すいません・・・。(戻る)
上司A おい、こっちの仕事やってくれって言ったのに聞いていないのか?
部下B え?? さっき自分の仕事に戻れって・・・。
上司A 言い訳はいい!! 俺の言うこと聞けないのか!!
部下B すいません!! 今やります!!
・・・という感じで、言っていることは滅茶苦茶だが「とにかく自分に従え」というメッセージを出す、みたいな感じ。
相手側も、そんなやり取りに慣らされてしまって「自分でものを考えない・判断しない」という思考回路が出来上がっている状態。
これは「上司・部下」の設定だけど「親子関係」でも同じことが言える。
親A ちょっとご飯の用意が遅くなるけど、先に掃除してしまいましょ。
子B 分かったー。(掃除始める)
親A もう〇時じゃない!! ご飯の支度が遅すぎる!! よその家では・・・(延々続く)
子B ・・・・。(遅くなってもいいから掃除するって言ったやろ)
大人でも「パワハラ的な言動」に振り回されることにストレスがたまるのですから、年齢の低い子供はさらに問題です。
・言葉に表されていない意味にばかり偏執する(妄想型)
・言葉の文字通りの意味にしか反応しなくなる(破瓜型 はかがた)
・コミニュケーションそのものから逃避する
命令する側(上の人間)の方も「相手に何を求めるか」「自分の伝えたい意図がハッキリと相手に伝わるか」を考えて話をしないと、命令される側(受け取る人間)の方も、どう行動したらいいのか分からなくなります。
自分の気分次第の言動を発して「自分の言いたいことは伝わるはず」と思うのは、独りよがりな思い込みでしかありません。
お互いに分かりやすいコミニュケーションを心掛けたいものです。
ダブルバインド
「ダブルバインド」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!
疲れるコミニュケーション ダブルバインド