鶏にとって最も大切なものは新鮮な空気である。養鶏といえばまずエサを問題とするのが常であるが、エサなどは十日間欠乏しても鶏は死なないのである。強制換羽といって鶏にエサを与えないで換羽を促進させ、産卵再開を早める技術がある。その際十日間以上の絶食に鶏は耐えうるのである。ところが、空気はたった三〇秒~一分の欠乏で鶏は死に至る。鶏にとって空気は、魚にとって水のようなもので、瞬間もゆるがせに出来ない最も重要な生存の条件である。
鶏ばかりではなく人間にとっても、野獣にとっても、空気の重要性は変わりがないが、ことに鶏のような鳥類は、体温が高く酸素消費量が多いので、人間などよりはるかに空気の汚染(酸素の欠乏)に弱いのである。鶏が冬期、ニューカッスル病、伝染性咽頭気管炎、マイコブラズマ病、伝染性コリーザなどの呼吸器病に悩まされるのは、鶏を寒さから守る為人工防寒幕で外気を遮断し、舎内の空気を汚すからである。(集団風邪が冬期暖房の為密閉された教室で広がるのと同じ理由である)。
ですからこのように四方を金網にします。
鶏ばかりではなく人間にとっても、野獣にとっても、空気の重要性は変わりがないが、ことに鶏のような鳥類は、体温が高く酸素消費量が多いので、人間などよりはるかに空気の汚染(酸素の欠乏)に弱いのである。鶏が冬期、ニューカッスル病、伝染性咽頭気管炎、マイコブラズマ病、伝染性コリーザなどの呼吸器病に悩まされるのは、鶏を寒さから守る為人工防寒幕で外気を遮断し、舎内の空気を汚すからである。(集団風邪が冬期暖房の為密閉された教室で広がるのと同じ理由である)。
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