遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

8月15日

2024-08-16 11:43:04 | 日記
8月15日(木)今日は終戦の日。
この日、私は5歳だった。ほとんど覚えていないが、昭和10年頃、
中国戦線から引き揚げてきた親父が、縁側に座って「負けたんやな
あ」とつぶやいていたのをかすかに覚えている。

テレビでは天皇、皇后両陛下ご臨席、遺族たちが参加した追悼式の様子が
放映されていた。
終戦から79年たつが、その間、世界で一度も戦火が止んだ日はなかった
ように思う。
先の大戦でわずか5年間で日本の犠牲者310万人。明治以降、日清、日
露戦争、日本軍の中国侵攻などで何人死んだか、殺したか。
その果てに沖縄が戦場になり、広島・長崎に原爆が落とされ、日本全土が
焼け尽くされた。軍部や大新聞は「1億玉砕」と叫び、狂気が支配した。
今またウクライナ、中東ガザ地区で殺し合いが続いている。これからもど
れだけ血を流し、犠牲者が出したら気が済むのだろうか。
   
  人間はみんな同じなのに、国境のおかげでトゲトゲしくなったり、
  軍備を競いあったり、水爆までつくったり。
  実際、何のために誰のために、そして何を、“防衛”するんだか、
  聞きたいもんだね。
                     ─ 岡本 太郎 ─

 <人に愛を説く神がいる(ブラジル・コルコバード丘のキリスト像)>
                     

 <人はこんなに優しく、無邪気なのに(コルコバードの丘で)>
                      

                         (いずれも2013年10月)

「巨大地震注意」が、今日で解除された。と言っても、南海トラフの巨
大地震の心配は去ったわけじゃない。地震大国の国民が、今後30年間
にマグニチュード8~9クラスの巨大地震の可能性は80%という、宿
命を背負っていることは変わらない。       
コメント (2)
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