K-Graine's Affirmade in Stadio

~ le moment de 86,400 seconds ~

Landscape

2011-04-27 15:49:51 | アファメイド

「black leaf」


あまりにも無感情と虚無の日々を辿る故、

思わず涙が溢れた。その瞬間に。

求めていたものがそこにあったから。

だから今日みたいな日は

ただ流れる音にずっと身を委ねていたくなる。

何かを忘れていたような、タイムスリップしていたんだろうか。

あの日から。

記憶に語りかける彼らの言葉に耳を傾けなかったことさえ

あまりに無表情の日々に慣れすぎて

思い出せなかったんだ。

目の前に広がるその彩度の低い景色に

遠くで誰かが僕を呼ぶ声が聞こえた気がした。


「止めて」


世界の片隅で叫ぶ少女の声が。

切り取られたありふれた日常が

僕にとっては別世界。

かけ離れた世界が当たり前の世界だとしたら。




TK from 凛として時雨 「film A moment」


真のアーティストと言える人物が送りだした
映像+音楽と日記+写真。
DVDに収録された楽曲はMENU画面のBGMも含めたら
静から動、そしてまた静へ。ひとつの組曲とも取れる内容。
それは一日のRhythm。旅のRhythm。人生のRhythm。世界のRhythm。
彼というフィルターを通したこの作品は
表現されたそのすべてがArtistic。
時雨の時に見られるSadisticな部分は少しだけで、
そのほとんどが優しさに溢れる音と映像。でもどこか冷たい。
でもM3のfim A momentはTKの革新的(確信的?)で攻撃的サウンド。
バイオリンとフルートを超攻撃的ロックに見事に融合させた。
こういうセンスがアーティストだな~と思わせる。
そして時々魅せる囁きとゲストの345が絶妙な安心感を加える。
激しさの中にある切なさ、もしくは切なさの中にある激しさ。
表現者TKの根底にある感情を写し出したfilm A moment。
多くの人に味わってほしいと思える作品でした。