ブログ自給自足農民

自然農法で、自給自足農を行います。野菜、米、果物栽培と養鶏です。あれこれ工夫しながらの作業日記です。

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2014-12-11 08:56:53 | 小生流自然栽培法
無「Ⅰ」神の革命  福岡正信著より  204Pを抜粋

 乗り物によって人や荷物が早く運ばれたとと喜ぶのは一時のことである。距離が短縮されたと思うのはわずかの歳月である。時間と距離が短縮せられ、人間がその時間と距離から解放せられたと信じるのは一時の錯覚でしかない。時間を知り、遅速の観念を得た人間は、一時の時間のために、一刻の遅速のために、焦燥し苦悩せねばならなくなり、距離が短縮され、広範囲の世界に活躍しうることを喜んだ人間は、過大な仕事と多忙な労役に苦しまねばならなくなるのである。

 交通機関の発達よりも、人間の欲望の進展発達は更に早い。欲望のために交通機関が発達し、交通機関のために人間の欲望が刺激せられ、循環拡大して停止することを知らない。かくして人間の謳歌する文明が樹立せられたが、砂塵をあげて疾走する自動車、風雨を衝いて驀走する列車、警笛を鳴らして突入する電車、轟音を発して飛行する航空機、そしてその中にうごめく人間、運転する人、機関に油をさす人、泥路に鉄路につるはしをふる人々、またこれらの製作に従事する幾千幾万の人々、さらにまた地底深く炭鉱に働く人々、灼熱の溶鉱炉に汗を流す人、南の国、極北の地にゴムや重油を採る人々、そして彼らの労苦で人類が得たものはなんであったか。薬を求めて苦の種をまいたにすぎなかったのである。もう人間にはのどかな日は来ない。

 いつの日に、彼らが信じるような時間と距離の短縮が人間にもたらされるであろうか。交通機関は人間を時間と距離から解放しないで、人間に寸分の時と空間を争う焦燥感をもたらし、また数百数千万里彼方の万物を得るための苦役の旅に、人間を引き出したに過ぎない。人間はもはや文明という名の重い石を背負わされて見動きもでない。人間の体が寸秒の間に万里を飛行しえても、すでに人間の心は飛行する自由の翼を失ったのである。

 人間がどんなに早い飛行機の乗ろうと、ロケットや銃弾のようなものに乗って、地球の外まで飛び交う時が来たとしても、人間の心が「速い」と(楽な乗り物」を得て喜び、安まる時は永遠に来ないのである。ただ人間に重大な負担を背負わしめたにすぎない。人間が得たものは、ただ焦燥の時間と争奪の空間(もの)以外の何ものでもなかった。人間は時空を超越せず、時空に拘束されて時空を失ったのである。
人間は何ものも得たのではなかった。

抜粋終わり

 毎日、早朝車に乗って片道7キロある畑に行くが、無数の他の車を見てこんなに急いで、人はどこに行くだろうかと考えます。小生も車をなくしたいと思います。小生だけなら自転車でもよいが、妻と畑に出るので今は仕方なく車を利用します。車は自転車より楽で早いが、自分だけ車に乗っているのではない、ほとんどの人が乗っているのである。だから得することはありません。これが、車がない時代なら皆自転車か徒歩である。だから、車がなくてもなんの損失も得もならないのです。あわてることもなくなります。車があるばかりに遅速、苦楽とかの問題が出ます。

車ばかりではありません。他の電化製品、機械、食品、住宅、衣服、等すべての生活が同じです。貨幣ができた時、その道を間違えたのです。人間の欲望は限りがありません。永遠に欲望は続きます。もしかして地球が破滅するまで爆走するかもしれない。

老後を夫婦で一緒にする自給農業は、最高の幸せです。

2014-11-05 12:07:00 | 小生流自然栽培法

今朝から稲刈りをスタートしました。今年から夫婦で農作業をしています。会社経営から自給農民となり、年金生活を始めて3年が過ぎました、戸惑う事ばかりでしたが、やっと生活に慣れてきました。そんなこともあり、自給農業を夫婦でゆったりと行っています。他人より少ない年金ですが、生活を徹底して切り詰めました。養鶏でわずかに頂く金以外は、収入は有りません。それも今はほぼゼロ円です。

しかし支出が少ないので、収入が少なくても苦しくありません。ほとんど買わない生活を心がけています。今あるもので間に合わせています。自宅が有りますし、食べ物は自給できるので助かります。支出の大部分は税金、保険、ライフライン関係です。車も15年使っている軽貨物車です。衣服もいりません。床屋代も、4か月に1回近くのカットコムで1000円です。医療費は、歯医者だけで毎月1500円程度。外食は一切致しません。本も買う事はまず有りません、2週間に1回市の図書館で借ります。

年金をたくさんもらっている人、同年代でも働いている人、株・マンション経営などで余裕の生活をしている人を横目で見ますが、その贅沢な生活に対してうらやましさは一切ありません。むしろ気の毒に思います。人の欲望はつきることがなく、いつになっても、満足できないのが人間の宿命だからです。

専業農家や趣味などで農業をされている人も、夫婦で仲良く作業されている人は、最近余り見たことが有りません。奥さんが、見栄を張っていたりするのかもしれません。これからの老後、夫婦が自分たちが食べるものを、一緒に作る幸せは他では求められません。又、自然と暮らす幸せは、贅沢な暮らしに比べて善良であります。他人に気を使うことなく、金、健康の心配もなく、財産がないから盗られる心配もなく、他人をうらやむこともない暮らしです。

3年前までは、ほぼ年中無休で会社経営していました。小生は、会社の外商のほぼ全部を担当していました。妻は、会社の管理を全部担当していました。ですから一緒にいたことは、夜以外有りませんでした。その夜も、疲れて連日テレビを見ながら寝ていました。家事など一切無関心でした。そんな夫婦ですが、3年前から生活が一変しました。それまでの分を取り返す様なものです。それまでは年がら年中、金、金、金でした。しかし今は金に無関心になれました。貧乏を楽しんでいるようにも思えます。

今年の稲刈りをスタートしました。

2014-11-05 11:43:54 | 

今朝から稲刈りをスタートしました。昨年は11月1日から行いましたが、今年はあいにくの雨で4日遅れました。昨年から始めた稲作ですが、2年目の今年は慣れもあり気持ちは楽です。午前中は田んぼの端を刈りました。そこにはさかけを作ります。稲刈りをしながら束ねて、それをはさかけして乾かします。

日頃やらない作業だから疲れます。先に畑に行って鶏の世話と、畑の作業を少し行いましたので、午前中の稲刈りは1時間ほどにしました。何もあわてることはありません、遊んでいるだけです。ただ、自分の食い扶持を作っているだけです・・・・・。

それにしても手作業で、稲刈りしている人を見たことが有りません。稲刈りだけではなく、耕耘、田植え、脱穀、乾燥なども同じです。前日ブログで書きましたが、機械を使えば採算が合わない事は明白です。それでも、考えることを忘れた農民になり、周りの人と違う行動ができない日本人だから救いようが有りません。

自家で作った、玉ねぎを定植しました。

2014-11-05 11:32:07 | 玉ネギ

玉ネギの定植の時期が来ましたが、自家で行った苗づくりは、またまた失敗しました。まいた種の、10%ほどしか苗が育ちませんでした。毎年失敗しますがその原因がつかめません。原因が分からなければ、いつまでたってもうまくいきません。


その玉ねぎを作っておいた畝に定植しました。この玉ねぎは貴重な在来種ですので、今年は種を作りたいと思います。苗は全然足りませんので残念ですが、近いうちに地元の種苗屋で購入します。

地球、他の生物を殺す現代人は、幸せになれるはずもありません。

2014-11-05 10:12:25 | キャベツ・ブロッコリー・レタス

ブロッコリーの草を取り除きました。野菜も生育の初期は、こまめに草を取り除いてやることが必要です。毎日の虫とりもそうですが怠け者、欲張り農民では自然栽培はできません。金のとりこになった農民に、真の野菜など作れるはずもないのです。殺虫剤、消毒、化学肥料など他の生物を殺す毒薬で育てた野菜を食べて、健康などなれるはずもありません。


人間の幸せは、まず車をなくすことから始まります。

2014-11-04 17:22:02 | ネギ

越津ねぎが少し成長しました。このネギは来年の今頃食べます。という事は、12か月以上栽培期間がかかるという事です。その間災害、天候異変などでどうなるか分かりません。このように農業というのは、実に長い時間がかかります。保存も限られます。豊作になればただ同然となります。その反面車などの工業製品は、オートメーションでいくらでも生産できます。

車などは単なるおもちゃで、クズ同然です。クズならまだしも、そのクズも地球環境を悪くします。その上大切な化石燃料を使い果たして、一酸化炭素で空気を汚染します。又、人間は怠けて、運動不足になり健康を害します。高い車代金を使い、その上各種の税金を払わせます。少し気を許せば事故になり、大事故をおこせば命をなくし、他人も怪我をさせ、殺すことにもなります。そうなれば、その後の人生は台無しとなります。

事故を起こした老人を知っていますが、実に悲惨です。被害者、加害者だけではありません。家族周辺の人もどん底に落ちます。

そんなことを知ってか知らずか、今日も老人、女性、若者まで大した用事もないのに車を運転します。しかも携帯をしながら、制限速度も守らず、追い越し禁止も無視して、信号は適当に守り、横断歩道に人が立っていてもほぼ全員停車しない。まさにアホ、脳タリン、精神病者が車を運転しているようなものです。車は百害あって一利なしです。

老人になったら極力運転しない様にしたいものです。小生も75歳になったら辞める覚悟です。それまでも田、畑までは(遠いし妻がいるので)運転しますが、その他はまず運転しないようにします。車などなんの助けになりません。

人の幸せは、まず車を無くすことから始まります。

ニラを移植しました。

2014-11-04 12:22:51 | 自給自足農民

陸稲(おかぼ)の畝にニラが残っていました。そのニラを別の畝に移植しました。ニラは、今まで一度も食べたことが有りません。今後よく勉強して利用したいと思います。

白ナスの木で、来年も実をならせないか試します。

2014-11-03 17:47:37 | 小生流自然栽培法

白ナスの木を果樹園に移植しました。畑の白ナスはまだ元気で花を咲かせています、これからまだ実をならせる勢いです。この木を抜いて捨てるのは忍びないので、果樹園に植えました。枝を剪定して、土を盛り上げて高めに植えました。ここは北側にビニールの壁が有り、日中は、陽だまりになるとても暖かそうな場所です。これで、来年どうなるのか試してみたいと思います。今まで、このようにやった人を見たこと、聞いたこと、読んだことがないので試してみたいと思います。他人は、なぜこのようなことをしないのか、小生としては不思議です。

もしこれが成功すれば、木が大きくなり1本でも大量にナスが収穫できるかもしれません。わざわざ種まきして、苗を育てて、保温して、棒を立てて、成長を待つこともなく超簡単です。こんなことができれば、各家庭でも簡単に野菜ができるかもしれません。隣には米ナスも移植してあります。

秋は収穫の季節です。一年で一番うれしい時期でもあります。

2014-11-03 16:14:55 | ダイコン、カブ
  
カブが大分らしくなってきました。種まきした当時は、ものになるか心配でしたが、なんとか収穫できそうです。人間(生物)は生きるためには食料が必要ですが、誰でも生きていくだけの食料は、自然がたっぷりと与えてくれます。例えば草、木の実、微生物です。川魚・小魚、鳥、小動物です。人間が欲を出して必要以上に採らなければ、機械で一網打尽にしなければ、微生物、生物を化学薬品で殺さなければ有り余る食料を、自然(地球)が提供してくれます。

だから、今の人間社会の不幸、未来の地獄をなくすには、自然に逆わらない生活をするしかないのです。こんな簡単なことが、なぜ分からないのか頭をかしげます。現代人は本当に馬鹿になってしまったのか、神を冒涜する人間になってしまったのかのどちらかです。子供でも分かる事です。大人全員は、それこそ嬰児に教わることが必要かもしれません。

白菜(野菜)になりきり、自然の神秘の一端を見たいと思います。

2014-11-03 11:46:54 | 小生流自然栽培法

今日も、晴れか曇りか分からないような天気です。ここ数日この様な、はっきりしない天気ばかりです。何か嫌な予感がします。白菜は中央の芯が固くなってきました。いよいよ最後の仕上げに入った模様です。雨後の今日は虫が沢山いたと妻が、報告してくれました。白菜の成長を逐一眺めています。こうして白菜になりきれば、白菜(野菜)の成長の神秘が発見できるかもしれません。そうすることにより、自然栽培の正しさが証明できると思います。野菜と土との関係、種の不思議さ、根っこの神秘さ、虫との関係、肥料の事、草とのかかわり等、等人間には分かっていない多くの、疑問の一つでも解決できるかもしれません。そうして、いかに人間がバカげたことをしているのかを、証明したいと思っています。

11月は多忙です。しかし、遊びの自然農だからゆったりと行います。

2014-11-03 11:29:38 | 小生流自然栽培法
11月は作業が目白押しです。

(1)イチゴの定植。(今まで6本ほど植えました)
(2)稲刈、はさかけ、脱穀、とおす。
(3)ネギの土寄せ(2回)
(4) 玉ネギの定植。(1000本)
(5)小麦の畝づくり~種まき。
(6)正月菜の種まき。
(7)エンドウの種まき
(8)ソラマメの種まき。
(7)小豆の収穫、選別。
(8)桃の木の購入と植え付け。
(9)果樹園の草むしり。
(10)畑周りの草むしり

順不同です。今考えただけでもこれだけ作業予定が有ります。

里芋のだつ芋の育て方

2014-11-03 11:14:09 | 里芋
隣の畑の専業農家のおじさん(75歳くらい)に、里芋の栽培方法を聞きました。村でも専業農家は自分一人だけとか。他の村もほとんど同様です。

里芋のだつをとる方法を教わりました。3月~4月に親芋を逆さにして、畑に一面に並べて5センチくらい土をかぶせ、その上にわらを置くのだそうです。

里芋の普通栽培法ですが、種芋は大きく丸いイモを使うと良いそうです。

小麦の畝作り真っ最中

2014-11-03 11:11:29 | 小生流自然栽培法

小麦の栽培予定地西側は、ほぼ畝ができました。自分としてはきれいに上手くできました。でも簡単にできます。


東側にも幅120センチ、長さ15メートルの畝が3本できます。明日から作業を始めます。

自然の恵みの野菜が食べられます。人間は、これだけでも満足して感謝すべきです。

2014-11-02 16:51:54 | 小生流自然栽培法

丹波の黒豆を枝豆として食べました。今年は苗を定植したとき、芯をつまんだので驚くほど沢山豆ができました。この豆を枝豆として食べましたが、これも、言葉に出せないくらい美味しいものでした。簡単に表現できません。この世で、こんなに美味しいものが有ったとは、今まで知りませんでした。それだけでも自給農業を始めた価値が有ります。


白菜の玉にならないもの、できが悪いものから食べています。味噌汁他、多くの料理に利用しています。嫌味のない、さっぱりとした甘さです。この時にも感動します。生きている幸せを最高に味わえます。


小豆(あずき)を毎日収穫しても追い付きません。これで1年分のあんこができます。店頭で買う饅頭、菓子は危なくて食べれません。できる限り自家で作りたいと思います。


白ナス、ピーマン、トマト、トウモロコシです。夏野菜ですが、まだ少しづつ収穫できます。有機栽培、自然栽培の野菜は徐々に成長しますので、収穫期間が長いのです。慣行農業の野菜は化学肥料を使うために、急に大きくなり、急に終わってしまいます。言って見れば慣行農は金のため、自然農は人間のためです。


宮重長太ダイコンの収穫です。これから徐々に大根の収穫が始まります。ダイコンもこれからおでん他、色々な料理に使えます。霜が降りれば甘さが一段と増します。冬にはなくてはならない野菜です。今年は12月初めに収穫して土の中に保存します。そうすれば春まで新鮮な大根を食べられます、又、切干大根、漬物など用途が沢山あります。

もう一つ、面白いものをお見せします。

2014-11-02 16:31:37 | 小生流自然栽培法

トマトの脇芽を夏に挿し木して、果樹園に移植しました。そうしたところ、トマトの木の横の草が大きくなり(木の様に)その枝にトマトのつるが巻き付きました。これならなにもわざわざ棒を立てなくても、草がその役目をしてくれます。それからどのように成長するのかとても興味がわきます。


トマト横には、イチジクの枯れた木があります。枯れ木を抜かずにそのままにしておいたところ、トマトのつるがこの枝を目指しています。これも非常に面白いのでこのまま育ててみます。尚、実ったトマトは自家で熟すのを待ち食べます。しばらくすると、真っ赤になり美味しくいただいています。