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酒の肴を独断偏見でエブリデー更新。関西3県境の北摂(兵庫東北部、大阪北端、京都南部)に生息※敬称は略。

悲し…相次ぐ同僚芸能記者の60代訃報

2017-05-04 | 日記

境川元理事長(元横綱・佐田の山)と同日の4月27日、古巣の同僚が亡くなっていた。
いい意味でも、悪い意味でも名物記者だった。
報知新聞OBの細貝武記者
私の一学年上の68歳。
すい臓がんだった。

今年1月、同僚・高尾友行記者が67歳(昨年11月死去)で亡くなっていたと報じられたばかり。

詳細は1月18日付け当ブログ。
無念残念な二つの報道 谷川浩司辞任と訃報
同じ頃に東西でTVコメンテータとして互いに頑張った。
取材現場の中での無理がたたっているのか?。
平均寿命が80代の時代では相次ぐ早い訃報だ。
細貝記者は長年、文化部の音楽担当だった。

レコード大賞の審査委員もしていた。
この記者を語るには避けられない話がある。
アイドル岡田有希子の飛び降り自殺(86年4月8日)だ。
細貝は自殺の直前、新人記者を連れてサンミュージック(当時は東京・四谷)に挨拶に出向いた。
都はるみが所属していた大手芸能事務所だ。
到着寸前、タクシー車内から見たもの。
「マネキン人形か何か、がドサっと墜ちた」
細貝はそう話した。


それが岡田だった。
生々しい現場写真がスクープとして報知の1面トップを飾った。
まだ42歳だった芸能レポーター梨元勝(故人)が事務所に突撃。
先にいた38歳の細貝記者と話していた。


最近は身内だけですませる葬儀が多い。
おまけがつく。
有希子シンドロームといわれ、若い人の自殺が絶えなかった。
さらには報知社内でも、不思議と社員が亡くなった。
カメラマン二人、人事部員一人、さらには文化部長一人。
週刊誌などでは「岡田有希子のたたりだ」と面白おかしく書かれた。


口八丁の細貝記者を大阪のテレビ局に紹介したことがある。
バラエティー番組コメンテータとしてだ。
私もコメンテータとして経験があるので推薦した。
ところが細貝記者、すぐにやめた。
制作スタッフと喧嘩したのだ。
理由を後日聞いた。
「なんだって、ギャラが安すぎるよ」
確かに東京と大阪のギャラは数倍違う。
大阪は文化人ギャラといって、各局横並びにしていた。
今は知らない。
私の場合は1時間番組18000円(税込み)だった。
「堪忍してくれよ。紹介した身にもなってくれ」
「ゴメン御免」
屈託なく細貝は笑った。
もちろん、2度と細貝にお呼びはかからなかった。
銀座、六本木で豪遊。
古きよき時代の名物記者だったことは間違いない。
闘病していた、とは聞いていなかった。
知人らによれば、つい最近まで元気に話していた、と聞く。
そういえば7年前に亡くなった芸能レポーター梨元も享年65だった。
芸能記者の死は60代か?
気分が滅入る。



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