KOパンチャーの宿命か。
モンスター井上尚弥が2ラウンドに右拳を痛めていた。
8日のWBO世界スーパーフライ級戦。
期待されたKO防衛を果たせなかった。
4ラウンド以降の動きがおかしい。
そう感じていた。
試合後のコメントでは2ラウンドに痛めた、という。
それでも世界1位のカルモナを圧倒した。
12ラウンドには1度ダウンを奪い、KO寸前にまで追い込んだ。
KOを逃してもモンスターはモンスターだった。
118-109
118-109
116-111
判定は文句なし。
初回、井上の右をもらったカルモナが恐怖の表情を浮かべた。
カルモナのコメントが証明している。
「倒れなかった俺がエライ。井上はグレートなチャンピオンだ。私ほど井上選手を苦しめた選手はいない。1~4回は本当に慎重に戦った」
「4回以降痛くなってきた。そのうち左拳も痛くなってきた」
井上が拳を痛めていなかったら、中盤で決着がついていた。
それほど井上の力が世界1位挑戦者を上回っていた。
並みの選手では1位レベルのボクサーを左一本であしらえない。
まして、最終ラウンドに倒しに等いけるものではない。
実に凄みのあるボクサーだ。
海老原博幸。
フライ級時代、ファイティング原田のライバル。
カミソリパンチと称された強打のサウスポー。
ポーン・キングピッチを1ラウンドKOで世界王座奪取した名王者だ。
海老原はその強打故に自らの左拳が耐え切れず、度重なって骨折した。
拳甲骨は鍛えようがない。
29歳で引退、51歳で他界。
公私で短命なボクサーだった。
ボクサーは骨折しないように拳にバンデージを巻く。
それでも相手の頭骸骨に突き刺さると悲鳴をあげる。
強烈なダメージは相手にも与えるが、自らの拳にも衝撃が人一倍なのだ。
11度防衛した内山高志も骨折した右拳を手術している。
モンスターの真の敵は挑戦者ではなく、自らの骨の強度かもしれない。
骨折していなければいいのだが。
モンスター井上尚弥が2ラウンドに右拳を痛めていた。
8日のWBO世界スーパーフライ級戦。
期待されたKO防衛を果たせなかった。
4ラウンド以降の動きがおかしい。
そう感じていた。
試合後のコメントでは2ラウンドに痛めた、という。
それでも世界1位のカルモナを圧倒した。
12ラウンドには1度ダウンを奪い、KO寸前にまで追い込んだ。
KOを逃してもモンスターはモンスターだった。
118-109
118-109
116-111
判定は文句なし。
初回、井上の右をもらったカルモナが恐怖の表情を浮かべた。
カルモナのコメントが証明している。
「倒れなかった俺がエライ。井上はグレートなチャンピオンだ。私ほど井上選手を苦しめた選手はいない。1~4回は本当に慎重に戦った」
「4回以降痛くなってきた。そのうち左拳も痛くなってきた」
井上が拳を痛めていなかったら、中盤で決着がついていた。
それほど井上の力が世界1位挑戦者を上回っていた。
並みの選手では1位レベルのボクサーを左一本であしらえない。
まして、最終ラウンドに倒しに等いけるものではない。
実に凄みのあるボクサーだ。
海老原博幸。
フライ級時代、ファイティング原田のライバル。
カミソリパンチと称された強打のサウスポー。
ポーン・キングピッチを1ラウンドKOで世界王座奪取した名王者だ。
海老原はその強打故に自らの左拳が耐え切れず、度重なって骨折した。
拳甲骨は鍛えようがない。
29歳で引退、51歳で他界。
公私で短命なボクサーだった。
ボクサーは骨折しないように拳にバンデージを巻く。
それでも相手の頭骸骨に突き刺さると悲鳴をあげる。
強烈なダメージは相手にも与えるが、自らの拳にも衝撃が人一倍なのだ。
11度防衛した内山高志も骨折した右拳を手術している。
モンスターの真の敵は挑戦者ではなく、自らの骨の強度かもしれない。
骨折していなければいいのだが。
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