先月、スペーシアの特約店向きのニュースペーパー「スペーシアエキスプレス」の取材で、日本板硝子ビルディングプロダクツの後藤さんが来社されました。
２月にスペーシアの伸び率大賞をいただいたことで、今回の取材が実現しました。私共ガラス・サッシ業は建設業の中でも女性の比率がかなり低い業種。打ち合わせ、採寸、現場管理を女性が行っている会社はめったに無いのが現状です。同じく日本板硝子ビルディングプロダクツの中での女性営業職も後藤さん一人。お互いどんな努力と工夫をして仕事に取り組んでいるのかを話していくうちに、取材される側の私が後藤さんに学ぶこともいくつかありました。
スペーシアエキスプレスができあがったら、またブログでご紹介させていただきます。
スペーシアを販売し始めてから１０年以上の歳月が経ちましたが、それまで顧客といえば建設会社一辺倒だった弊社が一般のお客様に高機能窓製品をご提案する部門を持てたことは、このスペーシアとの出会いがあったからこそ。
まだまだ普及のペースはゆっくりですが、窓ガラスを替えるだけでエネルギーを使わない暮らしが実現できることをこれからもっともっと発信していきます。
さて、社）日本エネルギーパス協会の今泉太爾氏の講演が先月池袋であり、ドイツに学ぶ省エネリフォームについてお話を聞いてきました。
ドイツと日本は同じような気質をもつ国民性であり、さらに一人当たりのＧＤＰもほぼ同じ。しかし、環境に対する制度設計の違いから将来のＣＯ２の削減量には大きな差が出てくることがわかっています。
省エネの設備機械の開発で日本はドイツより優れていますが、住宅の省エネという点では大変遅れをとっているのが現実です。
ドイツは寒いというイメージですが、実は長野県や北関東のレベル。住宅の断熱化が遅れている日本では冬の室内環境はなんと発展途上国並みで、それこそ貧困から最低限度の健康で文化的な生活が確保されない室内温度だそうです。
ちなみに、日本人は毎年冬に多く死亡するというのは、血管・呼吸器系の病気が冬増加するからだそうで、死亡者数は交通事故を超えるほどの人数とのこと。
だからこそ、「室内温度のバリアフリー化」は高齢化社会における絶対条件と言われています。
また、もう一つ興味深かったのは「教室の環境と学習効率」のお話で、室温の変化と学習効率の向上には大きな関係があり、最適な温度にすることで知的生産量に大きな効果があるということでした。
最後に「エネルギーパス」について
エネルギーパスとはＥＵ全土で義務化されている「家の燃費」を表示する証明書。
詳しくはhttp://energy-pass.jp/activities/pass.html
その家の燃費を向上させるための対策はまず窓の性能向上が第一。窓が最も熱が出入りする場所であるならば、なるべく壁を多くすれば良いのかという発想は間違いで、ドイツでは大きな窓からたくさんの太陽光を取り入れ、その暖かさを窓から逃がさないという考え。
さらに、夏の日射遮蔽のための窓の工夫を施すことで１年を通して電気エネルギーを極力抑えた住宅が実現できるということです。
さらに建物の省エネルギー化による内需経済活性化で日本の景気も良くなる。これは石油などの海外からの輸入が減る代わりに、省エネ改修による住宅関連業界が活性化し、その結果経済から雇用問題まで解決できるというわけなのです。
まずは、家の燃費を定量化する。ここからすべてが始まる。
実現するにはまずどう制度化していくかが問題ですが、ドイツというお手本があるのですから実現は夢ではありません。
窓に関わる私たちはこんな素晴らしい仕事をさせていただいていることに誇りを持ち、多くの幸せをもたらす「エネルギーパス」の１日も早い制度化を願うばかりです。
◆ 窓の断熱・結露にお困りの方は
お電話またはお問合せフォームからお気軽にご相談ください。
・電話番号：0120-236-685（00：00～00：00まで）
・問合せフォームはこちら↓↓↓
https://www.e-mado.net/contact/
□ ショールームもあります！案内図↓↓
http://www.e-mado.net/company/map.html
◆ 窓の結露を漫画でわかりやすく紹介しています
http://www.e-mado.net/trouble/ketsuro/index.html
◆ 真空ガラス「スペーシア」の施工事例
http://www.e-mado.net/example/spacia.html
結露・断熱・省エネ・防犯対策 窓のお悩みを解決します。
山梨・長野・東京・神奈川・埼玉がサービスエリア！甲府市、甲斐市、山梨市他。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
マイベストプロ山梨に登録しています。
窓に関するコラム掲載中！！
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
