交流分析1 私もOK あなたもOK
交流分析2 ディスカウント
交流分析3 ストローク経済 貧富の法則
2022年5月22日 更新
2023年7月23日 更新
2024年7月6日 更新
交流分析では、人間は、P(親)・A(大人)・C(子供)の、三つの自我状態で作られている、と考えられています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
自我状態というのは、相手・状況・感情により使い分ける思考・行動パターンのこと。
自分を取り巻いている、様々な人間関係や、社会生活に適応するために身に着けた、無意識に出る思考パターン。
P→ CP(威厳のある批判的な父親タイプ)と、NP(優しくて世話好きな母親タイプ)に分けられる。 親子や先生と生徒、上司・部下、先輩・後輩などのいわゆる「上下関係」のやり取りに多い。
A→ 冷静に物事を判断することができる、現実的な大人の言動。 店の店員とのやり取りや、事務的な手続きの場合など。
C→ FC(天真爛漫で自由な子供)と、AC(従順で抑圧的な子供)に分けられる。 子どもの頃の環境や、人間関係による感情体験。 友人同士の冗談やタメ口、甘えたい時、すねている時など。
このP・A・Cのどれかを、相手によって使い分けながら会話をしています。
P(親)→C(子供)だと
P「勉強しないとダメよ」 C「もっとゲームしたいのに!」
A(大人)→A(大人)だと、
A「この商品いかがですか?」 A「いいですね。 これにします」 あるいは「他のは無いですか?」
C(子供)→C(子供)だと、
C「僕の欲しいものをくれないなら意地悪するぞ!」 C「そんなこと言うなら、もう遊ばない!」
このCP ・ NP ・ A ・ FC ・ ACのバランスにより、エゴグラムのグラフが作られます。
自分の性格や行動タイプが分かる交流分析とエゴグラム
このグラフによって、自分がどのタイプか分かります。
これを踏まえて、相補交流・交差交流・裏面(りめん)交流です。
相補交流 A⇔A、C⇔C、P→C、C→Pの間で交わされる、肯定感が得られる会話。 楽しいおしゃべりなど。
例えば、「暑いですね~」「そうですね~」 「桜がキレイだね~」「桜はいいね~」
交差交流 A⇔Aのつもりで発信したのが、相手はP→Cや、C→Pの反応を返す、というような、イラっとする「あまり肯定感のない会話」。
例えば、「暑いですね~」「冬ならいいのか?」
「桜がキレイだね~」「顔にシミがあるからキレイじゃないぞ」
「明日の天気はどうかな~」「天気予報が好きなのか」
裏面交流 皮肉的な物言い。 表向きの言動と、裏(本音)が違う様子。
例えば、「文章書くのは難しいなあ…」「何悩んでいるの?(そんなことより、ご飯まだ?)」
「今日はお昼どうしようかな」「弁当買うなら○○がいいよ(その店に行きたいんでしょ!)」
安倍首相の答弁で「ご飯論法」というのがあったそうですが…。
「朝ご飯を食べたか?」と聞かれて、「朝食にはパンを食べた」と答えればいいのに、「朝食にはパンを食べたから、ご飯は食べていない」と返答した、というもの。
これなどは、「交差交流」に、当てはまりますよね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
聞かれたことにまともに答えないで、ひねくれた返答を返す、というのは。
最近の発言では、政府の借金の話で「政府の財政を家計に例える人がいるが、大きな違いがある。 政府は日銀と共にお金を発行できることだ。 家計でそれをやったら偽札になる。 一千兆円ある借金の半分は日銀が買っている。 ~60年の満期が来たら借り換えても構わない。…」
これは、ある意味「まともな発言」なんだろうけど、政府の方針としては「それを言ったら身もフタもない」ということなんだろうね。
つくづく言葉は難しいものだ。
自分の中に潜む「5つの顔」を見つけよう!
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2022年5月22日 更新
2023年7月23日 更新
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交流分析では、人間は、P(親)・A(大人)・C(子供)の、三つの自我状態で作られている、と考えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
自我状態というのは、相手・状況・感情により使い分ける思考・行動パターンのこと。
自分を取り巻いている、様々な人間関係や、社会生活に適応するために身に着けた、無意識に出る思考パターン。
P→ CP(威厳のある批判的な父親タイプ)と、NP(優しくて世話好きな母親タイプ)に分けられる。 親子や先生と生徒、上司・部下、先輩・後輩などのいわゆる「上下関係」のやり取りに多い。
A→ 冷静に物事を判断することができる、現実的な大人の言動。 店の店員とのやり取りや、事務的な手続きの場合など。
C→ FC(天真爛漫で自由な子供)と、AC(従順で抑圧的な子供)に分けられる。 子どもの頃の環境や、人間関係による感情体験。 友人同士の冗談やタメ口、甘えたい時、すねている時など。
このP・A・Cのどれかを、相手によって使い分けながら会話をしています。
P(親)→C(子供)だと
P「勉強しないとダメよ」 C「もっとゲームしたいのに!」
A(大人)→A(大人)だと、
A「この商品いかがですか?」 A「いいですね。 これにします」 あるいは「他のは無いですか?」
C(子供)→C(子供)だと、
C「僕の欲しいものをくれないなら意地悪するぞ!」 C「そんなこと言うなら、もう遊ばない!」
このCP ・ NP ・ A ・ FC ・ ACのバランスにより、エゴグラムのグラフが作られます。
自分の性格や行動タイプが分かる交流分析とエゴグラム
このグラフによって、自分がどのタイプか分かります。
これを踏まえて、相補交流・交差交流・裏面(りめん)交流です。
相補交流 A⇔A、C⇔C、P→C、C→Pの間で交わされる、肯定感が得られる会話。 楽しいおしゃべりなど。
例えば、「暑いですね~」「そうですね~」 「桜がキレイだね~」「桜はいいね~」
交差交流 A⇔Aのつもりで発信したのが、相手はP→Cや、C→Pの反応を返す、というような、イラっとする「あまり肯定感のない会話」。
例えば、「暑いですね~」「冬ならいいのか?」
「桜がキレイだね~」「顔にシミがあるからキレイじゃないぞ」
「明日の天気はどうかな~」「天気予報が好きなのか」
裏面交流 皮肉的な物言い。 表向きの言動と、裏(本音)が違う様子。
例えば、「文章書くのは難しいなあ…」「何悩んでいるの?(そんなことより、ご飯まだ?)」
「今日はお昼どうしようかな」「弁当買うなら○○がいいよ(その店に行きたいんでしょ!)」
安倍首相の答弁で「ご飯論法」というのがあったそうですが…。
「朝ご飯を食べたか?」と聞かれて、「朝食にはパンを食べた」と答えればいいのに、「朝食にはパンを食べたから、ご飯は食べていない」と返答した、というもの。
これなどは、「交差交流」に、当てはまりますよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
聞かれたことにまともに答えないで、ひねくれた返答を返す、というのは。
最近の発言では、政府の借金の話で「政府の財政を家計に例える人がいるが、大きな違いがある。 政府は日銀と共にお金を発行できることだ。 家計でそれをやったら偽札になる。 一千兆円ある借金の半分は日銀が買っている。 ~60年の満期が来たら借り換えても構わない。…」
これは、ある意味「まともな発言」なんだろうけど、政府の方針としては「それを言ったら身もフタもない」ということなんだろうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
つくづく言葉は難しいものだ。
自分の中に潜む「5つの顔」を見つけよう!