茶番劇の五輪柔道～リネール、リネールだった

複合団体柔道でニッポンは銀メダル。

決勝戦がフランスに決まった時点で予想できた。
もう「指導」云々は言い飽きた。
ネットで目にし過ぎてうんざり。
柔道着が色分けされた国際柔道から様変わりしたのは、もう遠い昔。

日本古来の柔道とは違うスポンサーライズしたＪＵＤＯ。

分かっちゃいる。
けれど、いざ観戦する側はイライラウジウジザワザワ。

で、阿部一二三と対した第5試合の７３キロ級「銀」ギャバ。
ニッポンは３－１で王手をかけていた。
Ｇスコアにもつれ込み8分超えの死闘。
3分過ぎに指導2つだったギャバに3つ目なら反則勝ち。
ところが延長になっても、消極姿勢のギャバに指導が来ない。
やっぱり、そう思った。
見てられん、と思いつつ画面をにらんだ。
結局、すくい投げ一本負け。

勝ちゃあ、いいとは思うものの割り切れませんわね。

3-3の後7試合目。
言わずもがな最強リネール出場に決まる。
グルグル尤もらしいデジタルルーレットが「９０キロ超級」でピタっ！

思わず笑ってしまった。

でも、ね。
リネールに勝てば文句なかったけれど204センチ巨漢を目の前にしたら・・・。
まして世界柔道10連覇、五輪3度の金の勲章は伊達じゃない。

最終聖火ランナーの「英雄」だもんな。
鬼の怒りを「仏」に捧げるよ。

【パリ五輪トピックス】

▼なでしこも4強ならず　男子に続きサッカーは8強止まり。米国に０－１．延長でド派手なピンクのブレイズヘア娘に決勝ゴールを奪われた。元ＮＢＡ大スターの娘の話題も提供。

▼”淡路島”から世界最速女性誕生　初耳の国セントルシアから陸上女子１００Ｍ金メダリスト。ジュリアン・アルフレッド（23）が世界歴代８位の１０秒７２で制覇。２、3位が米国というのも痛快。カリブ海に浮かぶ人口18万人の島国。広さは淡路島規模。バナナ、ココナツの産地。

意地悪な神様克服！銅メダル早田ひな”金の涙” 怪我ニモ負ケズ重圧ニモ負ケズ美宇ノ仇トッタ

早田ひな輝く銅メダル。

メダルの色より涙は金色だ。

女子卓球シングルス銅メダル決定戦。

相手は平野美宇と死闘を演じ勝ち進んだ韓国シン・ユビン（20）。

世界5位のひなと8位のユビン。
第1ゲームを接戦で落とし不安な出だし。

【女子シングルス3位決定戦】 
早田ひな 4－2 シン・ユビン
 9－11/13－11/12－10/11－7/10－12/11－7 

左手首のテーピングが痛々しい。

棄権の噂もあった3位決定戦出場だった。

東京五輪の伊藤美誠に続く2大会連続の銅メダル。

前日の準決勝は世界王者・孫穎莎（23＝中国）に0ー4のストレート負け。
左手首の痛みが襲った。

それを押しての激闘だった。

勝利の瞬間、ひなは感極まった。
両手で顔を覆い泣きじゃくった。

どのゲームも紙一重の大接戦。
ユビン（20）は駆け寄り祝福のハグ。
これも爽快シーンだった。

意地悪な神様乗り越えた

▼早田ひな「準々決勝で腕を痛めた。１人でお風呂も入れない、ドライヤーも使えない状態だった。ギャップが現実を受け入れられないままプレーしていた。同じ状況だったが、ドクターの痛み止め注射で１００％近くまで戻った。もしかしたらいけるかもの感覚があった。それを信じて闘った。開始５分前までは２０、３０％の力でどう戦うかだった。 神様にこのタイミングで意地悪されるとは、と思った。この３年間、何か悪かったから神様に悪さをされたのかな。でも、乗り越えられない試練じゃないと考えた。みんなが支えてくれた。やりきって銅メダルを、と思ってプレーした。この状態で銅メダルを取れたのは金メダルより価値があると思う。絶対負けから始まった。いま出来る精いっぱいの恩返し。左手、よく頑張った。神様が意地悪したけど、フォアだけは残してくれた。ありがたい」